活動報告

職業を知ろう! No1. 『客室乗務員(キャビンアテンダント)』【完全版】

2016/09/03

客室乗務員とは、旅客機に搭乗して、乗客の搭乗から到着まで、機内サービスや乗客の安全を守る対応など、さまざまな業務を行う仕事です。CA(キャビンアテンダント)というのは和製英語であり、海外ではフライトアテンダントまたはキャビンクルーと呼ばれています。

 

今回は、昨年まで17年間、日本航空(JAL)で客室乗務員(キャビンアテンダント)を務められた山下里佳さんに、インタビューを行いました。

 

 

ーー山下さんが、客室乗務員を目指したきっかけを教えて頂けますか?


山下さん  高校の修学旅行で初めて飛行機に乗った際に、客室乗務員の方と記念撮影をして頂きました。客室乗務員の方の帽子をかぶせてもらい写真を撮ったのですが、その時に強く憧れを抱いたことを覚えています。

 

ーー客室乗務員との記念撮影がきっかけだったんですね。


山下さん  はい。現在の客室乗務員は、帽子はすでに着用していないのですが、当時は着用していました。本当に素敵でした。

 

ーー客室乗務員になるまでの過程を教えて頂けますか?


山下さん  短大を卒業後、ホテル日航金沢に就職しました。そのホテル日航金沢の一角に、航空券を販売するブースがあり、そこで働いている「グランドスタッフ」に強い憧れを抱きました。

 

ーー最初は、ホテルスタッフとして就職されたんですね。その職場であるホテルで、グランドスタッフに強い関心を持たれたのですか?


山下さん  はい、そうです。グランドスタッフとは、「グランドホステス」とも呼ばれていて、主に空港での接客業務に携わる人を指します。結局一年後に、グランドスタッフ採用試験を受けて転職しました。

 

ーーホテルスタッフからグランドスタッフに転職されたんですね。


山下さん  その後、グランドスタッフとして働き、とても充実した日々を送っていました。そんな時に、会社が取り寄せていたエアライン雑誌を何となく読んでいたら、客室乗務員の募集記事が掲載されている箇所に目がとまりました。その瞬間、高校の修学旅行で強く憧れを抱いた記憶が蘇ってきたんです。それで、思い切って客室乗務員の採用試験に挑戦する決心をしました。

 

ーーホテルスタッフから、グランドスタッフ、そして客室乗務員というように、徐々に夢に近づいていったのですね。


山下さん  はい。ただ、客室乗務員になるといっても、そんなに簡単な道のりではありませんでした。まず、最初に、当時の日本エアシステム(JAS)の採用試験では、一次試験(書類選考)で不合格でした。めげずに、次の全日空(ANA)の採用試験に臨むも、二次試験で不合格になってしまいました。

 

ーー確かに、客室乗務員の採用試験は志願者も多く、倍率も高いと聞きます。ふつうだったら、不合格が二回続いたことで、めげてしまいそうですが。


山下さん  そうですね、今の私であれば、めげてしまうかもしれません(笑)でも、当時の私はあきらめきれず、日本航空(JAL)の採用試験に挑みました。そして、何とか最終面接を突破して、晴れて客室乗務員になることができました。

 

ーーあきらめずに挑戦し続けた結果、3度目の正直で山下さんの夢が叶ったということですね。このような成功体験は、十代の学生たちが聞くと、非常に勇気づけられ、自分の夢に向かって行動しようとする気持ちがわいてくるのではないでしょうか?


山下さん  そう言って頂けると嬉しいです。

 

 

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ーー客室乗務員には、一般的に華やかでスマートなイメージがあります。高校生に抱いた憧れがきっかけで客室乗務員になったわけですが、実際に仕事をされる前と、された後で感じたギャップのようなものはありましたか?


山下さん  はい、とても大きなギャップを感じました。私が頭の中で描いていた憧れの客室乗務員のイメージとは、優雅でエレガントなものでした。ところが、現実はそれとは全く違い、働き始めた頃の私にとっては、とにかく過酷なものでした。

 

ーー抱いていた憧れのイメージと現実は大きく異なっていたんですね。


山下さん  そうです。採用試験をパスしたと言っても、まず研修期間があるので、旅客機で客室乗務員としてすぐに働けるわけではありませんでした。約1ヶ月半の研修期間は、全員が寮で生活を共にして、接客や英語など様々なことを学びました。英語が苦手だった私は、とにかく授業についていくのに必死でした。厳しい研修についていけず、途中でやめてしまう方もいらっしゃいました。

 

ーー採用試験をパスしたのも束の間、すぐに旅客機で働くための大変な研修期間があったんですね。


 山下さん  研修期間を修了した者でしか、憧れの客室乗務員の制服を身につけることはできなかったんです。とにかく、「あの制服を着て働きたい!」という一心で、なんとか研修期間を終えることができました。

 

ーー憧れの制服を初めて着ることができた時は、本当に嬉しかったでしょうね。


 山下さん  はい、私の人生の中でも特別な瞬間でした。

 

ーー実際に機内で働き始めた後、どんなことが大変でしたか?


