メイクフレンズインタビュー

『メイクフレンズ・インタビュー』No.6

2017/05/05

昨日に引き続き、今回のメイクフレンズについて。

 

今日は『メイクフレンズ・インタビュー』です。りく君とまさと君に感想を伺いました。

 

 

ーー今日はお互いに会ってみてどうだった?

 

りく君  最初は少し緊張したけど、途中からは大丈夫でした。

 

まさと君  僕も、初めは緊張したけど、いろいろ話しているうちに平気になりました。

 

ーーお互いに飼っているワンちゃんの話もしたよね。

 

りく君  まさと君から、ワンちゃんの写真を見せてもらったけど、とてもかわいかったです。僕は、写真撮るのを忘れていたので、次回は見せたいです。

 

まさと君  犬の話も良かったけど、一緒にゲームをできたことが楽しかった。ゲームにとても詳しくてビックリしました。

 

りく君  ゲームはいつも兄弟でやっているから、自然に詳しくなったと思う。学年で言えば、僕の方が2つ上だけど、まさと君の方が年上のような。。話していて、なんか大人っぽいというか。。

 

まさと君  そうかなぁ。そんなことないと思うけど。

 

ーーこんな感じで、二人が話していると、どんどん会話が繋がっていくよね。

 

りく君  とても話しやすかったです。

 

まさと君  共通の話題が多かったのが良かったです。

 

ーーぜひ今後も会う機会をつくりましょう。今日はありがとうございました。

 

 

帰宅後、二人とも「また会いたい!」と親御さんに伝えたそうです。このように学年が違っても、二人の「誰かと繋がりたい」という気持ちによって、会うことができるケースはたくさんあります。

 

学校へ通えなくなり、フリースクールにも行けず、他の同年代の友達との交流が途絶えてしまう生徒さんは多く存在します。それでも、メイクフレンズのように一対一であれば、会える方もいるのです。

 

また、りく君はずっと昼夜逆転の生活をおくっていましたが、「まさと君に会う日は午前6時に起きました」と親御さんが驚かれていました。

 

実際に、昼夜逆転について悩まれている方は多くいらっしゃいます。しかし、今回のりく君のように、本人にとってやりたいことが出てくれば、改善へのきっかけになるはずです。

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.5 ❷

2017/01/12

ーー二人の共通の趣味って何ですか?

 

慎吾君  ゲームで言えば、マインクラフトですね。

 

翔君  他には、モンスト(モンスターストライク)もあるね。それと、アニメなら、ドラゴンボールかな。

 

ーーここに毎回来る時も、二人で一緒にゲームしてるけど、一人でゲームするのと比べてどんな感じかな?

 

慎吾君  少し前までは、家で一人でゲームしてた方が気楽でした。でも、今は外で誰かと会って、話しながらゲームするのも悪くないです。

 

翔君  僕は、慎吾君とゲームの話をする時が楽しいです。もちろん、二人で一緒にゲームするのも楽しいけど。

 

ーー確かに、ゲームするだけであれば、家の中でもネットに繋げば、顔の見えない誰かとゲームはできるよね。一方で、ここで顔の見える友達に会って、会話をすることが楽しいと感じているんだね。

 

翔君  好きなゲームについての会話はとても楽しいし、ずっと話していられる。

 

慎吾君  誰とでも話したいってわけではないですけど、翔君とは共通の話題があるのが一番良いと思います。

 

ーー慎吾君の言うように、『共通の話題』がないと話ができないよね。つまり、誰かと話すためには、共通の話題が必要なんだね。

 

慎吾君  共通の話題がないと話せません。あいさつぐらいしか出来ません。

 

翔君  だから、家族とは話しにくいのかも。共通の話題がないし。あいさつも、せいぜい「おはよう」ぐらいかな。

 

ーー二人の話を聴きながら、改めて共通の話題の必要性・重要性を感じました。ありがとうございました!

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.5 ❶

2017/01/11

今回は、中学2年生の慎吾君(仮名)と高校1年生の翔君(仮名)に話を伺いました。学年の差が2年ありますが、二人は同じ趣味を共有していることもあり、非常に気が合うようです。

 

中学2年の慎吾君は一年前に不登校になって以来、友達と会う機会が減りました。その後、メイクフレンズで同い年の生徒ではなく、少し年上の人を望んだのにも理由があったようです。

 

一方、高校生の翔君は、現在は通信制高校に通っています。不登校だったため、中学時代のほとんどを家で過ごしました。同じ境遇の慎吾君とは、趣味を通して気持ちが通じるようです。

 

 
ーー慎吾君と翔君が、ここで週に一度会うようになって、数ヶ月経ったね。慎吾君にとって、学年が二つ上の高校生と話すのは平気だったの?

