活動報告

『いしかわ県民教育文化センター』の通信に掲載されました!❶

2016/07/31

元来、人間はどんなに心身が疲れようが回復し、立ち直る力を持っています。一時的に学校や会社に行けなくなったとしても、十分に心や体を休ませることで、復帰できる力を備えているはずです。

 

ところが、現在日本において、40歳以下のひきこもりは約70万人と推計されています。それ以外の年代を合わせると100万人を超えるそうです。また、小中学校の全生徒数に占める不登校の生徒数の割合も、この十数年間ほとんど変わっていません。文科省が毎年多くの税金を不登校対策のために使っているにもかかわらずです。なぜでしょうか?

 

これまでに出会った20~30代のひきこもりの方に話を伺って気付いたことがあります。それは彼らは何度も繰り返し傷ついているということです。学生時代に何度も強制的に学校に連れて行かれたり、不登校になって以降も幾度となく周囲から理不尽な言葉を浴びせられたことにより、心の傷口が大きくなったのです。学校に行けなくなった直接の原因以外で二次的三次的に傷ついたことによって、十分に癒えないまま時間が過ぎていき、こう着状態になっている現状があります。

 

それを踏まえたうえで、学校に行けなくなった初期段階でどのような対応をとるべきかを考える必要があります。学校に行けない理由を単なる「甘え」と切り捨て、子供を非難し無理に学校に戻そうとすれば、子供にとっての居場所はなくなり、さらに傷口が広がります。

 

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