山下さん  まず、お客様の重い荷物の収納が大変でした。後に、国際線で働くようになってからは、時差に悩まされる日々でした。早朝便乗務では、午前2時に起床することもあり、深夜便の徹夜乗務では、仮眠がとれない場合、丸一日睡眠がとれなかったこともありました。おかげで、昼夜逆転の日々がしょっちゅうでした。

 

ーーそれはハードですね。イメージとは全然違います。


山下さん  国際線だと、深夜に食事をとる必要があります。私は、深夜にステーキなど重たいものをとる食事は苦手だったのですが、仕事のために頑張って食べていました。また、食事サービスのカートは約100kgあるのですが、それを押して運ぶのは辛かったです。とにかく、体力勝負の毎日でした。

 

ーー大変です。食べたくなくても、しっかり食べないと体力的に持ちませんよね。


山下さん  そうなんです、おかげでかなり鍛えられました(笑)

 

ーー客室乗務員の一日の流れを簡単に教えて頂けますか?


山下さん  例えば、11時出発のニューヨーク線の便に乗務する場合、前日に荷造りし、ニューヨーク線の予習をします。

 

ーー予習というのは?


山下さん  食事の盛り付けの仕方や、サービスの流れについてのシュミレーションを約1時間おこないます。実は、エコノミー、ビジネス、ファーストのどこに配置されるかは、当日にならないと明確になりませんでした。当然、各クラスによってサービスの内容は異なるので、どこに配置されてもいいように、前もって準備する必要がありました。

 

ーー前日の準備が大切なんですね。


山下さん  そうです。そして、乗務当日は午前5時に起床し、6時の電車に乗りバスに乗り換え、7時20分に成田空港に到着します。会社で朝食をとった後、制服に着替えて8時にオフィスへ向かいます。そこで、乗務便の事前学習をおこないます。車イスのお客様や一人旅のお子様、特別食(アレルギーや宗教など)や上顧客のお客様の対応などです。9時からはブリーフィングがあり、一緒に乗務するメンバーと打ち合わせをします。

 

ーー機内に向かう前に、綿密な準備があるんですね。


山下さん  はい。その後、10時に機内へ入り、コックピットブリーフィングをおこないます。ここでは、気流が原因で揺れる時間帯やフライトタイムの確認をします。それから、機内食の数を確認し、新聞を並べ、ハンガーをセットするなど、お客様ご搭乗前の準備をおこないます。

 

ーーいよいよ出発ですね。


山下さん  その後、10時30分にボーディング(搭乗)スタート、11時に離陸の流れになります。その後、2回の食事のサービスと1回の軽食サービスがあり、13時間後の日本時間の深夜0時にニューヨーク到着になります。この時、ニューヨークは午前11時です。乗務を終えてホテルに到着できるのは、日本時間の深夜2時頃です。

 

ーー日本時間で言うと、5時に起床してから、ホテルに到着して休めるのは26時以降ということですね。本当にハードです!


山下さん  非常に大変ですが、「無事に乗務を終えることができた」という充実感は本当に大きいです!

 

ーー次に、休日や残業について教えて頂けますか?


山下さん  基本的に、月に約90時間の乗務に対して、月に10日の休日があります。また、ほとんど残業はありませんが、トラブルがあった時はレポートを提出する必要があります。

 

ーー休みの日は、どんなふうに過ごされていましたか?


山下さん  友人とランチへ行ったり、ヨガやマッサージ、観劇でリフレッシュしていました。

 

ーー英語の力は、実際にどの程度必要とされますか?


山下さん  採用基準としての英語力は、TOEIC600点以上が必要です。入社後も、スキルアップが求められます。例えば、チーフになるために750点以上が要求されます。

 

ーーやはり学生時代から勉強しといた方がいいですね。


山下さん  私は英語で苦労したので、絶対に早めに勉強したほうがいいと思います。

 

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ーー客室乗務員は、常に笑顔で優しく対応されているイメージがあります。実際、どんな性格の方が多いのですか?


