2017年6月の活動報告

心がけるべき接し方❷

2017/06/20

まずは、周囲の大人が、「全日制や定時制、通信制も含めて、様々な高校が存在する」という情報をしっかり伝えるべきです。

 

全日制高校以外の選択肢の存在を伝えることによって、進路について考える意欲を出させるようなサポートをすることが望ましいです。

 

例えば、「北風と太陽」の童話で言うと、周囲の大人は北風ではなく太陽になってもらいたいです。

 

強引な北風のように、全日制高校だけを強く勧めて、「今から勉強始めないと間に合わないぞ」とか「中3になって学校へ行かないと、内申点も悪くなるから入試に不利になるよ」などの言い回しで、生徒をコントロールしようとするのは、逆効果でしかありません。

 

危機感を煽ったりするような方法は、他の生徒には通用するかもしれませんが、とても敏感である彼らには通用せず、反対に萎縮してしまいます。

 

そうではなく、太陽のように根気強く、生徒の話を丁寧に聴きながら対応していくことが必要です。

 

進路を考えることは、受験生にとって避けては通れません。現時点での状況から数年後を見据え、どのように段階を踏んでいくかを、周囲のサポートを得ながらじっくり考えて頂きたいです。

 

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心がけるべき接し方❶

2017/06/19

6月も残り10日余りになり、あと1カ月ほどで夏休みという時期になりました。

 

この時期になると、 受験生は体験入学の申し込みを提出したり、進路について考えることが多くなります。

 

進学をしたいけれど、満足に学校へ行けていない現状に焦りや不安を感じてしまい、余計に身動きがとれなくなってしまうケースも見かけます。

 

それにもかかわらず、周囲の大人の一部は、「受験生だし、もうそろそろ学校へ行かないと高校へ進学できないよ」と暗に言うことで危機感や不安を煽り、生徒を動かそうとする方もいます。

 

しかし、この方法では、たとえ一時的に通学できたとしても、いずれは気持ちが続かなくなり、さらに自信を失ってしまうことになります。

 

特に、とても敏感で繊細な子ども達(HSC)に対しては、反骨心を期待するような方法は適切ではありません。

 

そのようなやり方で、彼らが安定して通学できるのであれば、とっくの昔に不登校問題は解決していることでしょう。

 

大切なのは、彼らの気質を理解したうえでの言葉がけを心がけることです。

 

続く。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/06/18

来週26日の月曜日に津幡町で、「ホットミルク」が開かれます。

 

平日の午前中に開かれる会なので、土日が忙しく、夜も仕事で都合がつかない方にとっては参加しやすいのではないでしょうか。

 

アットホームな雰囲気で話を聴いてもらえて、しかも参加費は無料なので、初めての方も参加しやすいと思います。

 

時期に合わせて、親子で参加できるイベントも行っていますので、関心のある方はぜひご参加ください。

 

6月26日(月)
津幡町不登校の親の会 ホットミルク
場所:石川県河北郡津幡町加賀爪二3番地 津幡町役場となり福祉センター1階相談室
時間:午前10〜12時
会費:無料ですが、一人一つお菓子を持参
電話:076-288-6276
メール oyakosaron@po4.nsk.ne.jp

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また、来週28日の水曜日は加賀市で、「いまここ親の会」が開かれます。

 

いまここ親の会は、ひきこもりや不登校に関する取り組みを行っています。

 

現在、悩まれている親御さんだけでなく、過去にひきこもりを経験した若者も参加されますので、非常に参考になる話を聴くことができます。

 

また、代表の林さんを中心に、親身になって話を聴いて頂けますし、とても話をしやすい雰囲気ですので、初めて参加される方も安心です。

 

関心のある方は、ぜひご参加ください。

 

6月28日(水)
いまここ親の会
場所 : 加賀市山中温泉西桂木町ヌ26加賀市消防署山中分署近く
時間 : 午後7時30分〜
会費 : 500円 (会員の方は100円)
電話 : 070-5633-2667
E-mail : dekunobodo@yahoo.co.jp
代表 : 林昌則
◎場所・日時は変更になる場合があります。参加される前に電話でご確認ください。

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さらに、30日の金曜日、午前10時から津幡町で発達障害児の親の会クローバーが開かれます。

 

