2016年7月の活動報告

『いしかわ県民教育文化センター』の通信に掲載されました!❶

2016/07/31

元来、人間はどんなに心身が疲れようが回復し、立ち直る力を持っています。一時的に学校や会社に行けなくなったとしても、十分に心や体を休ませることで、復帰できる力を備えているはずです。

 

ところが、現在日本において、40歳以下のひきこもりは約70万人と推計されています。それ以外の年代を合わせると100万人を超えるそうです。また、小中学校の全生徒数に占める不登校の生徒数の割合も、この十数年間ほとんど変わっていません。文科省が毎年多くの税金を不登校対策のために使っているにもかかわらずです。なぜでしょうか?

 

これまでに出会った20~30代のひきこもりの方に話を伺って気付いたことがあります。それは彼らは何度も繰り返し傷ついているということです。学生時代に何度も強制的に学校に連れて行かれたり、不登校になって以降も幾度となく周囲から理不尽な言葉を浴びせられたことにより、心の傷口が大きくなったのです。学校に行けなくなった直接の原因以外で二次的三次的に傷ついたことによって、十分に癒えないまま時間が過ぎていき、こう着状態になっている現状があります。

 

それを踏まえたうえで、学校に行けなくなった初期段階でどのような対応をとるべきかを考える必要があります。学校に行けない理由を単なる「甘え」と切り捨て、子供を非難し無理に学校に戻そうとすれば、子供にとっての居場所はなくなり、さらに傷口が広がります。

 

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私立高校のご紹介➓ 金沢工業高等専門学校

2016/07/30

今回は「金沢工業高等専門学校」をご紹介します。

 

学科は、電気電子工学科、機械工学科、グローバル情報学科があり、それぞれ定員40名です。

 

金沢高専は、以前から語学に力を入れている学校ですが、現在は教師の約3分の1が外国人講師であり、語学だけでなく理数科目の英語授業も取り入れています。昨年発表された「白山キャンパス構想」に向けて、3つの学科全てにおいて、いっそうのグローバル化が進んでいます。

 

入試は推薦入試と一般入試があります。一般入試には併願もあるので、合格後に公立高校も受験可能です。

 

一般入試の出題範囲に関しては、国語は現代文のみ、理科は1分野(物理・化学)のみです。ただし、「化学変化とエネルギー」と「科学技術と人間」は出題されません。英語は中学校で学ぶ全学習範囲です。数学は計算問題中心で、「円の性質」と「標本調査」は出題されませんが、「三平方の定理」は入ります。社会はありません。4教科400点満点の試験となります。その他に面接があります。

 

優遇措置として、英検・漢検・数検が加点材料になります。ただし、加点される点数は非公表です。

 

奨学金制度は、金沢高専独自の「就学奨励金(リーダーシップアワード)」があります。

 

その他の情報としては、金沢高専は、基本的には就職するための学校ですが、大学に進学する生徒(3年生から編入)が約3割います。

 

また、「工業系の学校にもかかわらず、語学習得者が多いこと」が優位性としてあげられます。

 
◎体験入学は、8月19日・20日の2日間です!

 

 

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2016 石川県総合模試 第1回の結果

2016/07/28

今月の7月10日(日)に実施された石川県総合模試の結果が先日発表されました。

 

今年の中学3年生は、昨年より117人少ない約11000人であるにもかかわらず、石川県総合模試の第1回としては、過去最高の1556人の申し込みがありました。このことから、昨年よりも多くの受験生が、この時期から来年の高校入試に向けての準備にとりかかっていることが分かります。

 

今回は、各教科の平均点を確認しながら、第1回総合模試を振り返ってみます。

 

国語の平均点は58点でした。去年の同じ時期は47点でしたので、11点の大幅上昇になりました。ちなみに、今年の入試の平均点は54点で、作文や記述問題など出題形式は入試と同じでした。もちろん、記述で書く解答が多いので、普段から粘り強く書こうとする意識が必要です。安易にあきらめてはいけません。

 

理科の平均点は46点でした。去年のこの時期と比較すると、4点下がりました。ちなみに、数学の平均点も44点と苦戦した様子が伺えます。両教科ともに、ケアレスミスを防ぎ、取りこぼしを最小限に抑えることができるかが大切になります。

 