山下さん
  客室乗務員という仕事は、酔っぱらいのお客様、暴言を吐くお客様など、様々なお客様に対応しなければなりません。そのため、ときに毅然とした態度で接する必要があります。もちろん、優しさがあるのは大前提ですが、入社後、全員が徐々に強い女性に変わっていきます。強くないと、やっていけない仕事ですね。

 

ーー優しさだけでなく、強さが必要なんですね。体力やパワーも必要ですし、従来のイメージとの違いを感じる人も多いかもしれません。


山下さん  みんな鍛えられて、強い女性へ変身していきます(笑)

 

ーー客室乗務員時代、一番の大きなトラブルは何でしたか?


山下さん  気流が原因で発生する、突然の大きな揺れです。足が浮き、カートも浮くぐらいの揺れに遭遇したことがありました。席にも戻れず、しゃがみ込み、イスにつかまりながら、「シートベルトをしめてください!」と叫びながら、揺れがおさまるまで待つしかありませんでした。

 

ーーどんな揺れでも、常に冷静に対応しているイメージがありますが、それでも大変な場合もあるんですね。


山下さん  気流が原因で起こる揺れは、ほとんどの場合、事前に察知しているのですが、予測不可能な突然の揺れは本当に恐怖でした。過去には、揺れによる転倒が原因で、大ケガをされた客室乗務員もいました。

 

ーーそれを聞くと、過酷さが伝わってきます。その他にも、トラブルや御苦労はありましたか?


山下さん  規則を守って頂けないお客様への対応に悩まされたことが時々ありました。また、お客様のご要望にどうしてもお応えできない時の対応にも苦慮しました。

 

ーーこれまでは、辛かったことや苦労、トラブルなどを伺いましたが、一方で客室乗務員になって良かったことを教えて頂けますか?


 山下さん  仕事で訪れた先々で、世界の絶景を観たり、世界遺産を目の当たりにした時は、本当に感動しました。この仕事をしていなければ、なかなか訪れない場所もあったと思います。

 

ーー多くの国の様々な素晴らしい場所に行けるのは、うらやましいですね。他の職業にはない魅力です。


 山下さん  本当にそうですね。この仕事の魅力の一つだと思います。

 

ーーその他に、良かったことや嬉しかったことはありましたか?


 山下さん  降機時に、旅客機から出て行かれるお客様から「ありがとう!」と言って頂いた瞬間です。たとえどんなに辛く過酷な乗務だったとしても、その言葉を聞いた瞬間に、それまでの苦労が報われました。

 

ーー「ありがとう」の感謝の言葉が嬉しかったんですね。


 山下さん  はい。接客は本当に奥が深いです。マニュアル通りにお客様に接することは、もちろん大切ですが、時に臨機応変に対応することも大切です。お客様に高く満足して頂き、後日、感謝の手紙が会社に届いた時もありました。本当に嬉しかったです。

 

ーー型にはまったサービスを、ただ単調におこなうのではなく、常にお客様側に立って考え、場面に応じて柔軟に対応する姿勢を持つことが大切なんですね。


 山下さん  はい。当然ですが、お客様は一人一人違います。それぞれのご要望をお客様の表情や仕草から察知して、きめ細やかなサービスを提供することが、お客様の満足度を高めると思います。

 

ーーその他に、仕事をする上で大切にしていたこと、気をつけていたことはありましたか?


 山下さん  先ほども話しましたが、とにかく体力勝負でした。体が資本なので、常に健康管理には気をつけていました。また、たとえプライベートで嫌なことがあっても、仕事に持ち込まないように注意し、お客様の前では、いつも笑顔で接するように心がけました。

 

ーー昨年、会社を退職されたわけですが、現在ふりかえって思うことは何かありますか?


 山下さん  現役時代は、過酷な仕事に対して「仕事を辞めたい」と思うことも、正直に言うと何度かありました。でも、去年退職し結婚して、別の仕事をしている今、このように当時をふりかえると、素晴らしい仲間に出逢い、仕事から多くを学び、そして世界中の多くの魅力的な場所に行けたことが、私自身を大きく成長させてくれたということに気づきました。かけがえのない私の財産です。

 

ーー山下さんの今後の目標は何でしょうか?


山下さん  現在において、「これを目指したい!」という具体的な目標はありませんが、英語は現在の仕事にも役立っていますので、今後も勉強を続けていきたいと思います。

 

ーー最後に、これから客室乗務員を目指す方へメッセージをお願いします。


山下さん  とにかく、あきらめず前に進んでいってください!実際に私自身も、二度の採用試験に失敗しております。また、当時の私の英語の力は、客室乗務員に採用されるために必要な力からは程遠いものでした。それでも、「必ずキャビンアテンダントになるんだ!!」という強い気持ちを持ち続けてチャレンジし続けてきました。〝努力をすれば必ず道が開ける〟ということを、多くの失敗を通して学びました。失敗しても、その都度必ず成長しているので大丈夫です。前を向いて頑張ってください!

