活動報告

高校受験はどうすればいい?❷

2016/11/05

では、通信制高校はどのようになっているのでしょうか?

 

一口に通信制高校といっても、さまざまな特色の学校があります。公立の通信制高校以外に、いくつかの私立の通信制高校があり、その中から選択できます。私立の場合、株式会社が運営する学校や、学校法人が運営する通信制高校などがあり、それぞれにおいて費用や校則なども変わってきます。

 

入試に関しては、教科試験がなく、主に作文や面接を実施している高校がほとんどです。

 

一般的に通信制高校は、学校に通わずに自宅学習が可能です。毎日登校しなくても、年間で定められた最低限の登校日数をクリアできれば進級・卒業できる点が、全日制や定時制と異なる点です。

 

したがって、なかなか家から出られない生徒さんでも、卒業できる可能性が十分にあります。もし、自宅で一人勉強することが不安だという生徒さんは、みんなの家庭教師が勉強をサポートすることもできます。

 

また、自宅でなく学校に通うコースもあり、週に通う日数を選ぶことができます。高校生活を楽しみたいという方や大学進学を目標にバリバリ勉強したいという方も、通信制高校で実現可能です。

 

このように、生徒さんそれぞれの都合に合わせて、さまざまな形で対応してもらえる柔軟さを持ち合わせている点が、通信制高校の特徴です。

 

近い将来の社会的自立のためには、その過程を一歩ずつ丁寧に歩むことが大切です。そのために、生徒一人一人に合った高校を選ぶことこそが、一番必要なのではないでしょうか。

 

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高校受験はどうすればいい?❶

2016/11/04

11月に入り、中学3年生はいよいよ進路について、考えなければならない時期になりました。

 

石川県の全日制高校の入試日は、主な私立高校は来年2月1日、公立高校は3月15日です。その後、3月下旬に定時制高校の入試がありますし、それ以降でも通信制高校に入学することが可能です。

 

もちろん不登校であっても、さまざまな形で高校に入学することができます。仮に、全日制高校に受験し合格できなかった場合や、受験しようとしたけれど何らかの事情で受験できなかった場合でも、定時制高校や通信制高校を選択するチャンスがあります。

 

定時制高校に関しては、自分にふさわしい時間帯を選ぶことができるので、中学の時は朝が弱くて学校に通えなかった生徒さんでも、通えるようになった事例がたくさんあります。また、アルバイトもできるので、中学まで不登校だった方が、意欲的に働きながら生き生きと登校されている事例もあります。

 

一般的に国語、数学の学力検査と面接・作文があります。ただし、合格ラインは高くないので、過去問を参考にして一通り解いておくことが大切です。みんなの家庭教師が指導した生徒さんも、毎年合格されています。

 

では、通信制高校はどのようになっているのでしょうか?

 

続く。

 

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不登校における親子の回復段階❸

2016/11/03

不登校やひきこもりの期間を脱して、元気に勉強したり、働いている方に当時のことを振り返ってもらうと、彼らの多くは「不登校の経験があったからこそ今の自分がある」と言います。

 

他には、「あの期間があったから、人の優しさが分かるようになった」「辛い時期に話を聴いてくれた先生やカウンセラーのように、私自身も将来そのような仕事に就きたいと思った」「不登校の時に、出会った人や好きなことが、現在している勉強や職業につながった」などの声を聴いています。

 

着実に回復段階を歩むために、親や学校の先生など周囲の大人は、その段階に応じた適切な対応をとる必要があります。そうでなかった場合、長期のひきこもりに発展する可能性もあります。

 

例えば、初期の段階で子供の状態を無視して、無理に適応指導教室へ通わせたり、フリースクールへ連れて行くことは絶対に避けなければなりません。そのような行動をとった場合、子供は余計に不安定になり、二次的な精神症状が出たり、さらに落ち込んでしまうことが見受けられます。

 

子供が、ある程度自発的に動き出すまでは、急がずに見守る姿勢が求められます。

 

もちろん、親御さんも人間です。頭で理解していても、つい言い過ぎたりすることもあるでしょう。だからこそ、親の会や、第三者などに辛い思いを聴いてもらう必要があります。もし、複数の前で話すことに強い抵抗があるなら、一対一で話を聴いてもらえる場所もあります。

 

ある親御さんからは、「良くなったかと思えば、また悪くなったりの繰り返しです。本当に回復しているのか不安です」の声を聞きます。

 

親御さんのお気持ちは理解できます。喜んだり失望したりの繰り返しが続くと、当然ながら不安や焦りが出てくるでしょう。そんな時は、『三歩前進して、二歩後退』のように、トータルで一歩ずつ前進していくようなイメージを持って子供に接してください。

 

親子それぞれが、急がずに着実に段階を歩んでいけば、近い将来の完全回復や社会的自立に、必ず達することができると信じております。

 

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不登校における親子の回復段階❷

2016/11/02

親御さんの場合は、どのような段階を経て回復していくのでしょうか?

