活動報告

イベントのお知らせ『うちの子 不登校ですが何か?』

2016/10/26

来月、11月3日(水)に、「ベスタの会」が主催する研修会、『うちの子 不登校ですが何か?』の第2回が開かれます。

 

今回は、広村厚子さん(不登校の親の会ホットミルク、ペアレントメンター)が講師として、「不登校と親の役割」についてお話しされます。

 

関心のある方は、ぜひご参加ください!

 

お電話かホームページより、事前申し込みをお願いします。

 

この研修会は、(公財)いしかわ結婚・子育て支援財団補助事業として、不登校児の親、支援者、不登校に関心のある人のコミュニティ作りと、地域の関連団体の連携を目的に開催します。

 

 

日時 : 11月3日(木)10:00〜12:00

場所 : イシスサロン 石川県金沢市昭和町13-1

対象:不登校児の親、不登校に関心のある方、支援者
参加費:300円

お問い合わせ : 090-8268-1062

 

◎お申し込みはホームページからも可能です。

http://ameblo.jp/vesta2009

 

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親の会でのひとコマ

2016/10/25

現在、不登校である小学生男子の一人が、親御さんを通して知り合った、同じく不登校である中学生男子と一緒に川へ釣りに行ったり、綺麗な石を集めたりして、とても仲良く楽しい時間を過ごしているようです。

 

不登校になった後、適応指導教室やフリースクール、他にも家庭教師など第三者と関わる場所がいくつかあります。

 

しかし、そのどれかにも属することが出来ず、なかなか自分の居場所を持てない場合もあります。

 

そんな時に、このように気の合った子供どうしが、一緒に時間を過ごす機会を持つことは、非常に有意義だと思います。

 

自分の居場所を持てないということは、確かに他者と交流する機会は減ります。

 

それでも今回の例のように、それぞれに適した環境さえ整えば、子供は他者と関わることができ、元気になる方向へ自然に歩み始めるのではないでしょうか。

 

その環境を十分に整備することこそが、今後の課題だと思います。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2016/10/24

来週11月4日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

27年間継続してきた会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

11月4日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜6時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

 

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〝いま聞きたい人〟『アットマーク国際高等学校 教諭 田村由佳さん』❺

2016/10/23

ーーふだん、生徒さんと接する時に、特に気を付けていらっしゃることはありますか?

 

田村先生  特別に生徒の時だけでなく、接する全ての人に対して、まずは「相手を肯定するところから始めよう」という信条で接しています。

 

ーー「相手を肯定する」というのは、つまり「相手の意見や存在を大切にする、尊重する」ということですか?

 

田村先生  その通りです。アットマーク高校に入学するまでの過程で、自信をなくしている生徒も少なからずいます。当然、自分自身を否定したり、多くのストレスを感じている場合があります。そのような生徒と会話をする時、「頑張れ!」や「乗り越えろ!」だけを伝えても、なかなか心に響きません。まずは、「そのままでいいんだよ」と肯定するようにしています。

 

ーー先生に肯定してもらえることで、とても嬉しいでしょうし、安心するでしょう。そこから、新たな意欲が生まれてくると思います。

 

田村先生  そうですね。もちろん、元気でエネルギーあふれる生徒には「頑張ってね!」も伝えたり、発破をかけたりすることで、さらに意欲が高まると思います。生徒それぞれの表情などで状態を見極めて、その時にふさわしい言葉がけをしたいです。

 

ーーこの仕事をされていて、どんな時にやりがいを感じますか?