社会の平均点は50点でした。この時期は公民はまだ出題されず、地理と歴史のみの出題になります。記述問題は入試ほど多くはありませんが、しっかり出題されていました。

 

英語の平均点は58点で、やや易しめでした。今年から入試の出題形式が変わりましたが、その形式に沿った内容でした。一方で、発表された標準偏差が5教科の中で一番大きかったのが英語でした。したがって、得意な人と不得意な人の点数の差が相対的に大きい教科だと言えます。

 

言うまでもなく、多くの中学3年生にとって夏休みは非常に大切な時期です。体験入学に参加して、高校入試に対する意識もぐっと高まっていくでしょう。この夏休み中にもう一度基本を見直し、8月28日(日)の第2回総合模試に備えてみませんか?

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.1

2016/07/28

今回は、メイクフレンズを利用した生徒さん二人、翼君と太郎君(仮名)に感想を伺いました。

 

 

ーーメイクフレンズを利用してみて、どうだった?

 

翼君  最初は緊張したけど、だんだん楽しくなりました。

 

ーーだんだん楽しくなってきたんだね。どんなところが楽しかった?

 

翼君  久しぶりにカードゲームができて楽しかったです。

 

ーー久しぶりだったんだね。

 

翼君  はい。家族にはカードゲームができる人がいないので、ずっとやっていませんでした。

 

ーー長い間、カードゲームしていなかったんだね。

 

翼君  今日は負けることが多かったので、今度は勝ちたいです。

 

ーー今回は負けることが多かったから、次は勝ちたいね!

 

 

翼君は礼儀正しく真面目なタイプです。帰る時も、なぜカードゲームで負けたのかを一生懸命に分析していました。一方の、太郎君は、ややぶっきらぼうで恥ずかしがり屋の性格です。あまり表情には出しませんが、今回翼君に会えたことを非常に喜んでいました。二人とも大好きな共通のカードゲームがあり、それがきっかけで話が盛り上がり、たくさん笑顔が見られました。

 

 

ーーメイクフレンズを利用してみて、どうだった?

 

太郎君  思ったより良かった。

 

ーー思ったよりも良かったんだね。どういうところが良かったの?

 

太郎君  一緒に遊べるところ。

 

ーー二人で遊べて良かったね、カードゲームは楽しかった?

 

太郎君  はい、楽しかったです。

 

ーー楽しんでもらえて良かったです。またカードゲームをやりたい?

 

太郎君  カードゲームもやりたいし、違うゲームもやってみたい。

 

ーー違うゲームもやってみたいよね。ぜひやりましょう!

 

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〝今聞きたい人〟『ワンネススクール 中村広太郎さん』【完全版】

2016/07/27

今回の〝今聞きたい人〟は、石川県金沢市にあるフリースクール、「ワンネススクール」の中村広太郎さんです。1999年4月にサマースクールとして開校されたワンネススクールは、以来17年間の歴史をもつフリースクールです。

 

今回のインタビューを通して、ワンネススクールの魅力や中村さん御自身について、大変興味深いお話を伺うことが出来ました。

 

 

ーーまず、ワンネススクールについて伺いたいです。どんな場所ですか?

 

中村さん  いろいろな世代の人たちが、様々な事を経験し成長するために集まる場所です。のんびりした雰囲気で、優しく穏やかな人が多いです。

 

ーー他の学校と、どんなふうに違うんでしょうか?

 

中村さん  一般の中学や高校では、数学や国語、英語などの教科学習が中心ですが、ワンネスではそうではありません。

 

ーー教科学習が中心ではないんですね。

 

中村さん  はい。校舎は金沢市と白山市(旧鳥越村)にあり、週一度の鳥越校舎での学習は、自然との触れ合いを重視しています。春はお花見や畑の作業、夏は夏合宿や畑作業、秋は稲刈りやお祭り、冬はマキストーブを囲んでまったりしたり、ひたすら雪かきをしたり、季節にそった活動を行っています。

 

ーー自然と触れ合う活動が多いんですね。

 

中村さん  そうです。都市部や部屋の中では決してできない体験をすることによって、自然と体力がつき、体調不良が続いていた人もいつの間にか元気になっていたりします。人が地球の中で生きているということを肌で感じ、匂い、味わうことができるんです。

 

ーーそれは楽しそうですね。ワンネススクールでないと味わえない体験です。

 

中村さん  その通りです。農業実習の他にも、料理体験や写真や音楽、演劇やボードゲームなどの芸術活動、ボランティア活動やスポーツなども行なっています。

 

ーー様々なことを体験できるんですね。それらを通して、好きなこと、やりたいことを見つけられる生徒さんはいらっしゃいますか?