 

慎吾君  同級生より、年上の人の方が話しやすいです。

 

ーー高校生のような、少し年上の人の方が話しやすいんだね。

 

慎吾君  楽に話せる感じです。

 

ーー楽なんだね。翔君はどうですか?

 

翔君  同じ趣味を持った人と話せることが一番楽しいかな。

 

ーー同じ趣味の人と話せることが一番楽しいんだね。

 

翔君  そうそう。僕は一人っ子で兄弟いないし、家族と趣味の話ができないから。

 

ーー家族とは趣味の話ができないんだね。

 

翔君  うん。今は通信制で、あまり学校に行かなくていいコースだし、同級生で趣味の話をする人もいないしね。

 

ーー今年は、趣味の話をできる人が増えればいいね。

 

翔君  今は慎吾君がいるし、あと一人くらいいてもいいかなって思う。

 

続く。

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.4 ❷

2016/10/08

ーーアニメはよく観るの?

 

ともき君  テレビと動画で観ます。

 

しょう君  僕はテレビで観ることが多いです。

 

ーーアニメの話を家でしますか?

 

ともき君  家では一人で観ているのでしません。ここで、よく話すけど。

 

しょう君  親はアニメに詳しくないからしません。お兄ちゃんとは会った時にします。

 

ーー最後の質問ですが、勉強についてどう思う?

 

ともき君  計算は少しやってるけど、漢字は好きではないです。

 

しょう君  計算の力はあったほうが、カードゲームにも役立つと思います。あと、カード一枚一枚に書いてある文章をしっかり理解すれば勝負に有利になるので、国語の力も必要だと思います。

 
ーーカードゲームに強くなるためにも、読む力と計算力は必要かもしれないね。二人ともありがとうございました!

 

 

ともき君、しょう君(ともに仮名)は、学校などの複数の生徒がいる場所を好まず、フリースクールにも見学に行ったそうですが、継続できなかったようです。

 

そこで、一対一で同年代と会話できる「メイクフレンズ」を利用しています。趣味が同じなので、初対面の時から割と楽しそうにしていました。

 

今回、二人に話を聞いた後で思ったことは、ともき君も、しょう君も両方とも、家では気持ちを共感してもらう機会が少ないということです。

 

その機会が「メイクフレンズ」で見つかり、ここでの二人は非常に生き生きしています。

 

二人の親御さんからすると、不登校であることが漠然とした不安として、今もなお残っているかもしれません。

 

それでも、彼らの日常生活の中にある、こうした生き生きとした時間の存在が、今後の彼らにきっと良い影響をもたらすと信じております。

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.4 ❶

2016/10/07

今日は、小学6年生の男子二人、ともき君、しょう君に話を聞きました。ともき君は、小学5年生の途中から学校に行けなくなり、現在は週に一度、適応指導教室に通っています。しょう君は小学6年生の春から学校に行けず、ふだんはずっと家にいる状態です。二人とも、不登校になって以降は、友達の交流からは遠ざかっていました。二人の共通の趣味は、トレーディングカードゲームとアニメの話題です。

 


ーー二人は「メイクフレンズ」で出会ったわけですが、ここでの時間はどうですか?

 

ともき君  いつもカードゲームができるので楽しいです。

 

しょう君  僕も同じです。

 

ーー最初の頃は緊張しませんでしたか?

 

ともき君  同じカードゲームが好きって聞いていたから、あまり緊張しなかったかな。

 

しょう君  僕は緊張しました。でも、カードをやってるうちに、慣れてきました。

 

ーーカードゲームはどっちが強いの?

 

しょう君  勝つ時も負ける時もあるけど、どちらかと言えば、ともき君です。

 

ともき君  僕はけっこう強いカードを持ってるから。

 

ーー家でもカードゲームするの?

 

ともき君  しないです。一人っ子だし、家族は誰もカードゲームのルールを知らないから。

 

しょう君  お兄ちゃんが家にいる時は一緒にやっていたけど、今は大学生になって県外にいるから、家ではできません。

 

ーーカードゲームはどんなところが面白いですか?


