活動報告

不登校になった後の進路❷

2016/10/16

では、通信制高校や定時制高校を卒業した後は、どんな選択肢があるのでしょうか?

 

実際には、大学や短大、専門学校や職業能力開発校などに進学する方が多いです。

 

例えば、大学や短大に進学する時、通信制高校が持つ指定校推薦の制度を利用する方もいます。また、通信制高校の系列の専門学校に進学して、手に職をつけたいと言う方もいます。

 

彼らを見て思うことは、中学生の時点で、あまり教科学習を勉強していなかったとしても、高校以降になって、就きたい仕事のための勉強をしっかり始める方が多いことです。数年前には想像できなかったような、意欲的な姿を目にします。

 

一つの考え方ですが、中学まであまり勉強していなくて、高校から少しずつ勉強を再開した場合、19〜20歳そこそこで燃え尽き症候群になる心配はおそらくないでしょう。たとえ、中学まで不登校であったとしても、それ以降は尻上がりにどんどん元気になっていくイメージです。

 

反対に、一生懸命に勉強して目標の進学校に入学し、目標の大学に合格した後に、燃え尽き症候群になってしまい、20歳前後で元気がない大学生も見かけます。このように、本当に様々な事例があります。

 

確かに、小学生や中学生で不登校になってしまうと、今後の進路に関して不安になってしまう親御さんの気持ちは、非常に理解できます。

 

時には、悲観的に考え過ぎてしまい、自らを必要以上に追い込み、親子で互いに傷つけあってしまうこともあるかもしれません。

 

それを避けるためにも、不登校になった方の多くの事例を知り、様々な選択肢の存在を知ることが、まず第一に必要です。

 

 

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不登校になった後の進路❶

2016/10/15

不登校といっても、小学生から中学生、高校生まで様々ですが、ここでは中学生以降の進路に注目して考えてみたいと思います。

 

例えば、ほとんどの中学生は高校進学、まずは全日制高校を目指します。一方で、全日制高校の他にも、定時制高校や通信制高校があります。中には、全日制高校に入学後、定時制や通信制に転向する生徒さんもいらっしゃいます。

 

定時制高校の場合、基本的に通学をして高校卒業を目指します。そのため、通学しながら高校卒業を目指したい方におすすめです。

 

また、通信制高校に関しては、一般的に通学コースと在宅コースのどちらかを選択できます。在宅コースの場合は、高校によってインターネットを介した映像授業を受けることも可能なので、不登校になった後、誰かに会うことが困難な場合は非常に有効です。

 

みんなの家庭教師の生徒さんの中にも、通信制高校で高校卒業を目指す生徒さんが多くいらっしゃいます。

 

「通学はしたくないけど、家で一人で勉強することも不安だから、第三者のサポートが欲しい」という場合が多いです。

 

また、家族以外の誰かと会話をする目的も含めて、家庭教師を必要とする場合も多く見受けられます。当事者が友達とほとんど交流がない場合、「家庭に第三者の風を入れたい」と願う親御さんの声もよく聞きます。

 

では、通信制高校や定時制高校を卒業した後は、どんな選択肢があるのでしょうか?

 

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第3回石川県総合模試の結果❷

2016/10/14

その他に、気になるのが英語です。今回の英語の平均点は45点ですが、前回からは6点、前々回からは13点下がっています。去年の同じ時期の石川県総合模試と比べても、6点下回っています。

 

はっきり言えることは、去年に比べると英語が難しくなり、小手先の対処法では得点することが難しくなっていることです。

 

一方で、標準偏差に目を向けると、理科と社会、そして英語の値が大きいことに気付きます。これは、今回だけでなく、毎回共通していることです。

 

標準偏差とは何でしょうか?

 

標準偏差とは、散らばりの度合いを表しています。つまり、値が大きければ大きいほど、得点に差がついていることを意味します。

 

ということは、石川県総合模試では、毎回のように英語と理科と社会で差がついてしまっていることになります。

 

今後は、多くの生徒が社会や理科に力を入れるでしょうから、標準偏差の値も変わってくるでしょう。そうなると、今年から難しくなった英語の力をいかに伸ばすかが重要になります。

 

第4回石川県総合模試は、11月13日(日)です!