 

田村先生  生徒が本気の悩みや主張をぶつけてくれて、一人の人間として互いに語り合える時です。あとは、生徒から「先生に話をしたらスッキリした」と言われた時です。

 

ーーそんなふうに大切な話をしてくれるのは、生徒から必要とされ、信頼されているからだと思います。非常にありがたいですね。

 

田村先生  はい、本当に嬉しいですし、やりがいを感じます。

 

ーー最後になりますが、アットマーク高校に関心を持たれている生徒や親御さんに向けて、メッセージをお願いします。

 

田村先生  もし、生徒さんが、ほんの少しでもアットマークに興味を持たれているならば、ぜひ一度見学にいらっしゃってください。全日制高校で自分の力が発揮できていないように感じたり、新しい学び場を探しておられる方に、ぜひお会いしたいです。アットマークは、それぞれの都合や希望に合わせて、どんな形でも受け入れ可能です。ここでしか会うことができない仲間や先生と多くのことを共有し、ともに成長していきましょう。よろしくお願いします。

 

ーー今日は長い時間を頂き、本当にありがとうございました。

 

(聞き手・工藤拓哉)

 

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〝いま聞きたい人〟『アットマーク国際高等学校 教諭 田村由佳さん』❹

2016/10/22

ーー現在、アットマーク高校で指導されていますが、なぜ「教える仕事」に就かれたのですか?

 

田村先生  学生時代、私の家庭環境があまり良くなかったこともあり、学校という場所が大好きでした。先生が勉強を教えてくれたり、友達とおしゃべりできる学校が、私にとって非常に居心地の良い空間だったんです。

 

ーー学生時代の田村先生が、自分らしく過ごせる場所が「学校」だったのですね。

 

田村先生  はい。自分らしく過ごせる場所で働きたいと思いました。現在、このアットマーク高校で教師として、教えることに加えて、多くの生徒たちと話す時間を楽しんでいます。もちろん、「こんな時、どうすれば良いのか?」と悩んだりすることもあります。それでも、年を重ねるにつれて多くの経験をして、「この仕事を選んで良かった」と思えるようになりました。

 

ーー高校生にとって、気軽に雑談をしたり、悩みを相談しやすい田村先生が学校にいることは、本当に心強いですね。特に、不登校だった生徒さんも通うアットマーク高校にとっては、なくてはならない存在だと思います。

 

田村先生  ありがとうございます。

 

ーー今までに指導された中で、嬉しかったことや印象に残ったことを教えて頂けますか?

 

田村先生  一つは、暗い顔で登校してきた生徒に話しかけて、少し雑談しただけなのに、明るい表情に変わった時は本当に嬉しく思いました。

 

ーーそういう細やかな気配りができる先生がいると、生徒たちも快適に勉強できますし、親御さんも安心だと思います。他にはありますか?

 

田村先生  生徒一人一人の能力です。「こんなに凄いことができるのか!こんなにエネルギーがあるのか!」と驚かされる瞬間があります。

 

ーー実は、生徒一人一人に眠っていた能力があったのですね。アットマーク高校だからこそ、開く花があるということでしょう。

 

田村先生  そうだと嬉しいです。それに気付くことができて、大変幸せに感じます。

 

続く。

〝いま聞きたい人〟『アットマーク国際高等学校 教諭 田村由佳さん』❸

2016/10/21

ーー次に、学校行事に関して伺いたいです。修学旅行はあるのですか?

 

田村先生  年に一度の研修旅行を実施しています。一泊二日の短い旅行ですが、コンパクトな旅行なので参加しやすいと思います。宿泊も個室なので、旅行中も一人の時間を確保できます。あと、研修旅行は強制ではありません。行きたい人だけが参加する形です。

 

ーー確かに、一泊二日の短い旅行ならば、毎年気軽に参加できそうです。ちなみに、今年はどこへ行かれましたか?

 

田村先生  今年は、岐阜・名古屋へ行ってきました。過去には、奈良や神戸、京都や大阪などの関西地方にも行きました。自然や歴史、文化に触れ合うことを目的に行き先を選定しています。

 

ーー他には、どんな行事がありますか?

 

田村先生  最近でいえば、このキャンパス内で、生徒主催のゲーム大会が数回おこなわれました。とても盛り上がりました。

 

ーーゲームというのは、どんな種類のゲームですか?

