活動報告

来週開催される「親の会」のご案内

2016/06/05

来週は金沢市と小松市で「親の会」が開かれます。

 

金沢市の「おーぷんはうす」はお昼過ぎの時間帯に、小松市の「えいむ石川」は夜の時間帯に開催されます。

 

どちらの会も最近は10〜15名の参加があり、話をゆっくり聴いて頂けると同時に、いろいろな方の話も聴くことができるので、不登校とどう向き合っていけば良いかについて大変参考になります。

 

「おーぷんはうす」の特徴は、30年近く前から、不登校の子供さんと向き合ってきた経験豊かな方に話を聴いて頂けることです。多くの方の事例を聴けることで、不安な気持ちが和らぐかもしれません。また、親御さんだけでなく、現在不登校の子供さんや過去に不登校だった子供さんも参加することが多いので、子供目線からの話を聴くことができます。

 

「えいむ石川」の特徴は、男性の参加比率が高いことです。一般的に、他の「親の会」は男性より女性の参加者が多いので、「えいむ石川」は男性にとって非常に参加しやすい会だと言えます。また、夜7時〜10時まで開催されていますので、仕事帰りに立ち寄って話を聴いてもらえます。さらに、「えいむ石川」のフェイスブックに参加すれば、フェイスブック上で悩みを共有しアドバイスを頂けます。

 

親の会の存在は知っているけれど、参加することに迷われている方はいらっしゃると思います。どちらの会も、和室で座布団、お茶菓子をつまみながら「ゆるい感じ」で開いています。行きたいときに行って、帰りたいときに帰るイメージでOKです。どうぞお気軽にご参加ください。

 

 
6月17日(金)おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町 (詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時
会費:300円
電話:090-5175-5432

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6月17日(金)えいむ石川 〜学校が苦手な子供の親の会〜
場所:小松市こまつまちづくり交流センター
時間:午後7〜10時
会費:500円
電話:090-7740-0761
備考:可能であればお菓子を持参

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書籍案内❶

2016/06/04

5人に1人が、生まれつき「ひといちばい敏感な子」(Highly Sensitive Child=HSC)だといわれています。

 
敏感であるがゆえに、「泣きやまない、眠らない」「チクチクする服、いつもと違う味を嫌がる」「相手の気持ちによく気がつく」など、HSCにはさまざまな傾向があります。

 
他の子と違うわが子に、「この子はおかしいのでは?」「自分の子育てが間違っているのでは?」と悩む親は少なくありません。学校ではADHDやアスペルガーと誤解されてしまうこともあります。

 
本書は、多くの親が抱える子育ての悩みや疑問を、子どもの“敏感さ”という面から明らかにした、日本初のHSC解説本です。

 
不登校とHSCは、深い関連性があるともいわれています。したがって、HSCを理解することは、不登校を理解する助けになります。

 
著者は、アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士。翻訳は、精神科医で、スクールカウンセラーとしても活躍する明橋大二氏です。明橋氏は、450万部を突破している『子育てハッピーアドバイス』シリーズの著者でもあります。

 

 

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「親の会」のご紹介❹ いまここ親の会

2016/06/03

加賀市にある、ニートひきこもりの会「いまここ親の会」をご紹介します。

 

「いまここ親の会」は不登校、ひきこもりの子どもを持つ家族の悩みなどの緩和、ひきこもりに対する社会の理解、行政の支援、親同士の連携、子どもの自立等の活動を行っていくことを目的に設立された会です。

 

毎月最終水曜日午後7時30分からは「月例会」が行なわれています。自分だけで悩むのではなく、他の家族の様子を知り、仲間をつくることができます。子どもへの関わり方を学びながら成長できる場所です。参加費は、一般参加は500円、会員は100円です。

 

また、毎週月曜日午後1〜4時頃まで、「たんぽぽカフェ」が開かれています。「たんぽぽカフェ」は、若者がひきこもり状態から一歩踏み出す場として作られました。基本的には、何をしてもOKです。ぼぉっとしたり、本を読んだり、誰かと会話したり。相談も承っています。参加費は無料です(飲食は有料)

 

その他、個別相談や訪問活動、避難シェルターや就労体験なども行なっているので、関心のある方は気軽にお問い合わせください。

 

 

NPO法人全国ひきこもりKHJ親の会
石川県南加賀支部「いまここ親の会」

 