あたたかい雰囲気で、親身になって話を聴いて頂ける会です。初めて参加される方も、安心して話すことができます。

 

無料で参加できますので、津幡町以外の方もお気軽にご参加ください。

 

6月30日(金)
津幡町発達障害児の親の会 クローバー
場所 : 石川県河北郡津幡町加賀爪二3番地 津幡町役場となり福祉センター1階相談室
時間 : 午前10〜12時
会費 : 無料ですが、一人一つお菓子を持参
電話 : 076-288-6276
備考 : 当日参加OKです

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さらに、こちらも同じく30日の金曜日午後7時から、金沢市山の上町にある「フリースクールIRORI」でお茶会が開かれます。

 

「フリースクールIRORI」のお茶会は、親御さんだけでなく子どもも一緒に参加できます。

 

フリースクールで開かれるお茶会なので、親御さんたちが話をされている間、子どもたちは「IRORI」にある様々な部屋で退屈せずに過ごすことも可能です。

 

このお茶会は、「フリースクールIRORI」に通われている生徒の親御さん以外の方も参加できますので、関心のある方はぜひご参加ください。

 

6月30日(金)
「フリースクールIRORI」お茶会
場所:金沢市山の上町26-52
時間:午後7〜9時
会費:500円
電話:080-3740-3807

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相手を肯定するために❷

2017/06/17

彼らにとって大切な趣味に関するグッズや写真集などを見せてもらった時、いろいろ解説してもらった時、「どうもありがとう」と伝えると、決まって嬉しそうに微笑みます。

 

家族以外の第三者と大好きな趣味の話を楽しめたことに加えて、「ありがとう」と喜んでもらえたこと。

 

それが「ありのままの自分自身を肯定してもらえた」と感じることにつながると、考えております。

 

このようなやり取りを、家族の誰かと日常的にできることが一番望ましいのですが、様々な事情などで簡単ではない場合もあるでしょう。

 

本当に大切にしている物(趣味)を通して、一緒に楽しんで喜ぶことが、彼らの存在価値を認め、肯定することにつながるのだと思います。

 

褒めることも大切ですが、上から目線になりがちで、日々継続するうえで時々しんどい時はありませんか?

 

一方で、彼らの趣味を一緒に楽しんで喜ぶことで、自然と同じ目線になります。当然ながら、いろいろ教えてもらうことも多いので、彼らに対して「ありがとう」を言うタイミングも多いです。

 

相手の大好きなことを一緒に楽しみ喜ぶこと、そして感謝を伝えることは、相手を肯定することであり、ひいては彼らの自己肯定感にも影響を与えるのではないでしょうか。

相手を肯定するために❶

2017/06/16

相手のために何かをして、「ありがとう!」と喜んでもらうと、いつだって嬉しいものです。お礼を言われて、嫌な気持ちになる人はいないでしょう。

 

「ありがとう」と喜んでもらうためには、誰かのために何か役立つことをする必要があります。

 

そうかと言って、なかなか外に出れない方、ひきこもっている方に対して、「ボランティアでもしてみたら?」と、いきなり言うのはハードルが高過ぎます。

 

みんなの家庭教師は、生徒にお会いする前に、彼らの趣味を伺って、それに関してできる限りの知識を頭に入れたうえで生徒に会います。

 

例えば、生徒の好きなマンガの一巻を読んだり、お気に入りのアニメやゲームを観たり体験することが、深く会話するために大切です。

 

そのため、いざ生徒と会って会話する時、単にうわべだけの会話でなく、一緒に思いっきり楽しむことができます。

 

少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、生徒が大切にしている趣味は、今を何とか生きている彼らにとっては、ある意味で「命」同然です。

 

続く。

 

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手紙❷

2017/06/15

一般的に、手紙を読まれる方の多くは、敏感で繊細な方たちです。

 

敏感で繊細だからこそ、手紙を通した方が伝わりやすい部分、もしくは手紙でしか伝わらない部分もあるような気がします。

 

したがって、封筒を開けて手紙を読んでくれたならば、こちらの思いのいくらかは、文面を通して伝わるのではないかと信じております。

 

特に、デジタル化が進んだ現代だからこそ、手紙の持つ温もりが際立ち、読んだ人の心に響くものがあるのではないでしょうか。

 

確かに、LINEは使いやすく、瞬時に相手に届くので非常に便利です。

 