 

ーー大変勇気づけられるメッセージに感謝です。今日はインタビューを引き受けてくださり、本当にありがとうございました。

 

(聞き手・工藤拓哉)

 

 

山下 里佳さん
金沢市内の短大を卒業後、ホテル日航金沢に入社。その後、グランドスタッフを経て、客室乗務員として日本航空(JAL)に入社。昨年、日本航空を退職し、現在は『味処 山下』の若女将として店を切り盛りする。17年間の客室乗務員で培った英語力と接客サービスは、日本人のみならず来店する多くの外国人観光客にも好評を得ている。

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味処 山下
氷見、新湊漁港で取れたばかりの新鮮な海の幸を堪能できる、金沢で人気の割烹店。今年1月、『ニューヨークタイムズ紙』に掲載されて以降、県内外の観光客だけでなく、外国人観光客も増加し人気を博している。長年こだわりつづけた山下オリジナルの日本酒「吽」が、ニューヨーカーの間で評判になっているとか。

 

http://r.gnavi.co.jp/c0rsznta0000/

 

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親の会でのひとコマ『第三者との交流』

2016/09/02

先日参加した、ある親の会で、印象的だった言葉をご紹介します。

 

数年間、ひきこもりを経験した30歳の男性参加者は、「自分のことを知っている親や友達には話せないことでも、全く自分のことを知らない第三者には、いろいろ話すのは平気だった。気楽に話すことができた」と話されていました。

 

親や家族と話すことが難しくても、第三者とであれば気楽に話すことができて、前進するきっかけをつかみやすくなります。

 

不登校やひきこもりの場合、誰かと会うことを拒んでいる段階から、少しずつ回復して誰かと話せる段階に達した時に、スムーズに趣味や話題を共有できる第三者と話ができる機会を持てるかどうかが重要になります。

 

共有できる話題や体験を通して、第三者に共感し理解してもらえることは、自信を深め、行動できる範囲のさらなる拡大につながります。

 

みんなの家庭教師でも、アウトリーチ(訪問支援)を通して、趣味や話題を共有できる時間を提供しております。

 

一緒にキャッチボールや将棋をしながら会話したり、好きなゲームや動画の話をしながら気持ちに共感し、前向きな気持ちになる時間を創り出します。

 

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取材されたテレビ・新聞・雑誌のご紹介

2016/09/01

これまでに、みんなの家庭教師が取材されたテレビ、新聞や雑誌のご紹介です。

 

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2018年8月22日 読売新聞 朝刊

『みんなの居場所 』が紹介されました!

 

 

 

 

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2018年8月20日 毎日新聞 朝刊 

『みんなの居場所 』が紹介されました!

 

 

 

 

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2018年8月7日 朝日新聞 朝刊

『みんなの居場所 』が紹介されました!

 

 

 

 

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2018年6月28日『石川さん プライムニュース』にて、みんなの家庭教師が紹介されました!

HSC(とても敏感な子ども)について取り上げられ、『みんなの居場所』が紹介されました。

 

こちらからご覧頂けます。https://ja-jp.facebook.com/みんなの家庭教師-不登校でお悩みの方へ-791240977655394/

 

 

 

 

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2018年6月28日 北陸中日新聞 朝刊

北陸中日新聞・石川テレビ放送の共同企画 『守る』の第一部「子どもを守る」にて、みんなの家庭教師が取材を受けました!

 

 

 

 

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2018年6月27日 北國新聞 朝刊

「みんなの居場所」開設で取り上げられました!

 

 

 

 

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2017年7月28日 NHK「ナビゲーション」

「とても敏感な子 『HSC』とは何か」で、「HSCを支援する家庭教師」として紹介されました!

 

 

 

 

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2017年5月19日 NHK「かがのとイブニング」(石川県)

2017年5月23日 NHK「おはよう日本」(東海北陸の7県)

不登校の生徒を支える家庭教師』として紹介されました!

 

https://www.facebook.com/みんなの家庭教師-不登校でお悩みの方へ-791240977655394/

 

 

 

 

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2016年9月26日 石川テレビ「みんなのニュース」にて、『不登校児を支える家庭教師』として紹介されました!

 

 

 

 

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2016年2月1日 朝日新聞 朝刊

朝日新聞の「いま聞きたい」で、不登校を支援する家庭教師として掲載されました!

