ゲーム(動画)依存について

ゲーム(動画)依存について❸

2016/12/19

これは、ゲームや動画をあえて制限しなかったことで、良い方向へ向かった事例です。

 

もちろん、「一概に好きなだけゲームをさせたり、思う存分に動画を観させれば、100%良い方向へ行く」という単純なことではないです。肝心なのは、親御さんの子供に対する態度や姿勢です。

 

童話の「北風と太陽」の話ではありませんが、厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになります。一方で、相手を受け入れる態度を持って接することで、良い方向へ向かった事例は少なくありません。

 

一般的に多くの場合、不登校になると、前述したようにゲームや動画に没頭したくなります。その後、個人差はありますが、ある程度エネルギーが溜まったら、徐々にゲームや動画以外のことにも関心を示し始めるケースを多く見かけます。

 

当然ながら、親御さんも人間ですので、そういった理屈を頭で理解していても、つい感情的になってしまうこともあるでしょう。でも、その度にあまり自分を責める必要はありません。

 

大切なことは、親御さんが子供の好きなゲームやアニメを肯定し、長い目で見て、たとえ短い時間でも子供の大好きな物に関心を持とうとする姿勢です。そして、その姿勢を保ち続けることが、子供の気持ちに寄り添うことになるのではないでしょうか。

 

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ゲーム(動画)依存について❷

2016/12/18

ある一つの事例をご紹介します。三人兄弟の末っ子である中1の彼は、今年の9月から不登校になりました。その後、ゲームをする時間が増えたのですが、親御さんはあえてゲームをする時間に制限を設けていません。

 

実は、三男が不登校になる数年前に、長男も不登校になったことがあったそうです。当時は、長男のゲームの時間を制限したり、ゲーム機を取り上げたりしたそうです。

 

「ゲーム機を取り上げたら、パソコンで動画を観るようになり、パソコンで時間制限をしても、友達の携帯ゲーム機で観たりと、いたちごっこでした」

 

その後、どうすれば本質的に改善されるのかを考えた結果、昼間の時間には制限を設けず、ゲームをしたり動画を観たりすることを認めたそうです。

 

「昼夜逆転はなんとかしたかったので、苦肉の策でしたが、昼間の時間はできるだけ自由にさせました。長男は昼間にたくさんゲームできたことに満足した様子でした。その後、徐々に定時に寝れるようになりました」

 

その後、親御さんは長男の好きな動画について話をしたり、短い時間でも一緒にゲームをしたりする時間を作ったりもしたそうです。

 

「できる範囲内で、長男の好きなことを共有しようとしました。現在、長男は元気に高校に通っています。それだけで十分です。三男も不登校になった時は、正直うんざりしましたが、長男の時の経験を生かしたいです。もちろん、長男で上手くいったからと言って、三男もそれで上手くいくかどうかは分かりませんが」

 

続く。

 

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ゲーム(動画)依存について❶

2016/12/17

学校から遠ざかり、家にいる時間が長くなると、どうしても携帯ゲームをしたり、動画を視聴したりする時間が増えがちになります。

 

親御さんからは、「ゲーム依存にならないか不安」「夜中も隠れて動画を観たり、ゲームをすることで昼夜逆転の原因にもなるのでは」という声も聞かれます。

 

親御さんは、朝から晩までゲームや動画に没頭する子供の姿を、一番近くで見ているわけですから、不安な気持ちになるのは無理もありません。

 

仮に、家族会議を開いて、動画やゲームを楽しむ時間を決め、その通りに行動できるのであれば、その方が良いと思います。

 

しかし、多くの親御さんの声を聴く限りでは、「時間を決めても、ほとんど約束を守らない」「結局はゲーム機やタブレットを取り上げてしまうことになり、お互いに後味が悪くなる」と悩まれているようです。

 

では、どうすれば良いでしょうか?

 

続く。

 

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