 

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第3回石川県総合模試の結果❶

2016/10/13

先日行われた、第3回石川県総合模試の平均点が公開されました。

 

特に目につくのは、回を重ねるごとに、数学の平均点が下がっていることです。

 

今回の数学の平均点は約37点で、前回の43点から6点も下がっています。

 

近年は毎年のように入試の数学は難しいので、このようなテストに慣れておくことは意味があります。

 

このように高得点を取ることが難しいテストの場合、どの問題から点数を取り、どの問題を捨てるのかを上手に見極めなければなりません。全ての問題に同じ力で向かう必要はないのです。

 

つまり、入試においては、出題された問題にさっと目を通し、解くための優先順位を素早く見定めることが非常に大切です。

 

また、どこの高校を受験するにしても、「基本的な問題は絶対に正解する」という強い意識を持って普段の勉強に取り組むことが、平均点以上を取るための絶対条件になるでしょう。

 

続く。

 

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【平均】  【標準偏差】
国語56.6       14.7

理科41.5       17.0

英語45.0       19.5

社会51.1       18.4

数学36.9       16.3

5科目230.8   75.6

書籍案内『不登校でも子は育つ〜母親たち10年の証明〜』

2016/10/12

今回は、「親子支援ネットワーク♪アンダンテ♪」の『不登校でも子は育つ〜母親たち10年の証明〜』をご紹介します。

 

まず知っておきたいことは、この本を書いた著者は、実際に不登校の子供を持つお母さんたちであり、不登校を分析をする人、つまり専門家が著者ではないということです。

 

そのため、お母さん目線で書かれていて、具体的で非常に分かりやすいです。

 

実際に、不登校の子供を持った方々の成功談や失敗談など、生の声もたくさん書かれています。

 

失敗を繰り返し、日々迷いながらも、なんとか克服してきたお母さんたちだからこそ、本の中に出てくる言葉の一つ一つが深く染み込んできます。

 

イライラした時、悩んでいる時に読んでみてはいかがでしょうか?

 

きっと、温かい言葉にホッとするでしょう。

 

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LINEは『急がば回れ』の精神で❷

2016/10/11

LINEの添削指導において大切なことは、生徒それぞれが無理なく継続できることです。

 

「継続=自信」になるからです。

 

得られた自信は、勉強だけに留まらず、形を変えて何かを始めるきっかけにもなり得ます。

 

例えば、家の中から外に出たくなったり、他者に会いたくなったりします。

 

これら一つ一つが積み重なるイメージで、近い将来、不登校やひきこもりからの、社会復帰につながります。

 

もし最初から無理し過ぎてしまったら、途中で継続できなくなる恐れがあります。

 

そうなると、再びやる気を失い、勉強から遠ざかってしまいます。

 

社会復帰までの過程を、じっくりと丁寧に考える「急がば回れ」の精神が、何より大切であると言えます。

 

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LINEは『急がば回れ』の精神で❶

2016/10/10

みんなの家庭教師では、LINEを通して毎日宿題を送信しています。送信される宿題の内容や量は、一人一人違います。

 

その内容や量に関しては、時間をかけて話し合い、生徒本人に決めてもらいます。「自分で決めた感覚」を持たせることが重要です。

 

他人ではなく、自分で決めたことは、長続きしやすいからです。

 

例えば、数学であれば、計算1問から始める方もいらっしゃいますし、4〜5問から始める方もいらっしゃいます。

 

親御さんの中には、「計算1問だけやっても何にもならない」と言われる方もいらっしゃいます。

 

しかし、不登校になって以来、勉強から遠ざかっていた生徒にとって、「ゼロからイチ」を目指すことは、本当に大変なことです。

 

もし、「ゼロからイチ」にすることさえできれば、イチを2、3と増やしていくことは十分に可能です。

 

続く。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2016/10/09

来週10月21日の金曜日午後2時から、金沢市泉野出町で「おーぷんはうす」のお茶会が開かれます。

 

27年間、多くの方々が立ち寄ったこの「おーぷんはうす」は、初めて参加される方も安心して話すことができる会です。

 

ていねいに聴いてもらえることで、きっとホッとできるはずです。

 

また、親御さんだけでなく、子供さんも参加することが多いです。子供目線での話を聴くこともできるので、大変興味深いです。

 

ぜひお気軽にご参加ください。

 

10月21日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜6時
会費:300円
電話:090-5175-5432

 

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また、同じ21日の金曜日に、小松市で「えいむ石川」の定例会が開かれます。

 

えいむ石川は、この10月でちょうど一周年になります。

 

この会の特徴として、男性の参加比率が他の会と比較して高いことです。悩んでいるお父さんにとっては参加しやすいのではないでしょうか?

