2017年6月の活動報告

充実感❷

2017/06/10

大切なことは、今回生まれたこの充実感を、次につなげていくことです。

 

例えば、その充実感は、「LINEの宿題を始めたいです」となり、さらなる彼の意欲につながっています。

 

ちょっとした「充実感」から流れが良くなり、悪循環から抜け出すきっかけになったケースは多くありました。

 

みんなの家庭教師としては、毎回お会いする生徒さん達に、少しでも充実感を感じて頂けるように意識して接しております。

 

それぞれの生徒さんに会った時、その日の状態を察知しながら、共感しながら話を聴くこと、勉強を教えることに対するバランスを決定します。

 

彼が今回味わった充実感が、さらに広がっていくように、今後もサポートしていきます!

充実感❶

2017/06/09

先日、中1から中2にかけて、約1年半以上通学できていなかった生徒さんが、久々に定期テストを受けることができました。

 

彼は中学3年になったことで、「もう一度学校へ行こう」という気持ちになり、この4月から通い始めたようです。

 

ただ、学力に関しては、1年半以上のブランクがあるため、これから少しずつと考えていました。

 

ところが、学校に行くようになり、日々の授業が分からないことにストレスを感じているようでした。

 

そのため、週に一度会った時に問題を一緒に解く際も、机をわざと叩いたりするなど、イライラする表情が多く見えていました。

 

そういう時は、「問題解けなくて、本当にムカつくよね」と、彼の苛立つ気持ちを受けとめながら、彼の好きなことに関する話を多くするようにします。

 

そんなふうに、彼の話に耳を傾けていると、表情が変化していくのが見てとれます。

 

指導時間が終了して帰る時に、「今日の前半の時間、イライラしてしまって、すいませんでした」と謝ってくれることもありました。

 

そんな彼が、定期テストを久々に受けて終了した時に、充実感を感じれたそうです。点数はともかく、現時点の力を出し切れたこと、テストを全て受けられたことに対する充実感だったようです。

 

続く。

 

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聴いてもらうこと❷

2017/06/08

当然ながら、彼女の表情は明るく、いつもより大きめの声で挨拶をしてくれました。

 

彼女いわく、「前回、時間をかけて話を聴いてもらったことで、気持ちが楽になった」ということでした。

 

どんな助言を受けたか、どんな良い言葉をかけてもらったかということよりも、家族以外の信頼できる第三者に、じっくりと話に耳を傾けてもらえたことが、彼女にとって大きな意味があったようです。

 

これを通して感じることは、「話を丁寧に聴いてもらう」ということは、本当に大切だということです。

 

本来であれば、スクールカウンセラーがその役目を果たさなければならないのでしょう。

 

しかし、学校へ通学できない生徒が、スクールカウンセラーに継続的に会って、話を聴いてもらえる環境を作ることは、現時点では様々な制約から難しいのかもしれません。

 

そもそも、スクールカウンセラーに会って話を聴いてもらうためには、学校へ行く必要があるからです。

 

したがって、学校へ行けず苦しんでいる生徒のために、スクールカウンセラーができることは限られています。

 

それを踏まえて、みんなの家庭教師ができることは何か?

 

今回の彼女との関わりを通して、改めて考えさせられ、何が求められているかを再確認できました。

聴いてもらうこと❶

2017/06/07

先月から週に一度お会いしている中3の女子生徒がいます。

 

彼女は、ある事情で学校に通学できなくなってから一年以上経過しているとのことでした。

 

初回の無料体験時に、「今年の秋に英検を受験したい」との思いを伝えられ、一緒に計画を立て、張り切って勉強を始めました。

 

ところが、初回が終了した直後、その日の夜から、彼女の目がチカチカと痛くなり始めたそうです。それ以来ずっと痛みが続いていると、次週の二回目に伺った時、伝えられました。

 

彼女いわく、「小学生の頃からストレスがかかると、目がチカチカして痛くなる」ということでした。本当に痛みが激しい時は、何もできなくなると言います。

 

今回も長らく英語を勉強していなかったこともあり、「久々に勉強を頑張ったことも影響しているのではないか」と話してくれました。

 

とにかく、目が痛むのは何とかしたかったので、二回目に会ったその日は勉強をすることをやめて、様々な話をして、共感を繰り返しながら、彼女の話を聴くことに専念しました。