 

 

 

 

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クラビズム2015年8月号

「家庭教師のプロフェッショナル」として掲載されました!

 

 

 

 

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クラビズム2014年8月号

『S級パーソンズ』として掲載されました!

 

 

 

 

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クラビズム2013年8月号

『この分野ならこの人だ!』の「家庭教師」として掲載されました!

 

 

 

 

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金澤 2012年7月号

『合格のプロフェッショナル』として紹介されました!

 

 

 

 

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クラビズム2011年8月号

『評判のいい塾&家庭教師』として紹介されました!

 

 

 

 

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クラビズム2010年7月号

『頼れる家庭教師&塾講師』として紹介されました!

LINEを使った添削指導の利点

2016/08/31

みんなの家庭教師では、LINEを取り入れた学習支援をおこなっております。

 

対象者は、不登校に限らず、どなたでも受け付けております。

 

LINEを使った添削指導は、どんな点が良いのでしょうか?

 

一つは、無理なく勉強が継続できる点です。一人一人に合わせた課題の量を送信し、生徒からの返信が届きしだい、添削して再び送信します。計算問題1問から始めることも可能ですので、わずかなやる気さえあれば、無理なく継続できると好評を頂いております。

 

少量の課題から始めて、「できた!」という達成感を何度も味わうことができれば、自信を深めて、学習に取り組む意欲も大きくなります。意欲が大きくなれば、課題に取り組む姿勢が変わります。

 

もう一つは、勉強を再開するきっかけをつかみやすい点です。不登校になって勉強をする機会を持てない生徒にとっては、勉強の遅れが原因になり、「学校に行きたいけど勉強の遅れも気になるし。。。」と二の足を踏みがちです。そんな方にも、「LINEで課題を送信してもらえるのは、少しずつ勉強を再開するのにちょうどいい」と好評です。

 

他には、LINEを通して気軽に、いつでも質問できる点です。直接、学校の先生や誰かに会って質問することが難しい場合でも、LINEを通して気軽に質問することが可能です。カメラで質問したい問題を撮影し、24時間好きな時に送信することができるので、とても簡単です。

 

スマホでもLINEの添削指導を受けることは可能ですが、タブレットの方が画面が大きいので、よりいっそう勉強しやすい環境になります。

 

料金については、家庭教師の指導を受けていらっしゃる場合は無料で利用可能です。もちろん、LINEの添削指導だけの利用もできます。その場合、課題の量によって指導料金が変わるので、ご関心のある方は、お気軽にフリーダイヤルかメールでご連絡ください。

 

 

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◎気軽に質問できます‼️

 

 

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◎課題の送信(先生)→解答の返信(生徒)→添削指導(先生)の順でおこないます。

 

 

『メイクフレンズ・インタビュー』No.3 ❷

2016/08/30

ーー二人とも、ひきこもりや不登校の時期があったということですが、不安を抱えながらも、今こうして外出できています。話せる範囲で良いのですが、ここまで元気になることができた理由を教えて頂けますか?

 

森下君  実は、僕の4つ上の姉も不登校だったんです。僕も不登校になり学校も辞めてしまったので、親は落ち込んでいたかもしれません。でも、姉で不登校を経験していたせいか、あまり口うるさく言われなかったですね。実際は分かりませんが、そっとしておいてくれた感じがします。

 

山川君  うちは母親と一緒に住んでいて、父親はいません。最初の頃は、口やかましく言われていた記憶があります。ゲームや動画も決められた時間しか許されず、窮屈に感じていました。それでも、なぜか途中からは自由にさせてくれました。自分の好きなものを認めてもらえた気がして、とても嬉しかったです。

 

ーー「そっとしておいてくれた」や「好きなものを認めてもらえた」から、親や家族の〝共感的な理解〟を感じとれます。結果的に、二人が元気になった大きな理由の一つだと思います。今日はたくさん話して頂いて、ありがとうございました。

 

 

◎二人のインタビューから気づかされることは、親御さんが子供の好きなことや、家にひきこもっていることを否定している段階では、「子供を条件付きで認める、愛する」ことになってしまい、子供は不安や生きづらさを抱えて生活していること、です。この状態では、なかなか元気になることができません。

 

子供の将来を心配して言葉をかけることは、親御さんにとっては子供への愛情なのかもしれませんが、今この瞬間を苦しんでいる子供には、その種の愛情は届かないどころか、今の彼らを否定する声のように聞こえるようです。

 

子供が元気な状態の時であれば伝わる愛情も、エネルギー不足でしんどい状態の時には伝わりません。

 