ともき君  カードがかっこいいし、強いカードで相手を倒すと気持ちいいです。

 

しょう君  僕は、いろいろ考えながら、デッキ(約40枚のカードの束)を作るところです。奥が深いと思います。

 

続く。

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.3 ❷

2016/08/30

ーー二人とも、ひきこもりや不登校の時期があったということですが、不安を抱えながらも、今こうして外出できています。話せる範囲で良いのですが、ここまで元気になることができた理由を教えて頂けますか?

 

森下君  実は、僕の4つ上の姉も不登校だったんです。僕も不登校になり学校も辞めてしまったので、親は落ち込んでいたかもしれません。でも、姉で不登校を経験していたせいか、あまり口うるさく言われなかったですね。実際は分かりませんが、そっとしておいてくれた感じがします。

 

山川君  うちは母親と一緒に住んでいて、父親はいません。最初の頃は、口やかましく言われていた記憶があります。ゲームや動画も決められた時間しか許されず、窮屈に感じていました。それでも、なぜか途中からは自由にさせてくれました。自分の好きなものを認めてもらえた気がして、とても嬉しかったです。

 

ーー「そっとしておいてくれた」や「好きなものを認めてもらえた」から、親や家族の〝共感的な理解〟を感じとれます。結果的に、二人が元気になった大きな理由の一つだと思います。今日はたくさん話して頂いて、ありがとうございました。

 

 

◎二人のインタビューから気づかされることは、親御さんが子供の好きなことや、家にひきこもっていることを否定している段階では、「子供を条件付きで認める、愛する」ことになってしまい、子供は不安や生きづらさを抱えて生活していること、です。この状態では、なかなか元気になることができません。

 

子供の将来を心配して言葉をかけることは、親御さんにとっては子供への愛情なのかもしれませんが、今この瞬間を苦しんでいる子供には、その種の愛情は届かないどころか、今の彼らを否定する声のように聞こえるようです。

 

子供が元気な状態の時であれば伝わる愛情も、エネルギー不足でしんどい状態の時には伝わりません。

 

まずは、エネルギーがしっかり溜まるような愛情を与えて、子供が元気になることが先決です。そうでないと、とうてい将来のことは考えられないでしょう。

 

ゲームをしたり動画を見たりしている子供の表情から、彼らの苦しみを伺い知ることは難しいのかもしれません。でも、その奥にある苦しさや不安を想像することが、子供が元気になるための第一歩になるのは間違いありません。

 

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.3 ❶

2016/08/29

今回は19歳と20歳の男子2名にインタビューしました。山川君と森下君(ともに仮名)はともに高校を中退しており、先日、高校認定試験を受験しました。近い将来は大学進学をしたいと考えている二人ですが、いろいろ不安なことがあるようです。これまでの不登校・ひきこもりのことも含めて、多くのことを話して頂けました。

 
ーー高校認定試験はどうでした?


森下君  僕は日本史だけだったから、多分大丈夫かな。

 

山川君  僕は、割と多く受ける科目があって、理科系が少し不安です。11月に第二回もあるので、たとえ落とした科目があっても、次の試験で何とかしたいですね。
ーー本当にお疲れ様でした。ところで、二人が会うのは、今回で何回目ですか?


山川君  たしか、3回目です。前回会ったのは先月の7月だったと思います。

 

森下君  前回は、高校認定試験の前でした。山川君と楽しく話せたので、リフレッシュして試験に臨めた気がしました。


ーーそれは良かったです。実際に、メイクフレンズを利用した感想を聞かせてください。


森下君  僕の場合、人間関係が原因で不登校になって、高校を辞めてしまったので、それ以降、自分のことを知ってる同級生と会うのが嫌でした。メイクフレンズで一対一で会おうと思ったのも、それが理由ですね。ここなら自分を知ってる誰かに会う心配しなくていいので気楽です。それに、話題の合う人にも会えるし。

 

山川君  僕は、最近予備校に通い始めたのですが、ほとんど映像学習ですし、誰かと話す機会ないんです。挨拶をするぐらいならいますが、友達っていう感じではないですね。自分から話しかける勇気も出ないので、メイクフレンズを通して森下君と会えて良かったです。

 

ーー二人は趣味が合うので、初回から話が盛り上がっていたのを覚えています。ところで、現在不安に思っていることは何かありますか?