 

中村さん  たくさんいます。ワンネススクールは、これから何かやりたいこと、好きなことを見つけたい人にとって、その第一歩を踏み出しやすい場所です。私たちスタッフは、そんな人達をとことん応援しています。

 

ーーワンネスには優しい人達が多いから、どんな人でも安心して、好きなこと探しへの第一歩を踏み出しやすいのですね。

 

中村さん  ありがとうございます。そこは、ワンネスの大きな魅力の一つです!

 

ーー次に、中村さんご自身について伺いたいと思います。まず、ワンネススクールのスタッフになった経緯について教えて頂けますか?

 

中村さん  私は、前職は料理人&接客業でした。ちょうど前職を辞めた時に、知人を通してワンネススクールを初めて知りました。

 

ーーそれまでは、ワンネススクールについて、全くご存知なかったんですか?

 

中村さん  4年前まで、本当に全く知りませんでした。私のことをよく知るその知人は、私がワンネスにふさわしい人材であると思ったらしいのです。

 

ーーなぜ、その方は、中村さんがワンネススクールにふさわしい人材だと思われたのですか?

 

中村さん  私は、阪神大震災で被災したことがきっかけで金沢に引っ越して来ました。その時に、うまくなじめなかったことが原因で、2年間不登校を経験したんです。当時のワンネスのスタッフには、不登校経験者がいなかったので、「不登校を自ら語れるスタッフとして私が適任なのではないか」ということでした。

 

ーーそうだったんですね。確かに、中村さんご自身が不登校を経験されたことは、この仕事をされるうえで大きな強みですね。

 

中村さん  本当にそう思います。不登校だった時は、これが強みになるなんて考えられませんでした。「不登校=弱み」としか思っていなかったですから。

 

ーー「弱み」が「強み」に変わるというのは興味深いです。自己肯定感という点で考えると、弱みが強みに変わった瞬間から、ありのままの自分で生きられる気がします。

 

中村さん  本当にそうですね。過去にこういった経験もありました。実は、私はもともと人見知りで、他人の言動に非常に敏感なんです。そんな私が、先ほど申したように接客業という仕事をしていました。

 

ーー「人見知り」と「接客業」って、適性で考えると、なんとなく合わないと感じるのですが。。。

 

中村さん  私も最初はそう思いました。でも、実際に働いてみると、人見知りで敏感という気質が役に立ったんです。

 

ーーどんなふうに役に立ったのですか?

 

中村さん  私が働いていた店は、お客さんが店員を呼ぶためのボタンを設置していませんでした。そのため、お客さんの微妙な表情の変化やしぐさで、店員を呼びたいかどうかを常に察知する必要がありました。私の敏感で繊細な部分が、それを察知するのにとても好都合だったんです。

 

ーーなるほど。店員を呼びたい時、タイミング良く来てくれないと、お客さんにとってストレスですよね。中村さんのような店員さんがいれば、安心感を持てるお店になりそうですね。

 

中村さん  そうだと思います。料理の味はもちろん大切ですが、接客もかなり重要ですから。敏感な部分は、生きにくさにもつながるかもしれませんが、こんなふうに役立つこともあるんです。

 

ーー「敏感で感受性が強い」という部分は、不登校の生徒さんに比較的多いと言われるのですが、そんなふうに弱みが強みになるんですね。「敏感さ・感受性の強さ」の生きる仕事は、きっと他にもあるでしょうね。

 

中村さん  きっとあると思いますよ。

 

ーー今までの4年間で、嬉しかったことや印象に残ったことは何ですか?

 

中村さん  元気になった子がいるのを感じれると、本当に嬉しいですね。私たちは、特別なことをしていないのに、勝手に生き生きし出して、ステップアップしていくんです。

 

ーーワンネススクールという場所で、様々な人間に出会い、自然に触れたおかげで、人間にもともと備わっている回復し立ち直る機能が働き出したのかもしれません。

 

中村さん  はい。すっかり元気になってワンネスを通過していき、次の場所で活躍している話を聞くと最高に嬉しいです。

 

ーーワンネススクールがきっかけとなり、社会に出て活躍されている卒業生がたくさんいるんですね。とても頼もしく感じます。

 

中村さん  彼らが活躍している姿を想像すると、本当に幸せな気分になります。

 

ーー毎日、生徒さんと関わる時に、特に意識していることは何ですか?