まずは、エネルギーがしっかり溜まるような愛情を与えて、子供が元気になることが先決です。そうでないと、とうてい将来のことは考えられないでしょう。

 

ゲームをしたり動画を見たりしている子供の表情から、彼らの苦しみを伺い知ることは難しいのかもしれません。でも、その奥にある苦しさや不安を想像することが、子供が元気になるための第一歩になるのは間違いありません。

 

 

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『メイクフレンズ・インタビュー』No.3 ❶

2016/08/29

今回は19歳と20歳の男子2名にインタビューしました。山川君と森下君(ともに仮名)はともに高校を中退しており、先日、高校認定試験を受験しました。近い将来は大学進学をしたいと考えている二人ですが、いろいろ不安なことがあるようです。これまでの不登校・ひきこもりのことも含めて、多くのことを話して頂けました。

 
ーー高校認定試験はどうでした?


森下君  僕は日本史だけだったから、多分大丈夫かな。

 

山川君  僕は、割と多く受ける科目があって、理科系が少し不安です。11月に第二回もあるので、たとえ落とした科目があっても、次の試験で何とかしたいですね。
ーー本当にお疲れ様でした。ところで、二人が会うのは、今回で何回目ですか?


山川君  たしか、3回目です。前回会ったのは先月の7月だったと思います。

 

森下君  前回は、高校認定試験の前でした。山川君と楽しく話せたので、リフレッシュして試験に臨めた気がしました。


ーーそれは良かったです。実際に、メイクフレンズを利用した感想を聞かせてください。


森下君  僕の場合、人間関係が原因で不登校になって、高校を辞めてしまったので、それ以降、自分のことを知ってる同級生と会うのが嫌でした。メイクフレンズで一対一で会おうと思ったのも、それが理由ですね。ここなら自分を知ってる誰かに会う心配しなくていいので気楽です。それに、話題の合う人にも会えるし。

 

山川君  僕は、最近予備校に通い始めたのですが、ほとんど映像学習ですし、誰かと話す機会ないんです。挨拶をするぐらいならいますが、友達っていう感じではないですね。自分から話しかける勇気も出ないので、メイクフレンズを通して森下君と会えて良かったです。

 

ーー二人は趣味が合うので、初回から話が盛り上がっていたのを覚えています。ところで、現在不安に思っていることは何かありますか?


森下君  やはり、大学に進学したとしても、そこでの新しい人間関係がうまくいくか不安ですね。サークルに入ったり、アルバイトもしたい気持ちはありますが、「また人間関係で失敗したらどうしよう」って考えてしまうんです。高校時代に人間関係で失敗しているせいか、「なんでこんなに考えるんだろう?」と自分でも思うくらいに、今もいろいろ考えてしまいますね。

 

山川君  僕の場合は、家庭に問題があって、それが高校を辞める直接の大きな原因でした。ちょうど、兄が大学進学のために実家を出ることも重なってしまい、苦しい胸の内を明かす相手もいなくて、学校で勉強することが難しくなってしまいました。それから一年半の間、ひきこもり状態でした。正直、まだ家庭の問題をひきずっていますね。でも、こうして外に出れるようになったし、去年と比べると前進しています。

 

続く。

 

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職業を知ろう! No1. 『客室乗務員(キャビンアテンダント)』❻

2016/08/28

ーー山下さんの今後の目標は何でしょうか?

 

山下さん  現在において、「これを目指したい!」という具体的な目標はありませんが、英語は現在の仕事にも役立っていますので、今後も勉強を続けていきたいと思います。

 

ーー最後に、これから客室乗務員を目指す方へメッセージをお願いします。

 

山下さん  とにかく、あきらめず前に進んでいってください!実際に私自身も、二度の採用試験に失敗しております。また、当時の私の英語の力は、客室乗務員に採用されるために必要な力からは程遠いものでした。それでも、「必ずキャビンアテンダントになるんだ!!」という強い気持ちを持ち続けてチャレンジし続けてきました。〝努力をすれば必ず道が開ける〟ということを、多くの失敗を通して学びました。失敗しても、その都度必ず成長しているので大丈夫です。前を向いて頑張ってください!