場所: 加賀市山中温泉西桂木町ヌ26加賀市消防署山中分署近く
電話: 070-5633-2667
E-mail: dekunobodo@yahoo.co.jp
代表: 林昌則
支部長: 大久保卓

 

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『メイクフレンズ』〜同年代との交流〜❷

2016/06/02

それでも、学生時代は全日制の学校に通い続けることができなくても、通信制に転校して、主に家で勉強できる環境に変更することが可能です。そのため、学校を卒業すること自体にはそれほど大きな支障はないかもしれません。

 

しかし、「今までは家で一人勉強していたけれど、新たに入学した高校や大学では、新しい友達をつくり、キャンパスライフを楽しみたい」という声が現実に多くあります。新しい環境下でのコミュニケーションに対する彼らの不安を緩和し、学校生活を望み通り満喫できるようになることは、将来社会人として組織で働くことを考えた場合においては、大きな意味があります。

 

生徒の中には、「複数で会うのはしんどいけど、一対一なら話せる」「違う学校の人だったら気楽に話せる」と言う方も多くいます。そこで、「メイクフレンズ」を通して、彼らが一対一で会って話をしたり、勉強したり、遊んだりできる機会を得ることで、同年代への接し方に対する彼らの不安を、ある程度は緩和することができると考えております。

 

実際に、ここでの交流がきっかけで「不登校になる前に付き合っていた友達との交流が復活した」「参加するかどうか迷っていた修学旅行に行けるきっかけになった」という事例がありました。

 

 

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『メイクフレンズ』〜同年代との交流〜❶

2016/06/01

みんなの家庭教師では、「メイクフレンズ」を通して、同学年や同年代の交流をサポートしております。「メイクフレンズ」とは、社会性を高めることを目的とした、同学年や同年代の生徒が一対一で話したり、遊んだりできる機会のことです。

 

学校に通えなくなった後、心配されることの一つが学力の低下です。もう一つは、友達との交流が途絶えてしまったり、少なくなったりすることによる社会性の低下です。

 

まず、学力に関しては、家庭教師などを利用して学力をつけ、自分に応じた高校や大学に進学することは十分可能です。実際のところ、学校に通っていても学力の低い生徒がいる一方で、不登校でも平均以上の学力を持つ生徒も多くいます。

 

また、社会性に関しては、不登校を経験して高校や大学に入学した後で、学校に通いにくくなる場合があります。その理由の一つは、同年代の人間とのコミュニケーションに慣れていないことです。長く遠ざかっていた友達との交流が、久しぶりの学校生活に大きなギャップを与えてしまうのです。

 

 

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『親の会』のひとコマ

2016/05/31

先日、ある親の会に初めて参加された40代の男性がいらっしゃいました。ご自身の経験をもとに話された言葉がとても印象的でした。

 

「大学時代、私はいろいろと思い悩むことがあり、一年間自分のアパートの部屋に引きこもっていた時期がありました。学校にも行かず、友達が部屋に訪ねてきても居留守をつかい、決して会おうとしませんでした。


当然ながら、進級することはできず留年することになりました。もう一年大学に通うために、親に報告し頭を下げた時は、とても辛く惨めな気持ちでいっぱいでした。


そんな状況の中で、『どうにか無理やりでもやる気を出して、とにかく前に進もう、なんとかしよう』と、もがきながら生きていました。運が良かったのか、少しずつやる気を取り戻し、なんとか卒業できました。


あれから20年以上経ち、当時をふりかえり思うことは、大学時代に学んだどんな専門科目の知識より、あの小さな部屋で一人悶々と葛藤しながら過ごした時間が、社会人として今を懸命に生きる私にとって、かけがえのない一番の宝物だということです」

今週開催される「親の会」のご案内

2016/05/29

今週は、金沢市にある「おーぷんはうす」のお茶会が開かれます。

 

「おーぷんはうす」の特徴は、親の会でありながら、子供も気軽に参加できる雰囲気にあります。先日、初めて参加されたある親御さんは、「他の子供さんの話を聴きながら、自分の子供の気持ちを知ることができたような感覚がありました」と話しておられました。

 

また、各種イベントも不定期ながら行われているので、話を聴いてもらう以外の気分転換もできます。

 

関心を持たれた方は、どうぞお気軽にご参加ください。

 

 
6月3日(金)おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町 (詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時
会費:300円
電話:090-5175-5432