 

中村さん  一人一人の良い所探しです。ほめることで自尊心を高めたいんです。

 

ーーどんな点に注意してほめていますか?

 

中村さん  第一に、嘘ではないことです。当たり前ですが、嘘だったり、わざとらしいほめ方はバレてしまいますし、不信感を抱かせるので、余計に関係が悪化してしまいます。

 

ーー生徒さんは、嘘には敏感に反応しますからね。他にはありますか?

 

中村さん  もう一つは、「たぶん今までほめてもらってないだろうなぁ」という所を見つけて、ほめたいと考えています。

 

ーー未開拓の部分に焦点を合わせようとするんですね。大変そうですが、面白い試みです。生徒さんにとっては、ほめられることで自分の強みに気づきますし、結果的に自己肯定感も高まりますね。

 

中村さん  その通りだと思います。

 

ーー家庭教師もそうですが、第三者でないと気づかない所が必ずあると思います。家族だと近すぎて見えにくくなっているんですね。そういう、まだ掘り起こされていない長所を見つけて、ほめて、気づかせて、自己肯定感を高めることが中村さんの役割なんですね。

 

中村さん  はい、それを意識しています。さらに、もう一つ気をつけていることは、全体を見て場のバランスをとるようにしています。

 

ーー全体を見てバランスをとる?

 

中村さん  はい。例えば、生徒が多くいて騒がしい状況の中に、誰とも口を聞かず、ぽつんと一人でいる生徒に対しては、意識的に声をかけます。一方で、あえてそっとしておく場合もあるのですが。

 

ーー常に生徒全体を見て、一人一人の表情やしぐさで判断し、臨機応変に声をかけバランスをとれるのは、敏感な中村さんならではの特性ではないでしょうか?先ほどの接客の話に通じますね。

 

中村さん  本当ですね、接客業とフリースクールがつながりました。人生に無駄はありません(笑)

 

ーーフリースクールのスタッフとして、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

中村さん  生徒と接していて、彼らのために貢献できていると感じられた時です。

 

ーーたくさんあると思いますが、例えばどんな時に貢献できていると感じられますか?

 

中村さん  私は、十代の時に「不幸の全部入り」とも言える時間を過ごしてきました。不登校の他にも、大病をわずらったり、家族に大きな問題を抱えていたり。だから、ワンネスに来られる生徒さんがどんな環境で過ごしてきた人でも、「大変だったね」と嘘偽りなく心の底から言えます。そんなふうに、生徒に共感できる時です。

 

ーー「不幸の全部入り」というのは、インパクトのある言葉ですね。確かに、経験した人の強みだと思います。中村さんだからこそ可能な〝共感〟ですね。

 

中村さん  私は、不登校を経験しましたし、勉強ができたわけでもないし、当然エリートでもありません。先ほど申したように、十代の時に手術をしなければならないほどの大きな病気をわずらい、家族の問題でも大変苦しみました。このフリースクールに来る生徒さん達も、それぞれにさまざまな問題を抱えています。そのため、私と彼らは非常に親和性が高いんです。親和性が高い私ならではの共感ができると信じています。

 

ーーなるほど。中村さんにとってワンネスは親和性が高く、「ありのままの自分を生かして働ける場所」なんですね。

 

中村さん  4年前、初めてワンネスを訪れた日の帰り際に、ワンネス代表の森に思わずこう言ったんです。「この場所に、このワンネススクールに居れるだけ居させてください」と。おそらく、私にとってワンネスは「自分らしく働くことができる場所」だと感じたのでしょう。

 

ーー今の話を聞いていて、「中村さんには、ワンネスに居れるだけ居てもらいたい」と思わず言いたくなりました(笑)

 

中村さん  ありがとうございます(笑)

 

ーーワンネススクールに行くことに対して、迷われている人に向けてのメッセージをお願いします。

 

中村さん  ここで、ワンネススクールの三大原則をお伝えします。「とりあえずやってみる!、損得で決めない!、失敗は笑って忘れる!」です。迷ったり悩んだりしている方は、とりあえず見学に来てください。考えると悩むは違います。考えるは進む力、悩むは止まる力です。ずっと悩んだりせず、とりあえず見学に来てから、また考えて頂きたいです。

 

ーー毎日通うことは難しくても、例えば週一回の参加からでも大丈夫ですか?

