とても敏感な子どもへの言葉がけ

とても敏感な子ども(HSC)への言葉がけ❷

2017/06/01

◎敏感な子どもにとって、ホッとできるような言葉をかける。

 

「疲れたら無理しないで、自分のペースでいいんだよ」

 

背中を押すような言葉がけばかりだと、しんどくなってしまう生徒が圧倒的に多いです。

 

疲れがたまってきた時期は、生徒にとって「心の御守り」になるような言葉をかけて頂きたいです。

 

一方で、「安易に休みを認めるような言葉がけは、いかがなものか?」と言われる親御さんもいらっしゃいます。

 

しかし、とても敏感な生徒は、「私たち親にとってあなたは、学校へ行けなくても、かけがえのない大切な子どもなんだよ」という親からのメッセージを欲しがっている場合がほとんどです。

 

特に、疲れがたまってきた時期は、そのメッセージを欲しています。「自分の存在価値を無条件で認めてくれるのか?」を、無意識に確認したがっているのです。

 

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とても敏感な子ども(HSC)への言葉がけ❶

2017/05/31

5月も今日で終わりです。

 

この時期になると、疲れが現れ始める生徒さんもいます。

 

何とか中間テストを終えた後、体力を使いきってしまったかのごとく、学校から足が遠のくケースも見られます。

 
「せっかく今まで頑張ったんだから、ここで休んだらもったいないよ」
「もう少し頑張れば?」

「苦しくても乗り越えることが大切なんだよ」

 

そんなふうに、学校へ行くことを勧める言葉を、ついかけてしまいたくなるかもしれません。

 

でも、敏感に感じ取る子どもは、「学校へ行かないと、やはり自分のことを認めてくれないのか」と、学校へ行けない自分にいら立って苦しみ、自己肯定感にも大きく影響します。

 

 

では、周囲はどんな言葉がけをすれば良いのでしょうか?

 

◎今まで通学したことを認めて評価する。

 

「4月から今まで、よく頑張って通学したね。最近は暑いし、学校へ行くのも疲れるよね」

 

「学校へ行こう」と生徒自身が思っていても、その気持ちに体がついていかず、本人が一番苦しんでいます。

 

その時に、今まで頑張ったことを周囲から肯定し認めてもらえることで、とても勇気づけられます。加えて、今の気持ちを、くみ取ってもらえることで楽になります。

 

これらの言葉がけは、少し時間が経過して気持ちが回復してきた時期に、「もう一度学校へ行こう」と、大きな原動力になる可能性が高いです。

 

続く。

 

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