2017年9月の活動報告
居場所【ふらっと・ホーム】
2017/09/30ワンネススクールが運営する居場所【ふらっと・ホーム】をご紹介します。
「ふらっと・ホーム」は、不登校やひきこもり、発達障がいから、生きることにつらさを抱えた子ども・若者が、ふらっと訪ねることができる居場所です。
やりたいことを見つけたい人、仲間に出会いたい人、心に安らぎを求めている人にもお勧めです。
そのほか、子育てで孤立感を持っているお母さんやお父さん、お金はないけど、様々な体験や学びをしたいという子ども・若者たち、子どもたちを応援したいという人が顔を出し、人の循環からみんなが“いのち”を豊かに生きあっていくことのできる場所です。
使い方はいろいろです!
居場所・情報スペース・女子会・レンタルスペース・ボードゲーム・クラフト教室・子育て相談・カフェ・ミニ図書コーナー・ギター遊び・講演会・・・
もちろん、ただふらっとやって来て、お話していくのも大歓迎です。
関心のある方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ホームページhttp://flat.jpn.org
誰かのために役立つ感覚❸
2017/09/29「自分のしたことが、誰かのために役立つ」と感じることは、彼女にとっての大きな支えになっていると感じます。
一般の人から見ると、家事を手伝うことは、ごく当たり前のことであり、特別なことではないかもしれません。
しかし、自分が作った料理を誰かに食べてもらい、「美味しい!」と言われることは、大きな喜びであり、これ以上ない共感であると言えます。
こういった経験を通して、笑顔が増え、明るい表情になり、近い将来のさらなる行動につながっていくのではないでしょうか。
彼女を通して分かることは、「誰かの役に立った」という感覚は、家の外だけでなく、家の中でも持てるということです。
まずは、家族がそのような雰囲気を創り出し、小さなきっかけにつなげることが求められます。
誰かのために役立つ感覚❷
2017/09/28その親御さんは、最近の娘さんの様子を見て「昔と比べて、とても元気になったみたい」と話されています。
高校に通えなくなった数年前は、ほとんど外出できず部屋にひきこもっていたそうです。
数ヶ月に一度の美容院や歯科医など、必要に迫られて出かける時は、必ずマスクをしていました。
出かけたついでに立ち寄ったコンビニでは、レジへ商品を持っていけないほど、人に会うことが難しい時期もあったそうです。
そんな彼女ですが、時間の経過とともに、少しずつ回復し、積極的ではないにしても、今では第三者に会うことも可能になりました。
そして、昔から何かを作ることに関心があったことも影響したのか、家族の夕食を作るようになりました。
料理を作っている時の彼女の表情は、とても明るく生き生きしているのではないでしょうか。
続く。
誰かのために役立つ感覚❶
2017/09/27先日、ある親御さんから伺った話です。
現在、通信制高校に在籍している21歳の娘さんは、全日制高校を中退して以来、あまり外出しなくなり、家で過ごすことが多くなったそうです。
ところが、最近になり、家事を手伝うことが増え、主に夕食の準備をするようになったといいます。
家族のために夕食をつくることは、家族に貢献する充実感を味わさせ、家族の一員であることを自分自身に再認識させてくれます。
また、夕食を作るようになってからは、近くのスーパーまでは外出できるようになったそうです。
このように、自分がやりたいこと(ここでは、夕食をつくる)によって、行動範囲も広がります。行動範囲が広がると、身体を動かすことに繋がり、体調にも良い影響をもたらします。
続く。
講演会のお知らせ『不登校を乗り越えるために〜親として何ができるか〜』
2017/09/2611月4日(土)の午後1時から、高賢一教授の出版記念講演会が開催されます。
不登校の親の会「やすらぎの会」のアドバイザーでもある高教授は、30年間、子ども・親・教員のカウンセリングを続け、不登校だけでも3000件を超える事例に向き合ってきた方であり、学校心理士スーパーバイザーでもあります。
この講演会のテーマとなっている『不登校を乗り越えるために〜親として何ができるか〜』は、9月に出版された高教授の著書のタイトルでもあります。
子どもの不登校で悩まれている親御さんはもちろん、不登校に関心のある方、支援をされている方にも聴いて頂きたい講演会です。
参加費は無料です。ぜひご参加ください!