 

田村先生  最近はカードゲームをしました。ゲームを通して、みんなでワイワイ言い合えるので、会話しやすい雰囲気になります。

 

ーーアナログゲームの良い所ですね。ゲームをしながら会話も弾んで、ゲーム大会終了後は、もっと仲良くなれそうです。近年、一人でスマホに触れる時間が長くなりがちですし、こうした時間の過ごし方は本当に貴重です。

 

田村先生  そうだと思います。カードゲームなどには、テレビ・スマホゲームとは全く違う良さがあります。それらをもっと活用していきたいですね。

 

ーー次に、田村先生ご自身について伺いたいです。お休みの日は、どんなことをされていますか?

 

田村先生  子供とお出かけをしたり、読書をしながら家でのんびりすることが多いです。家の周辺を散歩するのも好きです。

 

続く。

〝いま聞きたい人〟『アットマーク国際高等学校 教諭 田村由佳さん』❷

2016/10/20

ーー全日制高校の場合、出席日数やテストの成績が進級や卒業の評価基準になりますが、アットマークでは進級や卒業をするために、何をする必要がありますか?


田村先生  義務的な登校(出席)は、年に3日と国内最少です。その他に、インターネットでの授業視聴やレポート提出があります。

 

ーー年に3日の出席というのは、不登校だった生徒さんにとって負担が少ないです。主に自宅で勉強したい方には非常に嬉しいですね。


田村先生  そうだと思います。あと、付け加えて言うならば、それぞれの履修科目ごとに「いかに自分がよく学んだか」を学習成果物として表す、『ポートフォリオ学習・評価』を取り入れています。

 

ーー『ポートフォリオ学習・評価』について、具体例をあげて説明して頂けますか?


田村先生  例えば、調べ学習が得意な生徒は、課題レポートを書き上げます。また、創作活動が得意な生徒は、作品や制作物を創ります。あるいは、大学進学を考え、学力を追求したい生徒は、模擬試験や英検・漢検などの検定試験を受験するということも、立派な学習成果物になります。

 

ーーとても興味深いです。全日制高校であれば、定期テストの成績と出席日数が共通の評価基準になると思います。一方で、アットマークは、生徒それぞれの得意分野や興味のあることを大切にして、生徒の意欲を引き出し、それを評価しているんですね。


田村先生  はい。校長の日野は、アットマーク高校を創立する前に、アメリカの通信制高校を何度も繰り返し視察に訪れたそうです。そこで、『ポートフォリオ学習・評価』を取り入れた学校を見て、その素晴らしさに強烈な印象を受けたことがきっかけになっています。

 

ーーそのような経緯があったんですね。確かに、そのような学習評価を取り入れている点からも、先ほど田村先生が言われたように、生徒それぞれの色を、学校全体で認め合っていると感じます。


田村先生  ありがとうございます。

 

続く。

〝いま聞きたい人〟『アットマーク国際高等学校 教諭 田村由佳さん』❶

2016/10/19

今回の〝いま聞きたい人〟は、アットマーク国際高等学校教諭、田村由佳さんです。

 

アットマーク国際高等学校は通信制の高等学校として、平成16年9月末に開校しました。現在、金沢中央キャンパスの他に、東京都に品川キャンパス、拝島キャンパスがあります。金沢中央キャンパスは、金沢駅から徒歩約15分、多くの観光客で賑わう金沢市の中心部に位置しています。

 

今回のインタビューを通して、アットマーク国際高等学校の特徴や魅力、田村先生御自身に関して興味深いお話を伺うことができました。

 

 

ーーアットマーク国際高等学校とは、どんな学校ですか?

 

田村先生  さまざまな色をまとった生徒が集まり、それらの色をお互いに認め合い、心地よく過ごせる学校です。このアットマークという温かい土壌で、生徒一人一人が成長し、さまざまな色の花を咲かすことができるように、教職員全員が生徒目線に立って、丁寧にサポートしています。

 

ーーそうなんですね。生徒さんにとって、温かい雰囲気の中で、一人一人の目線に立ってサポートして頂けることは、本当に心強いと思います。

 

田村先生  本当に様々な生徒さんがいらっしゃいますが、一人一人の気持ちに寄り添い、丁寧に話を聴くことを第一に心がけています。

 

ーーアットマークに来られる生徒さんについて教えて頂けますか?