 

それから1週間が経過して再び伺った時、その後の様子を尋ねたところ、前回の二回目に伺った日の夜に、目の痛みが消えたということでした。

 

続く。

 

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月刊誌『IRODORI』6月号

2017/06/06

今日は、「フリースクールIRORI(いろり)」が発行している月刊誌『IRODORI』の6月号をご紹介します。

 

今月も楽しい企画が盛りだくさんです。

 

第2週目の「リアル人狼ゲーム」や「流しそうめん大会」は、フリースクールならではの生徒全員で楽しめるイベントです。

 

第4週目は、運動が好きな方にとって最適な週です。「スポーツデー」や「ボーリング」のイベントがあり、思いっきり体を動かすことができます。

 

そして、28日には初の試みとなる「お泊りデー」があります。晩御飯作りから寝る準備まで、昼間のいろりとは違った体験ができそうです。

 

その他には、毎月恒例の「映画鑑賞会」や「COOKING」、「つくってワクワク」や「実験教室」など、生徒の好奇心をくすぐるような企画が目白押しです。

 

 

詳細はホームページで!

https://docs.wixstatic.com/ugd/851c38_51cb75d0e8e34e50a2a87c15f504fac1.pdf

 

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/06/05

来週、6月16日の金曜日午後2時からは、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

今年で28年目をむかえる会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 

6月16日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

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また、小松市では、同じ日の午後7時30分から「親の会 KO-まつ」が開かれます。

 

「えいむ石川」は昨年12月から「親の会 KO-まつ」へと名称が変更になりました。場所は今までと同じですが、開始時間が午後7時30分〜になりました。また、会費は500円から100円になり、非常に参加しやすくなりました。ご夫婦で参加されたとしても、合計200円です。

 

会の雰囲気や参加される親御さんたちも、「えいむ石川」を引き継いでいますので、今までに参加されたことがある親御さんたちも安心して参加できます。

 

初めて参加されたある親御さんは、「初参加でしたが、親切に温かく迎えて頂いたので、とても話しやすかったです。また参加したいと思います」と話されていました。

 

当日参加も可能ですので、ご都合の良い時間帯にご参加ください。

 

6月16日(金)
親の会 KO-まつ
場所:小松市こまつまちづくり交流センター
時間:午後7時30分〜午後10時
会費:100円
電話:090-5175-5432

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また、6月17日の土曜日に、石川県立金沢中央高校やすらぎ教室にて、「やすらぎの会」が開催されます。

 

アドバイザーとして、金沢星稜大学の高賢一教授が来られ、丁寧に話を聴いて頂けるので、親御さんは安心してお話をすることができます。

 

ゆったりとした居心地の良い空間で、日頃のモヤモヤを吐き出してみませんか。

 

不登校(行きしぶりを含む)やひきこもりで悩まれている親御さんであれば、誰でも会に参加できます。

 

当日参加もOKですし、ご都合の良い時間帯だけの参加も可能です。

 

お気軽にご参加ください。

 

6月17日(土)
やすらぎの会
場所 : 金沢市泉本町6-165 石川県立金沢中央高校やすらぎ教室
時間 : 午後1〜4時
会費 : 会員200円、非会員500円
問い合わせ : やすらぎの会 事務局 miyakoyo@hotmail.co.jp

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会うことの難しさ❷

2017/06/04

実際には、❷から❸の段階に至るまでに、時間がかかるケースは非常に多いです。生徒さんにお会いする難しさを感じる段階です。

 

しかし、誰かに会うことが辛い時期は、決して無理させる必要はありません。

 

その時に、親御さんができることは、「こういう人がいるよ。元気になったら、会ってみるのもいいかもね」と、第三者の存在を情報として提供することに留めておくことです。

 

個人差はありますが、無理な関わり方さえしなければ、「会ってもいいよ」と変化する時期があります。

 

もちろん、お会いする日時を決めたとしても、その日によって気持ちが不安定になり、突然キャンセルしてしまうことは、全く珍しくありません。

 

一般的に、とても敏感な子どもであれば傷つきやすく、キャンセルしたことを強く責められると落ちこんでしまいます。

 

そうなると、再び回復するために新たな時間が必要になり、生徒さんに会うことから遠ざかってしまいます。

 