 

❶朝に学校との連絡方法に悩む不安や、「子供が不登校になったら、どうしよう」と焦ります。毎朝、学校に行くか行かないかで、家庭の中がいつも緊張している状態です。

 

❷周囲からいろいろなことを言われたり、焦りや不安で揺れる段階です。夫婦間でも、不登校の子供に対する考え方に違いが生じてきます。親の会やカウンセリングなど、外部に相談して、辛い思いを聴いてもらう必要があります。

 

❸子供が安定してきたことで、相変わらず不安はあるものの、その不安をちょっと脇に置いて子供を見守れるようになります。学校以外の話題に関しては、普通に会話ができている状態です。その一方で、「こんなに家では元気でいるのに、どうして学校に行かないのだろう?」と心が揺れ、不安や焦りが出てきます。

 

❹子供が家以外の場所に行きたがっているようであれば、フリースクールや適応指導教室、家庭教師など、子供の興味に応じた居場所を探す段階です。まず親御さんだけでも見学に行って、その居場所の運営者や指導者と話をしておくことも有効です。子供が学校を休むことを恐れずに対応できるようになり、何か前進できたことがあれば、それを認めたり褒めたりできるようになってきます。

 

❺やりたいことをして生き生きと活動している子供を見ると、それがなんであっても嬉しく感じます。

 

続く。

不登校における親子の回復段階❶

2016/11/01

不登校になった後、段階を経て回復していくのは、子供だけでなく親御さんも同様です。

 

 

子供の場合、どのような段階を経て回復していくのでしょうか?

 

❶最初は学校を行きしぶり、朝起きられなくなったり、頭痛や腹痛などの身体症状が表れます。

 

❷次に、完全な不登校になり、昼夜逆転し、ゲーム・ネット依存で生活習慣を崩してしまいます。これは、「心の居場所」を強く求めて何かにすがりたくなる結果であり、回復する途上どうしても通る道です。

 

❸その後、ゲームやネットなど好きなことに依存して、エネルギーを徐々に回復していくと同時に時間をもて余すようになります。

 

❹さらに時間が経過して、エネルギーがたまってくると、第三者の人間に関わることが可能になります。フリースクールや家庭教師、ピアノや絵画などのお稽古ごと、アルバイトなど、家以外の場所に身を置くようになります。

 

❺最終的に、好きなことや、自分がしたいことを通して十分元気になると、学校に復帰・進学したり、仕事に復帰できるようになります。

 

 

では、親御さんの場合は、どのような段階を経ていくのでしょうか?

 

続く。

 

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流行りのゲームやアニメ・遊び『ボカロ』❷

2016/10/31

ボカロを聴く生徒たちに、その魅力を尋ねてみました。

 

「自由で、音楽ジャンルが非常に多いところ」
「魅力的なキャラクターがたくさんいるところと、声に感情がないのが面白いし、逆にしっくりくる」
「曲だけでなく、イラストや動画、踊りなど全てがカッコいい」

 

その魅力を、中高生向けの勉強に生かそうと、ボカロを使った学習参考書が発売されています。キレイな動画をふんだんに用い、口ずさみやすい曲調で目や耳にうったえかけてくるので、ボカロ好きな生徒にとっては、楽しみながら勉強できるかもしれません。

 

さらに言うと、テストで点数をとるための参考書というより、その教科を好きになるきっかけを与えてくれるような参考書ととらえた方が良いでしょう。

 

こんなふうに、ボカロの魅力は、音楽だけに止まらず、教育やファッション、エンターテイメントにいたるまで様々な分野に生かされています。

 

実際に、「クールジャパン」を海外に紹介する日本の雑誌に初音ミクが表紙を飾り、ボカロについても書かれました。

 

そういう意味では、ボカロを理解することはつまり、現代的で最新の日本を理解することになるのかもしれません。

 

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◎中学生向けの参考書(歴史・理科)

流行りのゲームやアニメ・遊び『ボカロ』❶

2016/10/30

「ボカロ(ボーカロイド)」をご存知でしょうか?