 

また、開催時間は午後7〜10時なので、仕事帰りにぶらりと参加することも可能です。

 

もちろん、初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にご参加ください。

 

Facebookからも、ご参加申し込み可能です。

 

10月21日(金)えいむ石川 〜学校が苦手な子供の親の会〜
場所:小松市こまつまちづくり交流センター
時間:午後7〜10時
会費:500円
電話:090-7740-0761
備考:可能であればお菓子を持参ください

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.4 ❷

2016/10/08

ーーアニメはよく観るの?

 

ともき君  テレビと動画で観ます。

 

しょう君  僕はテレビで観ることが多いです。

 

ーーアニメの話を家でしますか?

 

ともき君  家では一人で観ているのでしません。ここで、よく話すけど。

 

しょう君  親はアニメに詳しくないからしません。お兄ちゃんとは会った時にします。

 

ーー最後の質問ですが、勉強についてどう思う?

 

ともき君  計算は少しやってるけど、漢字は好きではないです。

 

しょう君  計算の力はあったほうが、カードゲームにも役立つと思います。あと、カード一枚一枚に書いてある文章をしっかり理解すれば勝負に有利になるので、国語の力も必要だと思います。

 
ーーカードゲームに強くなるためにも、読む力と計算力は必要かもしれないね。二人ともありがとうございました!

 

 

ともき君、しょう君(ともに仮名)は、学校などの複数の生徒がいる場所を好まず、フリースクールにも見学に行ったそうですが、継続できなかったようです。

 

そこで、一対一で同年代と会話できる「メイクフレンズ」を利用しています。趣味が同じなので、初対面の時から割と楽しそうにしていました。

 

今回、二人に話を聞いた後で思ったことは、ともき君も、しょう君も両方とも、家では気持ちを共感してもらう機会が少ないということです。

 

その機会が「メイクフレンズ」で見つかり、ここでの二人は非常に生き生きしています。

 

二人の親御さんからすると、不登校であることが漠然とした不安として、今もなお残っているかもしれません。

 

それでも、彼らの日常生活の中にある、こうした生き生きとした時間の存在が、今後の彼らにきっと良い影響をもたらすと信じております。

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.4 ❶

2016/10/07

今日は、小学6年生の男子二人、ともき君、しょう君に話を聞きました。ともき君は、小学5年生の途中から学校に行けなくなり、現在は週に一度、適応指導教室に通っています。しょう君は小学6年生の春から学校に行けず、ふだんはずっと家にいる状態です。二人とも、不登校になって以降は、友達の交流からは遠ざかっていました。二人の共通の趣味は、トレーディングカードゲームとアニメの話題です。

 


ーー二人は「メイクフレンズ」で出会ったわけですが、ここでの時間はどうですか?

 

ともき君  いつもカードゲームができるので楽しいです。

 

しょう君  僕も同じです。

 

ーー最初の頃は緊張しませんでしたか?

 

ともき君  同じカードゲームが好きって聞いていたから、あまり緊張しなかったかな。

 

しょう君  僕は緊張しました。でも、カードをやってるうちに、慣れてきました。

 

ーーカードゲームはどっちが強いの?

 

しょう君  勝つ時も負ける時もあるけど、どちらかと言えば、ともき君です。

 

ともき君  僕はけっこう強いカードを持ってるから。

 

ーー家でもカードゲームするの?

 

ともき君  しないです。一人っ子だし、家族は誰もカードゲームのルールを知らないから。

 

しょう君  お兄ちゃんが家にいる時は一緒にやっていたけど、今は大学生になって県外にいるから、家ではできません。

 

ーーカードゲームはどんなところが面白いですか?


ともき君  カードがかっこいいし、強いカードで相手を倒すと気持ちいいです。

 

しょう君  僕は、いろいろ考えながら、デッキ(約40枚のカードの束)を作るところです。奥が深いと思います。

 

続く。

 

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