したがって、たとえドタキャンされても、たとえお会いするはずの時間帯に寝ていたとしても、全て想定内です。むしろ、「最初に会う約束をした日に、会えたらラッキー」ぐらいに捉えています。

 

学校に行けず傷ついている生徒さんに、「ドタキャンしてもどんな状態でも、否定されず受けとめてもらえる場所があるんだ」と知って頂くことこそが、最も大切ではないでしょうか。

会うことの難しさ❶

2017/06/03

みんなの家庭教師が生徒さんにお会いする段階に至るまでに、いくつかのステップがあります。

 

❶親御さんが、みんなの家庭教師に問い合わせる。

 

フリーダイヤルでお電話して頂くか、もしくはホームページのメールフォームで問い合わせて頂きます。家庭教師を必要とされているというより、親の会に関する情報や、子どもへの接し方のアドバイスを求めて問い合わせをされるケースも多いです。

 

 
❷親御さんにお会いして、現在の状況を伺う。

 

生徒さん自身が、まだ第三者(みんなの家庭教師)に会いたくない場合もありますので、まずは親御さんから現在の詳しい状況を伺います。一方で、この時点で生徒さんが親御さんと一緒に来られて、三人で話をするケースもあります。

 

 
❸生徒さんにお会いして、趣味の話や好きなことについて共感を交えながら話す。

 

生徒さんが、みんなの家庭教師に会える段階に達すると、事前に親御さんから伺った生徒の趣味や、今夢中になっていることに関する知識をできる限り頭に入れます。そして、お会いした時に趣味の話を共有し、できるだけ多くの共感を交えながら話します。

 

ほとんど全ての生徒さんたちは、みんなの家庭教師と会う時、非常に緊張しています。その緊張感を和らげるのが、共有できる話題です。それらを生徒と共感しているうちに、彼らの表情から少しずつ緊張がほぐれていく様子が見てとれます。

 

続く。

書籍案内「『敏感すぎる自分』を好きになれる本」

2017/06/02

先日、みんなの家庭教師が紹介されたNHKの放送の中で出てきた「HSC」という言葉に関心を持たれた方は多いと思います。

 

HSPやHSCについて書かれた書籍は多くありますし、以前ここでも「ひといちばい敏感な子」を御紹介しました。

 

今回は「『敏感すぎる自分』を好きになれる本」を御紹介します。

 

この本を書かれた長沼先生は、日本では数少ないHSPの臨床医であり、17年間にわたってHSPに注目し研究されている方です。

 
この本は、HSPを分かりやすく説明していることに加えて、ただ生きづらいと嘆くのではなく「自分が何に対して敏感なのか?どんな問題を抱えているのか?」を特定し、具体的な対応策を考えることができるよう手助けしてくれます。

 

なんとなく日々しんどい、生きづらいと感じている方に対して、どうすればいいのか、今日からできることを提案してくれる本です。

 

「敏感すぎる気質は生まれ持ったもので変えることはできません。でも、生きづらさは、社会的な価値観や人間関係、生活環境などから生じる後天的なものなのです。そして、後天的なものは、その気になりさえすれば、変えられます。(104ページ)」

 

読み終わった後は、HSPへの理解が深まると同時に、しんどさが薄らぎ、気持ちが前向きになるのではないでしょうか。

 

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とても敏感な子ども(HSC)への言葉がけ❷

2017/06/01

◎敏感な子どもにとって、ホッとできるような言葉をかける。

 

「疲れたら無理しないで、自分のペースでいいんだよ」

 

背中を押すような言葉がけばかりだと、しんどくなってしまう生徒が圧倒的に多いです。

 

疲れがたまってきた時期は、生徒にとって「心の御守り」になるような言葉をかけて頂きたいです。

 

一方で、「安易に休みを認めるような言葉がけは、いかがなものか?」と言われる親御さんもいらっしゃいます。

 

しかし、とても敏感な生徒は、「私たち親にとってあなたは、学校へ行けなくても、かけがえのない大切な子どもなんだよ」という親からのメッセージを欲しがっている場合がほとんどです。

 

特に、疲れがたまってきた時期は、そのメッセージを欲しています。「自分の存在価値を無条件で認めてくれるのか?」を、無意識に確認したがっているのです。

 

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