 

近年、若者を中心にニコニコ動画やYouTubeなどで多く聴かれています。

 

「ボーカロイド(VOCALOID)」とは、コンピューターで歌声を合成するソフトウエアのことです。サンプリングした人間の音声をデータベース化しておいて、それを組み合わせて歌声を合成する機能を持ちます。もとになる声を提供した声優別に、様々なソフトが販売されており、それぞれのソフトに固有のキャラクター名が付いています。

 

「初音ミク」という名前を聞いたことがないでしょうか?彼女も、それらのキャラクターの一人です。他にも多くの人気キャラクターが存在します。

 

家庭教師先のご家庭で、子供が夢中になっているボカロに対して、「あんな人工音声のどこがいいの?」と言われる親御さんもいらっしゃいます。

 

人工音声、つまり機械音に対する違和感は、程度の差こそあれ、最初は誰でも感じるでしょうし、全く受け付けない人もいるでしょう。従来なら、歌に込める「感情」こそが重要視されたはずですから、中高年の方にとってはなおさらかもしれません。

 

ただ、個人的には最初の違和感を乗り越えられると、歌詞や楽曲の魅力が上回るように感じますし、その機械音を逆手にとった曲も多く存在します。

 

例えば、物語のような楽曲であれば、無駄な感情が入らず聴こえてくるので、聴きやすいというメリットもあります。このように、短所と思われることが長所になることも魅力の一つです。

 

続く。

 

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通信制高校へのインタビュー記事について

2016/10/29

先日、アットマーク国際高等学校の教諭、田村由佳さんのインタビュー記事を掲載したところ、多くのアクセスがありました。そのことから、「いかに通信制高校に大きな関心があるか」を感じました。

 

石川県内には、アットマーク高校以外に、高校卒業資格を取得できる通信制高校がいくつかあります。それぞれの高校にはホームページがあるので、それをご覧になれば多くの情報を得ることは可能でしょう。

 

一方で、インタビューを通すことによって、その先生の人柄や魅力が分かりやすく伝わってきます。「こんな先生がいるなら、この学校へ見学に行こうかな」となりやすいかもしれません。

 

来月以降も、他の通信制高校のインタビューをおこなう予定です。それぞれの高校の特色を分かりやすく伝えられるインタビュー記事にしたいと思います。

 

ぜひ参考になさってください。

 

第4回石川県総合模試のご案内

2016/10/28

来月の11月13日(日)に、第4回石川県総合模試が実施されます。

 

現在不登校の生徒さんで、全日制高校の受験を考えていらっしゃる場合は、第一に自分の学力を知ることが必要です。また、それ以外に「不特定多数の生徒がいる会場で受験することに慣れる」という意味でも、受験する価値はあります。

 

受験申し込みをしたけれど、何かの不都合で当日の受験ができなかった場合は、後日に問題・解答用紙が届きます。自宅受験になりますが、制限時間を守って問題を解き、しっかり採点をすることで、現時点での自分の学力が分かります。

 

なお、要望があれば、みんなの家庭教師が採点をすることも可能です。特に、国語の作文など自己採点が難しいものもあります。採点の依頼は無料で承ります。

 

受験の申し込みは、もちろん個人で申し込むことも可能ですが、みんなの家庭教師を通して申し込みをされた場合は少し割引きになります。

 

問い合わせは、メールhttps://www.minnanokateikyoushi.com/inqueryまたは電話0120-220-980からお願いします。

 

申し込み締め切りは、11月8日(火)です!

 

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さかなクンからのメッセージ

2016/10/27

以下は、2006年に朝日新聞にて掲載された、「いじめられている君へ」というコラムの一編で、さかなクンが書いた「広い海へ出てみよう」というタイトルの文章です。

 

先日、不登校を経験した生徒が、この文章をLINEで送信してくれました。「もっと多くの人に知って欲しい」とのことでした。とても心に響く素敵な文章です。「さかなクンのような人間がもっといれば」と思うと同時に、「学校という小さな世界以外に、実は広い大きな世界が存在するんだ」ということを、現在不登校で苦しんでいる生徒さんに知って頂きたいと強く思いました。

 

 

「中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなった時がありました。いばっていた先輩が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけが分かりませんでした。

 

でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

 

広い海の中なら、こんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所に住み、同じエサを食べる、同じ種類同士です。

 

中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」と聞けませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よく魚つりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸を垂れているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話を聞いてあげたり、励ましたりできなかったけれど、誰かが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

 

僕は変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友達ができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう」

 

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