 

中村さん  はい、週一回の参加からでも大丈夫です。とにかく、気軽にご参加ください。

 

ーー最後になりますが、今後の目標について聞かせて頂けますか?

 

中村さん  現在、私は放送大学に通っています。当然、勉強したくて入学したので、大学を卒業することも一つの目的ですが、同時に別の目的もあります。

 

ーー別の目的とは?

 

中村さん  ワンネスに来ている生徒たちに、働きながら勉強している大人が身近にいるという効果を期待しているんです。「学生時代が終わって大人になっても、勉強する必要がある」ということを知ってもらいたいんです。勉強する大切さが生徒たちに伝わってくれたらと願っています。でも、働きながら勉強するって、思っていたより大変ですね(笑)今夜もこれから勉強です。

 

ーーそうなんですね、そこまで考えているなんて驚きました。

 

中村さん  もう一つ目標があります。それは、シェアハウスです。実は今、私自身もシェアハウスに住んでいるのですが、社会に一歩踏み出すことが難しい人向けに広めていきたいと考えています。

 

ーー具体的に、シェアハウスとはどんな場所なんですか?

 

中村さん  理念は「少しの豊かさと、心の平穏」です。家族ではない人たちが同じ屋根の下に暮らすことは、日々を暮らす中で、楽しいことばかりでなく当然ながら少しやっかいなことも出てくるでしょう。でも、そこでお互いが尊重し合うことを学びながら、暮らしやすくなるよう少しでも努力してくことによって、それぞれが成長するのだと思います。

 

ーーシェアハウス自体が、まるで小さな一つの社会のようですね。この小さな社会で他者と関わる機会を持ち、自立するためのきっかけをつかむことができそうです。

 

中村さん  はい。このシェアハウスが社会との架け橋になればと考えています。現在は、ここ一か所ですが、将来的には他の地域にもシェアハウスを広めていきたいです。

 

ーー非常に楽しみな試みですね。中村さんの目標が実現するように、応援しております。

 

中村さん  ありがとうございます!

 

ーー今日は長い時間を頂き、ありがとうございました。

 

(聞き手・工藤拓哉)

 

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2016/07/26

来週8月5日の金曜日に、「おーぷんはうす」のお茶会が開かれます。当日参加もOKです。駐車場など、詳細は電話にてご確認ください。

 

あたたかく気さくな雰囲気の親の会です。お茶やお菓子を囲みながら、ゆったりと話を聴いてもらうことで気持ちにゆとりが生まれます。

 

ある方の言葉です。

「お母さんが支えられると、連動するように子供は元気になります 」

 

ぜひお気軽にご参加ください。

 

8月5日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜6時
会費:300円
電話:090-5175-5432

 

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私立高校のご紹介❾ 鵬学園高校

2016/07/25

今回は「鵬学園高校」をご紹介します。

 

鵬学園は石川県七尾市にある学校です。

 

鵬学園では、従来の50分6時限の授業ではなく、45分7時限の授業を行っています。それにより、生徒は1時間1時間の授業に集中でき、理解も高まるようになりました。また、授業終了時刻も早まり、放課後の時間を8・9限補習や部活動に大いに活用できるようになりました。

 

また、鵬学園は近年生徒数が増えています。その理由として、スクールバスの全ルート無料運行や生徒寮の充実、全室冷暖房完備や運動部練習場の充実など施設設備の拡充を行うことで、能登地区だけでなく、県内各地から入学する生徒が増加していることがあげられます。

 

学科・コース編成は、普通科と調理科があり、普通科は特進・進学・普通の3つのクラスに分かれています。特進クラスは国公立および難関私立大学への現役合格を目指し、進学クラスは大学・短大・医療系専門学校など多彩な進路を目指すクラスです。また、普通クラスでは専門学校・就職、福祉の道を志すことができます。

 