 

ーー大変勇気づけられるメッセージに感謝です。今日はインタビューを引き受けてくださり、本当にありがとうございました。

 

(聞き手・工藤拓哉)

 

 

山下 里佳さん

金沢市内の短大を卒業後、ホテル日航金沢に入社。その後、グランドスタッフを経て、客室乗務員として日本航空(JAL)に入社。昨年、日本航空を退職し、現在は『味処 山下』の若女将として店を切り盛りする。17年間の客室乗務員で培った英語力と接客サービスは、日本人のみならず来店する多くの外国人観光客にも好評を得ている。

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味処 山下
氷見、新湊漁港で取れたばかりの新鮮な海の幸を堪能できる、金沢で人気の割烹店。今年1月、『ニューヨークタイムズ紙』に掲載されて以降、県内外の観光客だけでなく、外国人観光客も増加し人気を博している。長年こだわりつづけた山下オリジナルの日本酒「吽」が、ニューヨーカーの間で評判になっているとか。

 

http://r.gnavi.co.jp/c0rsznta0000/

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職業を知ろう! No1. 『客室乗務員(キャビンアテンダント)』❺

2016/08/27

ーーこれまで辛かったこと、苦労やトラブルなどを伺いましたが、一方で客室乗務員になって良かったことを教えて頂けますか?


山下さん  仕事で訪れた先々で、世界の絶景を観たり、世界遺産を目の当たりにした時は、本当に感動しました。この仕事をしていなければ、なかなか訪れない場所もあったと思います。

 

ーー多くの国の様々な素晴らしい場所に行けるのは、うらやましいですね。他の職業にはない魅力です。


山下さん  本当にそうですね。この仕事の魅力の一つだと思います。

 

ーーその他に、良かったことや嬉しかったことはありましたか?


山下さん  降機時に、旅客機から出て行かれるお客様から「ありがとう!」と言って頂いた瞬間です。たとえどんなに辛く過酷な乗務だったとしても、その言葉を聞いた瞬間に、それまでの苦労が報われました。

 

ーー「ありがとう」の感謝の言葉が嬉しかったんですね。


山下さん  はい。接客は本当に奥が深いです。マニュアル通りにお客様に接することは、もちろん大切ですが、時に臨機応変に対応することも大切です。お客様に高く満足して頂き、後日、感謝の手紙が会社に届いた時もありました。本当に嬉しかったです。

 

ーー型にはまったサービスを、ただ単調におこなうのではなく、常にお客様側に立って考え、場面に応じて柔軟に対応する姿勢を持つことが良いサービスを生むということですね。


山下さん  はい。当然ですが、お客様は一人一人違います。それぞれのご要望をお客様の表情や仕草から察知して、きめ細やかなサービスを提供することが、お客様の満足度を高めると思います。

 

ーーその他に、仕事をする上で大切にしていたこと、気をつけていたことはありましたか?


山下さん  先ほども話しましたが、とにかく体力勝負でした。体が資本なので、常に健康管理には気をつけていました。また、たとえプライベートで嫌なことがあっても、仕事に持ち込まないように注意し、お客様の前では、いつも笑顔で接するように心がけました。

 

ーー昨年、会社を退職されたわけですが、現在ふりかえって思うことは何かありますか?


山下さん  現役時代は、過酷な仕事に対して「仕事を辞めたい」と思うことも、正直に言うと何度かありました。でも、去年退職し結婚して、別の仕事をしている今、このように当時をふりかえると、素晴らしい仲間に出逢い、仕事から多くを学び、そして世界中の多くの魅力的な場所に行けたことが、私自身を大きく成長させてくれたということに気づきました。かけがえのない私の財産です。

 

続く。

 

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職業を知ろう! No1. 『客室乗務員(キャビンアテンダント)』❹

2016/08/26

ーー次に、休日や残業について教えて頂けますか?

 

山下さん  基本的に、月に約90時間の乗務に対して、月に10日の休日があります。また、ほとんど残業はありませんが、トラブルがあった時はレポートを提出する必要があります。

 

ーー休みの日は、どんなふうに過ごされていましたか?

 

山下さん  友人とランチへ行ったり、ヨガやマッサージ、観劇でリフレッシュしていました。

 

ーー英語の力は、実際にどの程度必要とされますか?

 

山下さん  採用基準としての英語力は、TOEIC600点以上が必要です。入社後も、スキルアップが求められます。例えば、チーフになるために750点以上が要求されます。

 

ーーやはり学生時代から勉強しといた方がいいですね。

 

山下さん  私は英語で苦労したので、絶対に早めに勉強したほうがいいと思います。

 

ーー客室乗務員は、常に笑顔で優しく対応されているイメージがあります。実際、どんな性格の方が多いのですか?

 

山下さん  客室乗務員という仕事は、酔っぱらいのお客様、暴言をはくお客様などの様々なお客様に対応しなければなりません。そのため、ときに毅然とした態度で接する必要があります。もちろん、優しさがあるのは大前提ですが、入社後、全員が徐々に強い女性に変わっていきます。強くないと、やっていけない仕事ですね。

 

ーー優しさだけでなく、強さが必要なんですね。体力やパワーも必要ですし、従来のイメージとの違いを感じる人も多いかもしれません。

 

山下さん  みんな鍛えられて、強い女性へ変身していきます(笑)

 

ーー客室乗務員時代、一番の大きなトラブルは何でしたか?