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不登校Q&A

2016/05/24

20.「息子は中学3年ですが、中学1年の秋から不登校になり、現在も学校には通っていません。『自分の子育てが間違っていたのか』と自分で自分を責める毎日です。正直言うと、毎日が非常に辛く、虚しさや挫折感でいっぱいです。周囲から責められるわけではないし、夫も優しく接してくれるのですが、自分で自分を責めてしまいます」

 
今まで頑張って真面目に子育てをしてきた人だからこそ、自分で自分を責めてしまいます。周囲から「自分を責めないでください」と言われても、責めてしまうでしょうし、不登校に関する書籍を読み「自分を責める必要はありません」という文章を目にしても、おそらく責めてしまうでしょう。

 

まずは、自分や家族だけで悩むのではなく、不登校の子供がいた親御さんに会って話を聴いてもらうことが必要です。過去に同じ経験をされた親御さんに会うことで、気持ちはずいぶんと楽になります。ホームページで紹介されている「親の会」に参加すれば、話を聴いてもらえるだけでなく、いろいろな方の経験談も聴くこともできるので勇気づけられます。

 

「親の会」に初めて行かれた親御さんの多くは、「自分以外にも不登校で悩む方がこんないるんだ」と驚かれます。そして、「もう少し早くここで話を聴いてもらえたら良かったなぁ」と言われる方も多くいらっしゃいます。

 

親の会から帰宅する時には、気持ちがいくらか前向きになっているでしょう。気持ちが前向きになれば、子供への接し方にゆとりが生まれ、今までと違う考え方をする余裕も生まれます。自分を責める気持ちも和らぐかもしれません。何度か「親の会」に行くことによって徐々に気持ちが安定してきますので、定期的に行かれることをお勧めします。

今週開催される「親の会」のご案内

2016/05/23

今週28日の土曜日に、「おーぷんはうす」の定例会が開かれます。当日参加もOKです。駐車場など、詳細は電話にてご確認ください。

 

気さくで温かい雰囲気の親の会です。お茶やお菓子を囲みながら、ゆったりと話を聴いてもらうことで気持ちにゆとりが生まれます。

 

ぜひお気軽にご参加ください。

 

 

5月28日(土)
おーぷんはうす 定例会
場所:金沢市笠市町10-9 サンフレッシュ笠市101
時間:午後2〜6時
会費:500円
電話:090-5175-5432

 

 

 

 

 

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不登校Q&A

2016/05/22

19.不登校になって1年半になる中3の息子がいます。私自身は、親の会に参加したり、書籍を読むなどして、不登校について勉強し息子の気持ちに寄り添うように努力してきました。ところが、父親が全く理解しようとしません。息子と顔を合わせるたびに、「いつまで学校に行かないつもりなんだ」と責めています。息子を「問題から目を背ける弱い人間」と決めつけており、私が息子の肩を持つと怒る有り様です。どうすればいいでしょうか?

 

ある父親の言葉です。「自分の息子が不登校になったことを、父親として不甲斐なく、どうしても許せませんでした。人生ですから、良い時もあれば悪い時もあります。私自身、幾度も社会の荒波を乗り越えてきた自負があります。私の息子ですから、きっと乗り越えてくれると信じたかったのです。息子の不登校を認めることは、私の今までの人生を否定するようで、絶対に認めることはできませんでした」

 

第一に、心の底から憎くて息子さんを責める父親はいません。歯をくいしばって、一家の家計を支える父親の立場として、息子の将来を案じている心境を理解しようとすることが必要です。そして、家族間でできるだけ「ありがとう」を伝える回数を増やすことも非常に大切です。

 

第二に、そんな父親に対して、息子さんと一緒に過ごすことができる時間をつくってあげることが大切です。家族で外出したり、子供の趣味を一緒に楽しめるように配慮することで、少しずつ改善する道を探ってください。

 

第三に、可能であれば、親の会などに誘ってみましょう。もちろん、最初は抵抗を示すでしょう。でも、まず母親が親の会に参加して、その内容を話すうちに興味を示すかもしれません。親の会に来ている他の父親について話すことも効果的です。父親も家族以外の誰かに、不登校について話したい気持ちはあるはずです。

 

先ほどの父親の言葉の続きです。「親の会に参加した後、自分の考えを息子に押し付けていたことに気づきました。家族のために生きている私自身を、もっと認めて欲しかったのかもしれません。息子を一人の人間として、見ていませんでした。私にできて息子にできないこともあるし、息子にできて私にできないこともあります。息子を分かっているようで分かっていませんでした」

 

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