【日時】11月4日(土)午後1〜4時
【場所】白山市古城町305番地 白山市松任学習センター ライブシアター(JR松任駅より徒歩3分)
【対象】不登校児の親、不登校に関心のある方、支援者
【参加費】無料
【問い合わせ】 090-7081-6882(山)
◎松任駅前の立体駐車場は3時間無料
書籍案内『不登校を乗り越えるために〜親として何ができるか〜』
2017/09/25今回は『不登校を乗り越えるために〜親として何ができるか〜』をご紹介します。
著者は、金沢星稜大学人間科学部の高賢一教授です。高教授は、30年間、子ども・親・教員のカウンセリングを続け、不登校だけでも3000件を超える事例に向き合ってきた方で、学校心理士スーパーバイザーでもあります。
加えて、不登校の親の会「やすらぎの会」でもアドバイザーとして、長きにわたり不登校問題に向き合ってこられました。
本作は、昨年に書かれた『不登校だっていいじゃないか!』に引き続いての著書になります。前作は、Q&A方式の内容で、どこからでも読める一冊でした。
今作は、不登校のとらえ方、不登校を乗り越えるまでのプロセスと対応、不登校を乗り越えるための具体策、不登校を未然に防ぐ方策、不登校問題の具体的事例などが充実しています。
実用的かつ系統的な内容になっている今作は、著者の30年にもわたる不登校問題への取り組みにおいて、集大成とも言える内容になったのではないでしょうか。
すでに、北陸三県の各書店で販売されていますし、アマゾンで購入することも可能となったそうです。
不登校で悩まれている親御さんや、多くの教育関係者にぜひ読んで頂きたい一冊です。
来週開催される『親の会』のご案内
2017/09/24来週、10月6日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。
いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。
今年で28年目をむかえる会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。
また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。
お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。
なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。
10月6日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町1丁目(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432
親と子のリレーションシップほくりく2017 in いしかわ
2017/09/23「親と子のリレーションシップほくりく」は、「子どもの権利条約フォーラム2009 in とやま」をきっかけに結成されたネットワークで、2011年6月に金沢市において、北陸3県で親と子供に関わる団体が集まり、発足集会が開催されました。
以来、北陸三県の持ち回りで、毎年一回の大会を開催しています。
今年は「~子どもが輝くまちづくりをめざして~」というテーマで、10月21日(土)に、石川県白山市松任学習センターで開催されます。
幸せな子ども時代があって、幸せな大人を生きることができます。
子どもたちの未来を一緒に考えてみませんか。
ぜひご参加ください!
<日 時> 10月21日(土) 10:00~17:00(9時30分~受付開始)
<会 場> 石川県白山市松任学習センター(白山市古城町305番地)
<問い合わせ>
赤尾嘉樹 090-1313-4180 徳井久康 090-9444-9422
白山市教育委員会生涯学習課 076-274-9572
<参加費>大人1,000円/大学生以下無料 ※お子様づれ大歓迎
<内 容>人形浄瑠璃木偶回し、シンポジウム「子どもが輝くまちづくり」、分科会
<申込み>rirehoku.ishikawa2017@gmail.com
メールでお申し込みください。お名前とお住まいの県名、ご希望の分科会Noをお送りください。なお、当日参加も可能ですが、できるだけ事前の申し込みにご協力をお願いします。
〝安心の種〟をまこう!❸
2017/09/23みんなの家庭教師では、〝安心の種〟をまくような接し方を心がけています。
例えば、「家庭教師=勉強」にこだわらず、スポーツや漫画、ゲームや音楽などの趣味について話すことを通して、生徒の気持ちに共感し、話しやすい雰囲気を作ります。
このように、「生徒の好き」を一緒に楽しむことは、生徒自身を肯定することになり、〝安心の種〟をまくことになると信じています。
また、「もう一度会って、聴いてもらいたい」と思ってもらえるような聴き方を意識し、何回も安心して会ってもらえるように心がけております。
結局、〝安心の種〟が育つことで、勉強などをする余裕が生まれ、行動範囲を広げることにも繋がります。
したがって、〝安心の種〟をまき、その種を育てていく延長線上に、「将来の自立」というものがあるのではないでしょうか。
〝安心の種〟をまこう!❷
2017/09/21したがって、脅し文句で不安をあおったり、反骨精神を刺激したりする方法を、全ての生徒に適用しようとすると問題が生じてきます。
十把一からげの接し方をしてしまい、関係性が悪化してしまう事例は非常に多いのではないでしょうか。
一部の学校の先生や部活動のコーチなど周囲の大人が、脅し文句を安易に多用し、子どもを思い通りに動かそうとすることは、彼ら指導者にとっては楽なのかもしれません。
しかし、一歩間違えると、それは言葉の体罰であり、生徒の心にダメージを与えるだけのものになってしまいます。
みんなの家庭教師の生徒は、HSC(とても敏感な子ども)が多いのですが、脅し文句で不安をあおることは絶対にしません。
今までに接してきた生徒を振り返っても、安心感を与えることで、気持ちが安定し、状態が良くなっていくケースを多く見てきました。
西野さんが指摘されるように、とても敏感な子どもにとって、脅しのような叱咤激励はマイナスであり、「百害あって一利なし」と言えます。
続く。
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