 

山下さん  気流が原因で発生する、突然の大きな揺れです。足が浮き、カートも浮くぐらいの揺れに遭遇したことがありました。席にも戻れず、しゃがみ込み、イスにつかまりながら、「シートベルトをしめてください!」と叫びながら、揺れがおさまるまで待つしかありませんでした。

 

ーーどんな揺れでも、常に冷静に対応しているイメージがありますが、それでも大変な場合もあるんですね。

 

山下さん  気流が原因で起こる揺れは、ほとんどの場合、事前に察知しているのですが、予測不可能な突然の揺れは本当に恐怖でした。過去には、揺れによる転倒が原因で、大ケガをされた方もいらっしゃいました。

 

ーーそれを聞くと、過酷さが伝わってきます。その他にも、トラブルや御苦労はありましたか?

 

山下さん  規則を守って頂けないお客様への対応に悩まされたことが時々ありました。また、お客様のご要望にどうしてもお応えできない時の対応にも苦慮しました。

 

続く。

 

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職業を知ろう! No1. 『客室乗務員(キャビンアテンダント)』❸

2016/08/25

ーー実際に機内で働き始めた後、どんなことが大変でしたか?

 

山下さん  まず、お客様の重い荷物の収納が大変でした。後に、国際線で働くようになってからは、時差に悩まされる日々でした。早朝便乗務では、午前2時に起床することもあり、深夜便の徹夜乗務では、仮眠がとれない場合、丸一日睡眠がとれなかったこともありました。おかげで、昼夜逆転の日々がしょっちゅうでした。

 

ーーそれはハードですね。イメージとは全然違います。

 

山下さん  国際線だと、深夜に食事をとる必要があります。私は、深夜にステーキなど重たいものをとる食事は苦手だったのですが、仕事のために頑張って食べていました。また、食事サービスのカートは約100kgあるのですが、それを押して運ぶのは辛かったです。とにかく、体力勝負の毎日でした。

 

ーー大変です。食べたくなくても、しっかり食べないと体力的に持ちませんよね。

 

山下さん  そうなんです、おかげでかなり鍛えられました(笑)

 

ーー客室乗務員の一日の流れを簡単に教えて頂けますか?

 

山下さん  例えば、11時出発のニューヨーク線の便に乗務する場合、前日に荷造りし、ニューヨーク線の予習をします。

 

ーー予習というのは?

 

山下さん  食事の盛り付けの仕方や、サービスの流れについてのシュミレーションを約1時間おこないます。実は、エコノミー、ビジネス、ファーストのどこに配置されるかは、当日にならないと明確になりませんでした。当然、各クラスによってサービスの内容は異なるので、どこに配置されてもいいように、前もって準備する必要がありました。

 

ーー前日の準備が大切なんですね。

 

山下さん  そうです。そして、乗務当日は午前5時に起床し、6時の電車に乗りバスに乗り換え、7時20分に成田空港に到着します。会社で朝食をとった後、制服に着替えて8時にオフィスへ向かいます。そこで、乗務便の事前学習をおこないます。車イスのお客様や一人旅のお子様、特別食(アレルギーや宗教など)や上顧客のお客様の対応などです。9時からはブリーフィングがあり、一緒に乗務するメンバーと打ち合わせをします。

 

ーー機内に向かう前に、綿密な準備があるんですね。

 

山下さん  はい。その後、10時に機内へ入り、コックピットブリーフィングをおこないます。ここでは、気流が原因で揺れる時間帯やフライトタイムの確認をします。それから、機内食の数を確認し、新聞を並べ、ハンガーをセットするなど、お客様ご搭乗前の準備をおこないます。

 

ーーいよいよ出発ですね。

 

山下さん  その後、10時30分にボーディング(搭乗)スタート、11時に離陸の流れになります。その後、2回の食事のサービスと1回の軽食サービスがあり、13時間後の日本時間の深夜0時にニューヨーク到着になります。この時、ニューヨークは午前11時です。乗務を終えてホテルに到着できるのは、日本時間の深夜2時頃です。

 

ーー日本時間で言うと、5時に起床してから、ホテルに到着して休めるのは26時以降ということですね。本当にハードです!

 

山下さん  非常に大変ですが、「無事に乗務を終えることができた」という充実感は本当に大きいです!

 

続く。

 

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