また、県内の高校で唯一の調理科では、取得可能資格として、調理師免許(卒業と同時に取得可) 、技術考査資格 (専門調理師資格学科試験免除) 、食物調理技術検定1級があります。加賀屋の料理長や有名パティシエから学べるうえに、ほとんどの生徒が就職できる調理科は、近年人気があります。

 

入試は推薦制と学検制があります。学検制においては、調理科のみ学力検査(国・理・英・数・社)に加えて実技があります。

 

奨学金については、一般入試において鵬学園の定めた基準を上回った生徒は、授業料全額免除になります。ただし、学期ごとのテストの結果で継続か否かが決められるので、1学期が授業料免除でも、2学期は必ずしも免除とはならない可能性があり、生徒たちは気を抜けません。

 

優遇措置は、体験入学参加で+5点、漢検3級で+10点、英検3級で+10点、数検3級で+10点、専願で+20点となっています。なお、可算の上限は+35点となっています。つまり、体験入学に参加し、3つの検定試験に合格すれば、入試前にすでに35点を与えられることになります。

 

◎体験入学は、8月12日・13日の2日間です!

 

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〝今聞きたい人〟『ワンネススクール 中村広太郎さん』❺

2016/07/24

ーーワンネススクールに行くことに対して、迷われている人に向けてのメッセージをお願いします。


中村さん  ここで、ワンネススクールの三大原則をお伝えします。「とりあえずやってみる!、損得で決めない!、失敗は笑って忘れる!」です。迷ったり悩んだりしている方は、とりあえず見学に来てください。考えると悩むは違います。考えるは進む力、悩むは止まる力です。ずっと悩んだりせず、とりあえず見学に来てから、また考えて頂きたいです。

 

ーー毎日通うことは難しくても、例えば週一回の参加からでも大丈夫ですか?

 

中村さん  はい、週一回の参加からでも大丈夫です。とにかく、気軽にご参加ください。

 

ーー最後になりますが、今後の目標について聞かせて頂けますか?


中村さん  現在、私は放送大学に通っています。当然、勉強したくて入学したので、大学を卒業することも一つの目的ですが、同時に別の目的もあります。

 

ーー別の目的とは?


中村さん  ワンネスに来ている生徒たちに、働きながら勉強している大人が身近にいるという効果を期待しているんです。でも、働きながら勉強するって、思っていたより大変ですね(笑)今夜もこれから勉強です。

 

ーーそうなんですね、そこまで考えているなんて驚きました。


中村さん  もう一つ目標があります。それは、シェアハウスです。実は今、私自身もシェアハウスに住んでいるのですが、社会に一歩踏み出すことが難しい人向けに広めていきたいと考えています。

 

ーー具体的に、シェアハウスとはどんな場所なんですか?


中村さん  理念は「少しの豊かさと、心の平穏」です。家族ではない人たちが同じ屋根の下に暮らすことは、日々を暮らす中で、楽しいことばかりでなく当然ながら少しやっかいなことも出てくるでしょう。でも、そこでお互いが尊重し合うことを学びながら、暮らしやすくなるよう少しでも努力してくことによって、それぞれが成長するのだと思います。

 

ーーシェアハウス自体が、まるで小さな一つの社会のようですね。この小さな社会で他者と関わる機会を持ち、自立するためのきっかけをつかむことができそうです。


中村さん  はい。このシェアハウスが社会との架け橋になればと考えています。現在は、ここ一か所ですが、将来的には他の地域にもシェアハウスを広めていきたいです。

 

ーー非常に楽しみな試みですね。中村さんの目標が実現するように、応援しております。

 

中村さん  ありがとうございます!

 

ーー今日は長い時間を頂き、ありがとうございました。

 
(聞き手・工藤拓哉)

 

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金沢市久安5丁目にあるシェアハウスです。

〝今聞きたい人〟『ワンネススクール 中村広太郎さん』❹

2016/07/23

ーーフリースクールのスタッフとして、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

中村さん  生徒と接していて、彼らのために貢献できていると感じられた時です。

 

ーーたくさんあると思いますが、例えばどんな時に貢献できていると感じられますか?