 

田村先生  様々な事情が原因で、全日制高校で自分の力を発揮できなかったり、多くの制約の下にストレスを感じて苦しんでいた生徒さん達が、新しい居場所を求めてアットマークにやって来ることが多いように感じます。

 

ーー中学時代や高校時代に、不登校だった生徒さん達も多くいらっしゃると思いますが、生徒全員がアットマーク高校を卒業されていくのでしょうか?

 

田村先生  特別な事情がない限りは、ほとんど全員が卒業しています。例えば、過去にどうしても調子が悪くなってしまい、休学された生徒さんはいらっしゃいましたが、その後復帰して卒業していきました。

 

ーーそうなんですね、それは安心です!

 

続く。

 

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不登校がもたらす『副産物』

2016/10/18

一般的に不登校は、本人や家族にとっては大変な時期です。

 

でも、「振り返ってみると、あの時に不登校だったからこそ、家族それぞれが気持ちを通じ合わせられた」と語る親御さんも多くいらっしゃいます。

 

例えば、不登校になった後に、動物好きの子供の希望で犬を飼い始めた御家庭がありました。それまでは、家族の中に動物嫌いな方がいらっしゃったために、ペットを飼うことに二の足を踏んでいたということでした。

 

それでも、学校に通えず家にいる子供のために、何とか犬を飼い始めたそうです。その後、その子供は動物に関わる仕事に就きたいという目標を持って、現在は意欲的に勉強しているそうです。

 

他には、不登校がきっかけで、ある「親の会」のイベントで山登りやハイキングに参加するなど、今までに経験しなかったこと、新しいことをするための機会が生まれた例もあります。

 

これらの経験が、後の進路や職業選択に影響を与えているのを見ると、「不登校という経験があって良かった」という考え方もできます。

 

案外、不登校がもたらす『副産物』は大きいのかもしれません。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2016/10/17

来週24日の月曜日に津幡町で、「ホットミルク」が開かれます。

 

平日の午前中に開かれる会なので、土日が忙しく、夜も仕事で都合がつかない方にとっては参加しやすいのではないでしょうか。

 

アットホームな雰囲気で話を聴いてもらえて、しかも参加費は無料なので、初めての方も参加しやすいと思います。

 

時期に合わせて、親子で参加できるイベントも行っていますので、関心のある方はぜひご参加ください。

 

10月24日(月)
津幡町不登校の親の会 ホットミルク
場所:石川県河北郡津幡町加賀爪二3番地 津幡町役場となり福祉センター1階相談室
時間:午前10〜12時
会費:無料ですが、一人一つお菓子を持参
電話:076-288-6276
メール oyakosaron@po4.nsk.ne.jp

 

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また、26日の水曜日は加賀市で、「いまここ親の会」が開かれます。

 

いまここ親の会は、ひきこもりや不登校に関する取り組みを行っています。

 

現在、悩まれている親御さんだけでなく、過去にひきこもりを経験した若者も参加されますので、非常に参考になる話を聴くことができます。

 

また、代表の林さんを中心に、親身になって話を聴いて頂けますし、とても話をしやすい雰囲気ですので、初めて参加される方も安心です。

 

関心のある方は、ぜひご参加ください。

 

10月26日(水)
いまここ親の会
場所: 加賀市山中温泉西桂木町ヌ26加賀市消防署山中分署近く
時間: 午後7時30分〜
会費: 500円 (会員の方は100円)
電話: 070-5633-2667
E-mail: dekunobodo@yahoo.co.jp
代表: 林昌則

◎場所は変更になる場合があります。電話でご確認ください。
 

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