その反面、「手紙」は書いた後、封筒に入れて切手を貼り、ポストへ投函しなければなりません。もちろん、相手に届くまでには時間もかかります。

 

しかし、こうした手間暇を丁寧にかけていくことが、実はとても大切であり、必要である気がします。

手紙❶

2017/06/14

LINEがデジタルである一方で、「手紙」はアナログと言えます。

 

先日、生徒とLINEでやり取りすることを書いたばかりですが、手紙という手段を使うケースもあります。

 

実は、様々な理由でLINEを使うことができない方、LINEを使いたくない方が、一定数いらっしゃいます。

 

例えば、スマホやタブレットなどの端末を所持していないためにLINEができない方もいれば、「以前はLINEを使っていたけれど、友達関係でいろいろあって、今はLINEを使いたくない」という方もいます。

 

他には、会ったこともなく、話したことない人とLINEのやり取りをすることに対して非常に抵抗を感じる方、LINEを通して伝わる個人情報に関して非常に敏感に心配される方もいます。

 

そのような時に、こちら側の気持ちを「手紙」に託して、相手側に伝えます。

 

もちろん、手紙を読んでくれるかどうかは相手しだいですが、「いつか気が向いた時に読んでくれるのではないか」と期待して書いています。

 

続く。

 

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LINE×家庭教師❷

2017/06/13

LINEの使用は、勉強の範囲だけにとどまりません。

 

学校に行けない方や、ひきこもっている方に対して、いきなり「第三者に会ってみないか?」と声をかけても、なかなか簡単に応じてくれないのが現実です。

 

そこで、まず最初にLINEを通して接触することによって、第三者と知り合う際のハードルを下げることができます。

 

実際には、第三者と直接会える段階でなくても、「LINEのやり取りであれば大丈夫かな」という方もいらっしゃいます。

 

LINEのやり取りでは、漫画やアニメ、ゲームなど趣味の話が中心になることが多いです。LINEでの交流が継続した後、電話へと発展するケースもあります。

 

心がけていることは、それらを通して、彼らに共感し肯定することです。

 

そんなふうに、定期的な交流が続くことによって、その後実際にお会いできるようになるケースは何度もありました。

 

「社会復帰までのステップをどれだけ丁寧に踏むことができるか」

 

その社会復帰までの道筋をつけるための入り口として、LINEを効果的に活用したいと考えております。

 

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LINE×家庭教師❶

2017/06/12

みんなの家庭教師では、LINEでの無料添削指導をおこなっております。

 

もともとは、不登校の生徒たちの学力不足を補うために始めましたが、現在は全生徒が利用可能です。

 

5円玉や10円玉をコツコツと貯金箱に入れて貯めていくのと同じように、学力を毎日コツコツと貯めていくようなイメージです。

 

貯金や勉強以外にも、スポーツや仕事、ダイエットなど、全てにおいてコツコツと実践するのが真理ではないでしょうか。

 

とはいえ、一人で始めて継続していくのは簡単ではありません。

 

そこで、LINEの添削指導を通して、毎日の学習をサポートしております。生徒一人一人と話し合い、それぞれに合った問題や、その量を決めます。

 

決して、やみくもに多すぎる問題や難しい問題を送信するわけではありません。生徒によっては、計算一問もしくは漢字一題から始めます。

 

大切なのは継続することであり、そこから得られる充実感や達成感が自信につながり、生徒自身の成長が期待できると信じております。

 

続く。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/06/11

来週、6月24日の土曜日に、「おーぷんはうす」の定例会が開かれます。

 

創立して、今年28年目を迎える「おーぷんはうす」は、あたたかく気さくな雰囲気の中、お茶やお菓子を囲みながら、ゆったりと話を聴いてもらえる親の会です。

 

同じ悩みを抱える方と出会い、多くの方の事例を聴くことによって、癒され気持ちにゆとりが生まれます。

 

ぜひ一度、お気軽に参加しませんか?

 

当日参加もOKです。駐車場など、詳細は電話にてご確認ください。

 

なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞しました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 

6月24日(土)
おーぷんはうす 定例会
場所:金沢市笠市町10-9 サンフレッシュ笠市101
時間:午後2〜5時頃
会費:500円
電話:090-5175-5432

 

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