活動報告

今、不登校をふりかえって〜子供の視点と親の視点〜❸

2016/04/01

ーー子供が学校に行かなくなった時に、親はどんな言葉をかければいいのでしょうか?

 

中野さん 「学校に行かなくていいよ」と言ってください。最初、親にとっては非常に勇気がいると思いますが、子供は非常に楽になります。無理やり学校に行かせようとすることは、絶対にして欲しくないです。

 

 

ーー「学校に行かなくていいよ」という言葉は、多くの親にとっては言いにくい言葉かもしれません。

 

中野さん  親の立場からは、そうかもしれません。でも、子供の気持ちに寄り添い、親も変わる勇気を持つ必要があると思います。

 

 

ーー現在、不登校で思い悩んでいる人達に、どういう言葉をかけたいですか?

 

中野さん 「学校に行かなくていいよ。何とかなるよ」です。今の世の中、逆境を乗り越えることは非常に称賛されると思います。それを否定するつもりはありません。でも、苦難に対して攻め続ける重要性を説くだけでなく、時には勇気ある撤退を説く必要もあると思います。

 

 

ーー歴史が好きな中野さんらしい表現です。人生という戦いを、攻めたり引いたりすることで乗り切っていこう、というのは共感できます。緩急をつけるイメージですね。

 

中野さん  はい。スポーツや将棋などがそうであるように、人生も同じかもしれません。まだ僕は23年しか生きてませんけど(笑)

 

 

ーー親は子供と接する時に、どんなことを心がければ良いでしょうか?

 

中野さん  普段から子供の気持ちに寄り添うことだと思います。子供が大きすぎるストレスを抱え続ける前に、「大変やったね。苦しかったね」と、悩みを聴いてあげて欲しいです。「どうして子供は親に相談しないのか?」「なぜ肝心な時、周囲に何も話してくれないのか?」と親の立場でよく言いますが、子供の立場で言うと「親に相談しない」のではなくて「親に相談できない」のだと思います。「ここで逃げたら、どこに行っても逃げ続けることになるぞ」と、苦難を乗り越えることを前提として子供と接することは、『相談する=恥』だと感じてしまいます。相談したくても相談できない辛い気持ちを、親や世間の大人に分かって欲しいです。

 

 

ーー「普段から」の環境づくりが大切だということですね。とても重要なポイントだと感じます。

 

中野さん  はい。何かあった時に、子供にとって親に相談しやすくなるような環境づくりを、普段から親には意識して欲しいです。

 

 

ーーこの7年間をふりかえって、不登校から学んだことは何でしょうか?

 

中野さん  考え方が変わりましたね。進学校に通っていた頃までは、「〜しなければならない」「〜するべき」といった考え方でした。白黒思考、ゼロか百の思考だったと思います。進学校に入るまで、大きなストレスを抱えながらも、その考え方で何とかやってきました。でも、とうとう疲れ果てて、体に影響が出てしまいました。その時に、やりすぎると良くないという事を痛感しました。それからは、一歩ひいて自分の考え方を見ることの大切さを学びました。「本当に自分を追い込む必要があるのか?」と考えられるようになったと思います。

 

 

ーー確かに、今後の人生にとって、その学びは非常に大きいですね。

 

中野さん  はい、非常に大きいと思います。

 

 

ーー最後になりますが、約7年間、みんなの家庭教師は中野さんと接してきました。中野さんにとって、家庭教師にしてもらって嬉しかったことは何でしたか?

 

中野さん  僕の場合は、勉強というよりは、いろいろな話をしたり、聴いてもらって共感して頂いたことですかね。家族以外の第三者に、定期的に接する機会をもらえたことで、落ち込んでいた時でも、家庭教師の先生に会うと気分が変わりました。家庭教師というよりは、カウンセリングの役割が大きかったと思います。また、他の生徒さんの話を聴くことも出来て、とても励みになりました。今までありがとうございました。

 

 

ーーこちらこそ、たくさん話して頂き、本当にありがとうございました。充実した大学生活をおくってくださいね。応援してます!

 

 

 
次回からは、中野さんのお母様にお話を伺います。

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