森下君  やはり、大学に進学したとしても、そこでの新しい人間関係がうまくいくか不安ですね。サークルに入ったり、アルバイトもしたい気持ちはありますが、「また人間関係で失敗したらどうしよう」って考えてしまうんです。高校時代に人間関係で失敗しているせいか、「なんでこんなに考えるんだろう?」と自分でも思うくらいに、今もいろいろ考えてしまいますね。

 

山川君  僕の場合は、家庭に問題があって、それが高校を辞める直接の大きな原因でした。ちょうど、兄が大学進学のために実家を出ることも重なってしまい、苦しい胸の内を明かす相手もいなくて、学校で勉強することが難しくなってしまいました。それから一年半の間、ひきこもり状態でした。正直、まだ家庭の問題をひきずっていますね。でも、こうして外に出れるようになったし、去年と比べると前進しています。

 

続く。

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.2

2016/08/15

今回は、現在不登校である中学3年の女子二人、希美さんと絵里さん(仮名)に話を伺いました。彼女らは、先月に実施された第1回目の石川県総合模試を一緒に受験しました。去年の秋にメイクフレンズを通して出会い、今年の春から一緒に勉強する時間を持つようになりました。普段から、一人より二人で勉強する時間のほうが、やる気を保ちやすいと話しています。

 

 
ーー模試を受験した感想は?

 

希美さん  すごく緊張しました。

 

絵里さん  私も会場へ向かう時はとても緊張しました。

 

ーー二人とも緊張したんだね。会場の雰囲気はどうだった?

 

希美さん  不登校になって以来、初めてのテストだったからドキドキしたけど、絵里ちゃんと同じ会場だったので安心でした。模試の前に、絵里ちゃんと少し話したら落ち着きました。

 

絵里さん  私も同じ。希美ちゃんがいなかったら、模試を欠席してたかも(笑)

 

ーーお互いにとって心強い存在だったんだね。

 

絵里さん  はい、お昼の休憩時間も雑談できて良かったです。

 

希美さん  私も話せる人がいたから、何とか最後の教科まで受験できた気がします。

 

ーー二人で受験できて良かったね。模試を終えての感想は?

 

希美さん  本当に疲れたし勉強不足だったけど、受験できて良かったです。

 

絵里さん  私も受験できて、今の実力が分かったので良かった。久しぶりのテストだったせいか疲れてしまい、帰宅後すぐに寝てしまったみたいです。

 

ーー本当にお疲れ様でした。受験できたこと自体が大収穫だと思います!

 

 

今後の総合模試も、できるだけ二人で受験したいと話しており、お互いにとってさらに心強い存在になっているようです。彼女らを見ていると、一人では乗り越えられないことも、二人でなら乗り越えられることも多いのだと再認識させられます。

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.1

2016/07/28

今回は、メイクフレンズを利用した生徒さん二人、翼君と太郎君(仮名)に感想を伺いました。

 

 

ーーメイクフレンズを利用してみて、どうだった?

 

翼君  最初は緊張したけど、だんだん楽しくなりました。

 

ーーだんだん楽しくなってきたんだね。どんなところが楽しかった?

 

翼君  久しぶりにカードゲームができて楽しかったです。

 

ーー久しぶりだったんだね。

 

翼君  はい。家族にはカードゲームができる人がいないので、ずっとやっていませんでした。

 

ーー長い間、カードゲームしていなかったんだね。

 

翼君  今日は負けることが多かったので、今度は勝ちたいです。

 

ーー今回は負けることが多かったから、次は勝ちたいね!

 

 

翼君は礼儀正しく真面目なタイプです。帰る時も、なぜカードゲームで負けたのかを一生懸命に分析していました。一方の、太郎君は、ややぶっきらぼうで恥ずかしがり屋の性格です。あまり表情には出しませんが、今回翼君に会えたことを非常に喜んでいました。二人とも大好きな共通のカードゲームがあり、それがきっかけで話が盛り上がり、たくさん笑顔が見られました。

 

 

ーーメイクフレンズを利用してみて、どうだった?

 

太郎君  思ったより良かった。

 

ーー思ったよりも良かったんだね。どういうところが良かったの?

 

太郎君  一緒に遊べるところ。

 

ーー二人で遊べて良かったね、カードゲームは楽しかった?

 

太郎君  はい、楽しかったです。

 

ーー楽しんでもらえて良かったです。またカードゲームをやりたい?

 

太郎君  カードゲームもやりたいし、違うゲームもやってみたい。

 

ーー違うゲームもやってみたいよね。ぜひやりましょう!

 

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