 

中村さん  私は、十代の時に「不幸の全部入り」とも言える時間を過ごしてきました。不登校の他にも、大病をわずらったり、家族に大きな問題を抱えていたり。だから、ワンネスに来られる生徒さんがどんな環境で過ごしてきた人でも、「大変だったね」と嘘偽りなく心の底から言えます。そんなふうに、生徒に共感できる時です。

 

ーー「不幸の全部入り」というのは、インパクトのある言葉ですね。確かに、経験した人の強みだと思います。中村さんだからこそ可能な〝共感〟ですね。

 

中村さん  私は、不登校を経験しましたし、勉強ができたわけでもないし、当然エリートでもありません。先ほど申したように、十代の時に手術をしなければならないほどの大きな病気をわずらい、家族の問題でも大変苦しみました。このフリースクールに来る生徒さん達も、それぞれにさまざまな問題を抱えています。そのため、私と彼らは非常に親和性が高いんです。親和性が高い私ならではの共感ができると信じています。

 

ーーなるほど。中村さんにとってワンネスは親和性が高く、「ありのままの自分を生かして働ける場所」なんですね。

 

中村さん  4年前、初めてワンネスを訪れた日の帰り際に、ワンネス代表の森に思わずこう言ったんです。「この場所に、このワンネススクールに居れるだけ居させてください」と。おそらく、私にとってワンネスは「自分らしく働くことができる場所」だと感じたのでしょう。

 

ーー今の話を聞いていて、「中村さんには、ワンネスに居れるだけ居てもらいたい」と思わず言いたくなりました(笑)

 

中村さん  ありがとうございます(笑)

 

続く。

 

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料理も学ぶことが出来ます!

〝今聞きたい人〟『ワンネススクール 中村広太郎さん』❸

2016/07/22

ーー今までの4年間で、嬉しかったことや印象に残ったことは何ですか?

 

中村さん  元気になった子がいるのを感じれると、本当に嬉しいですね。私たちは、特別なことをしていないのに、勝手に生き生きし出して、ステップアップしていくんです。

 

ーーワンネススクールという場所で、様々な人間に出会い、自然に触れたおかげで、人間にもともと備わっている回復し立ち直る機能が働き出したのかもしれません。

 

中村さん  はい。すっかり元気になってワンネスを通過していき、次の場所で活躍している話を聞くと最高に嬉しいです。

 

ーーワンネススクールがきっかけとなり、社会に出て活躍されている卒業生がたくさんいるんですね。とても頼もしく感じます。

 

中村さん  彼らが活躍している姿を想像すると、本当に幸せな気分になります。

 

ーー毎日、生徒さんと関わる時に、特に意識していることは何ですか?

 

中村さん  一人一人の良い所探しです。ほめることで自尊心を高めたいんです。

 

ーーどんな点に注意してほめていますか?

 

中村さん  第一に、嘘ではないことです。当たり前ですが、嘘だったり、わざとらしいほめ方はバレてしまいますし、不信感を抱かせるので、余計に関係が悪化してしまいます。

 

ーー生徒さんは、嘘には敏感に反応しますからね。他にはありますか?

 

中村さん  もう一つは、「たぶん今までほめてもらってないだろうなぁ」という所を見つけて、ほめたいと考えています。

 

ーー未開拓の部分に焦点を合わせようとするんですね。大変そうですが、面白い試みです。生徒さんにとっては、ほめられることで自分の強みに気づきますし、結果的に自己肯定感も高まりますね。

 

中村さん  その通りだと思います。

 

ーー家庭教師もそうですが、第三者でないと気づかない所が必ずあると思います。家族だと近すぎて見えにくくなっているんですね。そういう、まだ掘り起こされていない長所を見つけて、ほめて、気づかせて、自己肯定感を高めることが中村さんの役割なんですね。

 

中村さん  はい、それを意識しています。さらに、もう一つ気をつけていることは、全体を見て場のバランスをとるようにしています。

 

ーー全体を見てバランスをとる?

 

中村さん  はい。例えば、生徒が多くいて騒がしい状況の中に、誰とも口を聞かず、ぽつんと一人でいる生徒に対しては、意識的に声をかけます。一方で、あえてそっとしておく場合もあるのですが。

 

ーー常に生徒全体を見て、一人一人の表情やしぐさで判断し、臨機応変に声をかけバランスをとれるのは、敏感な中村さんならではの特性ではないでしょうか?先ほどの接客の話に通じますね。

 

中村さん  本当ですね、接客業とフリースクールがつながりました。人生に無駄はありません(笑)

 

続く。

 

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金沢校舎での授業風景。

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