自分自身が決断する人生

自分自身が決断する人生❸

2017/02/17

親であれば誰でも一度は、様々な意味で「安定した人生を子供に生きて欲しい」と願うでしょう。

 

そのために、転ばぬ先の杖を出してしまいたくなる時があるかもしれません。

 

しかし、親が先回りして行動し、子供の決断を奪ってしまえば、子供が成長するために必要な機会、すなわち失敗する機会を奪ってしまいます。それは結果的に「子供の成長」を遠ざけてしまいます。

 

このことは、長い目で見た場合、子供に不安定な人生をもたらしかねません。

 

本当の意味で、自分自身が決断した感触がなかったとしたら、失敗したり物事がうまくいかなくなるたびに、常に誰かのせいにしてしまいたくなるでしょう。それを我慢し、暴れたくなるのを必死に抑えながら生きていくことは、相当なストレスです。

 

一方で、自分自身が決断したうえでの失敗ならば、たとえ一時的に凹み落ち込んでも、その後立ち直り、失敗を糧に成長しやすいはずです。

 

つまり、自分の人生を、自分の責任で引き受けられる人生にすることこそが、「真の安定した人生」と言えるのではないでしょうか。

 

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自分自身が決断する人生❷

2017/02/16

親御さんから見れば、「その都度、子供自身が決めてきたはず。私たちはアドバイスをしてきただけ」と言われるかもしれません。

 

ただ、敏感で繊細、真面目な生徒さんの場合、親の気持ちを読み取り、納得してもらえるような決断をしてしまうケースが多いようです。

 

つまり、生徒さん自身が決断しているように見えて、実はそうでなかったということです。

 

「まるで他人の人生を歩んでいるようだ」「オレの人生を返して欲しい」と、常に違和感を抱きながら生きることが、どれだけのストレスを生むかは想像に難くありません。

 

たとえ、今はまだ何とか自分を保ちながら日々を送っていても、不満やストレスを抱えながら進んでいく人生は、「いつ爆発するか分からない爆弾を抱えながら生きる人生」と言い換えられるかもしれません。

 

続く。

 

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自分自身が決断する人生❶

2017/02/15

みんなの家庭教師は、今年の春から18年目に突入します。今までの17年間、約500人以上の生徒さんに接し、その人数と同じ数のお家を伺いました。

 

伺った家の数件に一件程度の割合で、部屋や廊下の壁の所々に穴が空いていました。後々に話を聞くと、だいたいは、 生徒さんがイライラして、腹いせに蹴ったりして出来た穴が多いようでした。

 

他には、携帯電話を真っ二つに割って壊したり、ゲーム機本体を粉々に破壊したりするケースも見かけました。

 

さらに悪化した状態になると、家庭内で暴れ出し、家族の数人が別の場所への避難を余儀なくされるケースもありました。

 

程度の差こそあれ、不満のエネルギーが外へ向かう生徒さんは、何かに八つ当たりすることで発散します。

 

不満の対象は様々ですが、「過去の親の行為に対する不満」を爆発させるケースを多く見かけます。

 

「小学校の時に無理やり塾に行かされた。本当は友達ともっと遊びたかったのに」

 

「本当は文系に進みたかったけど、理系に進むように言われた」

 

「進学校に入学したけど、本当は違う高校へ行きたかった」

 

続く。

 

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