2015年5月の活動報告

不登校だった生徒の「その後」❶

2015/05/27

学生時代に、不登校を一定期間経験した生徒の「その後」はどうなっているのでしょうか?

 
約7〜8割の生徒は、何らかの形で学校生活に復帰できています。また、学校生活に戻らないとしても、アルバイトを始める人もいます。不登校を経験したほとんどの生徒が、勉強したり働いたりする機会を得て社会と関わっています。いわゆる、家に完全にひきこもる人は、少数派といえます。

 
しかし、不登校だったゆえの問題点もあります。ある生徒は、二度と不登校を経験したくない気持ちから、高校進学後、無遅刻無欠席で学校へ通い続けました。

 
「とにかく学校へ通わなければ」と、本人も相当に無理をし、家族もそれを期待しました。

 
そして、二ヶ月経過した時に、突然学校へ行けなくなってしまいました。無理をし続けたために息切れを起こしたのです。

 

不登校が再発したことで挫折感が大きいため、本人も家族も、以前にも増してがっかりし、絶望感に襲われました。

 
このようになってしまうと、長期間こじれる原因の一つになってしまいます。

 
「毎日学校へ通えないなら、将来の仕事も長続きしないのでは。。。」と、マイナス思考に陥る危険性もあります。

 
では、中学に不登校を経験した場合、その後の高校進学は、どのような点に注意が必要でしょうか?

 

 

 

次回へ続きます。

不登校とHSP❸

2015/05/16

今回は、HSPを理解するために、長所と短所と思われる部分について考えてみようと思います。

 

 

HSPの長所と思われる部分

①細かいところに気が付く
②想像にふけることが割と多く、記憶力が比較的高い
③退屈があまり苦痛ではない
④慎重で危険や失敗を回避できることが多い
⑤他人の気持ちに共感できる
⑥優しく温和である

 

 

HSPの短所と思われる部分

❶騒音や強い光、痛みや臭いなど、五感からの刺激に弱い
❷悪い結果を想像してしまったり、過去の嫌な出来事を思い出して悩むことが割と多い
❸ジェットコースターやホラー映画など、刺激の強い娯楽が苦手である
❹新しいことを始める時、尻込みしてしまう
❺周囲の人間の顔色をうかがい、彼らの気分に大きく左右されやすい
❻内気に見えやすく、活気がないように思われやすい

 

 
長所と短所、まず6つずつあげてみました。
それぞれの6つの数字は、裏表の対になっています。

 

例えば、①「細かいところに気が付く」ということは、❶「騒音や強い光、痛みや臭いなど、五感からの刺激に弱い」ということになります。

 

この他にも長所として、芸術作品などに感動しやすい、があります。短所としては、緊張しやすかったり、不眠、腹痛などの心因性の症状になりやすい、世の中の少数派であるといった点があげられます。

 

これらの長所や短所を知ることで、それぞれが自分自身を守り、または親として子どもを守り、どのように「敏感さ」と共存し、活かしていくかを考えることが必要になります。

 

敏感や繊細な部分は、少しずつ刺激を与えることで耐性のようなものができて、徐々に鍛えていくことができると言われています。

 

したがって、HSPの持つ長所を活かし短所を補うような生き方を、早い段階から目指していくことが大切なのではないでしょうか。

 

そうすることが、不登校の対策につながるのだと思います。

 

不登校とHSP❷

2015/05/07

不登校を少なくするために大切なことは、多くの人たちがHSPについて正しく理解することです。

 
HSPを正しく理解することによって、自分に合った環境、学校や職業を選ぶことができます。

 

例えば、HSPである子供(HSC=Highly Sensitive Children)の場合、HSPの存在を知り、正しく理解して生きていくのと、HSPの存在を全く知らない状態で生きていくのとでは、環境や学校、その先の職業の選択も含めて、生き方が180度変わってくるでしょう。

 

騒がしい都市の学校が嫌なら、静かな地方の学校を選べます。人数規模の大きい学校に通うことが苦痛なら、人数規模の小さい学校に通うことを選べます。こうして、HSPを理解することで、適応できる環境や学校を意識的に選択することが可能になり、不登校になりにくくなります。

 
また、HSPである子供(HSC)を持つ親の場合、HSPのことについて全く知らなければ、子育てについて必要以上に悩んだり、子供と分かりあえず衝突する機会が増えます。一方で、HSPについての知識があれば、子供と適切にコミュニケーションをとれる時間が増えます。

 

HSPである子供(HSC)の話に共感し耳を傾ける機会を増やすことは、学校で感じるであろう子供のストレスを和らげ、不登校になる可能性を低くできます。また、子供の進路について話し合う際、HSPを考慮しつつ、本人に合った環境、学校や仕事を、子供と一緒に考えることができます。

 
したがって、自己肯定感という点から考えても、本人や周囲の人たちがHSPを正しく理解すること、それが自己肯定感を高めることにつながります。

 

つまり、HSPの知識を正しく理解すること自体、不登校の対策をおこなうことになり、不登校に対して絶望的に悩んだりする人の数を減らすことができるでしょう。

 

 

 
次回へ続きます。

HSP自己診断テスト

2015/05/01

HSP自己診断テスト

 

次の質問に、感じたまま答えてください。
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

 

1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ

 

2.他人の気分に左右される

 

3.痛みにとても敏感である

 

4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる

 

5.カフェインに敏感に反応する

 

6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい

 

7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい

 

8.騒音に悩まされやすい

 

9.美術や音楽に深く心動かされる

 

10.とても良心的である

 

11.すぐにびっくりする(仰天する)

 

12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう

 

13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)

 

14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ

 

15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける

 

16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている

 

17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる


18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる


19.生活に変化があると混乱する

 

20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む

 

21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している

 

22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

 

23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

 

 

以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。

しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。

たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、 その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。

 

以上、「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」より抜粋
エレイン・N・アーロン [著]・ 冨田香里 [訳]

 

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