2017年8月の活動報告

リュフト主催の講演会について

2017/08/31

9月10日(日)に、リュフト主催の講演会が開催されます。

 

【石川県内の不登校問題 現状と提案】と題して開催される今回の講演会には、1980年代に日本国内で初のフリースクールを立ち上げられ、これまで継続して運営されているNPO法人東京シューレの理事長、奥地圭子氏をお招きします。

 

なお、午後3時20分〜4時20分のパネルディスカッションには、みんなの家庭教師も参加する予定になっております。

 

関心のある方は、ぜひご参加ください!

 

 

日時:2017年9月10日(日) 13時~18時
場所:金沢市教育プラザ1号館2階121研修室(富樫3丁目10-1)
対象:テーマに関心のあるすべての方

会費 : 1000円(高校生以下は無料)

電話 : 090-8467-3722(担当 : 岡田)

申し込み : info@irori.lyhty.or.jp

備考 : 駐車場に限りがあるため、乗り合わせの上、お越しください。

 

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親にできることは?❶

2017/08/31

「うちの息子は、23歳でアルバイトをしています。中学生の時に学校に通えなくなって以来、高校は通信制高校を卒業したのですが、「大学に行きたい」と進学しても長続きせず、途中で辞めてしまいました。その後、専門学校に入り直したものの、ここでも長続きしませんでした。今はアルバイトをしていますが、これまでも多くのアルバイトをしており、飽きっぽいのか長続きしません。十代前半から続けている趣味もあるので、本当に好きなことに関しては継続できるようです。ただ、親の立場で言えば、趣味だけで生きていくことはできないので、早く自分の道を見つけてもらいたいです。親にできることはあるでしょうか?」

 

 
この質問から、「息子さんの現在の状況が問題である」と、親御さんが感じていることは明らかです。

 

一番大切なことは、「現在において、息子さんが前向きに生き生きと、生活できているかどうか?」です。

 

もし、息子さんがやりがいを持ってアルバイトをしているのであれば、息子さんにとって今の状況は問題がないということになります。

 

反対に、息子さん自身が、今の状況に対して不満を持っているならば、どこかに問題があるはずですので、それに関して本人に聞いてみる必要があります。

 

質問から分かる重要なことは、息子さんにとって、「自分がしたいことに挑戦できる環境にいること」であり、そのような環境を親御さんが与えていることです。

 

息子さんは、大学であれ、専門学校であれ、やりたいことを自分の意思で決めることができています。

 

結果的には、途中で学校を辞めたので、親御さんから見ると「学費に関してや、卒業できなかったこと」に不満を持つ気持ちはあるでしょう。

 

また、「他の同級生や兄弟は、ちゃんと卒業して就職しているのに」と、比べてしまいたくなる気持ちもあるのかもしれません。

 

続く。

 

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『おーぷんはうす・夏合宿』をふりかえって❷

2017/08/29

合宿に参加された、ある親御さんが、言われた言葉です。
「親が『学校に行って欲しい』と口にしたり、心で思っているうちは、子どもは動き出さないし、元気にならない」

 

一方で、ある親御さんは、
「頭で分かっていても、つい口に出して言いたくなったりします。結局、自分自身を責めて落ち込んでしまう。そんな毎日です」

 

親の会に参加したからと言って、抱えている問題や悩みがすぐに解決することは少ないかもしれません。

 

でも、悩みを他の親御さんたちに聴いてもらったり、共感してもらうことで、とても前向きになれますし、明るい表情になれます。

 

そして、その機会が多ければ多いほど、親御さんは元気になれます。親御さんが元気になれば、それに連動して子どもが元気になる可能性は大きく高まります。

 

子どもだけでなく、親御さんも居場所が必要であり、誰かと繋がっていくことが大切だと、改めて気づかされた今回の合宿でした。

 

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『おーぷんはうす・夏合宿』をふりかえって❶

2017/08/28

昨日は、毎年恒例のおーぷんはうすの夏合宿に参加しました。

 

今年も、多くの親御さんたちや、その子どもたちが参加されて、大変にぎやかな夏合宿になりました。毎年のことですが、深夜12時頃まで話が続きました。

 

最近、みんなの家庭教師は、おーぷんはうすの親の会に顔を出せていなかったこともあり、数か月ぶりに多くの親御さんたちとお話することができ、大変嬉しかったです。加えて、多くのことに改めて気づかされた時間でもありました。

 

途中からは、心療内科医の明橋大二先生もいらっしゃって、先日NHKで放送されたHSCに関するお話もされました。

 

参加者の方々は、そのお話に真剣に耳を傾けながら、そして質問も飛び交いながら、和やかに時間は過ぎていきました。

 

毎年、参加するたびに思うことは、「どんな書籍を読むより、どんな著名な方の講演会に参加するよりも、当事者である子どもや、親御さんから直接発せられる言葉が、何よりも心に響きますし、様々なことに気づかされる」ということです。

 

続く。

 

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講演会のお知らせ『ひきこもりの理解〜そのこころと支援〜』

2017/08/27

来月の9月22日(金)に金沢市主催の、こころの健康づくり講演会が開催されます。

 

講師は、臨床心理士の寺井文平さん、演題は『ひきこもりの理解〜そのこころと支援〜』です。

 

寺井さんは、若者サポートステーションで多くの方の相談を受け、その支援をされています。

 

内閣府が平成27年に行った調査では、全国に満15〜39歳のひきこもりの方が、推計で54万1千人いることが示されました。

 

ひきこもりは身近に起こりうることであり、周囲の理解が必要です。

 

今回、寺井さんのお話を通して、ひきこもりに対する理解を深め、自分たちにできることを一緒に学ぶ機会としませんか。

 

なお、今回は1部が講演会、2部が本人や家族のための相談会・交流会となっております。

 

【開催日時】9月22日(金) 14:00〜15:00(受付 13:00〜)2部は15:00〜16:00
【会場】金沢市泉野町6丁目15番5号 泉野福祉健康センター2階 いずみのホール
【講師】寺井文平 氏 (若者サポートステーション石川 臨床心理士)
【対象】金沢市民 60名(予約制)

【問い合わせ】076-242-1131

【申込締切】9月20日(水)
◎参加無料です!

 

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来週開催される『親の会』のご案内

2017/08/26

来週、9月1日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

今年で28年目をむかえる会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 
9月1日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町1丁目(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

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通信制高校について思うこと❸

2017/08/25

ところで、通信制高校を卒業後は、どんな進路を選択されている方が多いのでしょうか?

 

通信制高校は、一部の私立の通信制高校のように専門知識や資格取得のサポートをおこなう学校を除けば、あくまで高校卒業を目指すための学校です。

 

実際は、就職をする方よりも、専門学校や大学などの学校へ進学する方が多いようです。その他では、職業訓練校へ入学したり、とりあえずアルバイトをするケースもあります。

 

大学に進学する場合は、通信制高校の勉強だけでは不十分ということもあり、予備校や塾などに通う方もいます。

 

しかし、「いきなり予備校や塾へ通うのは、ちょっとハードルが高いです」と、みんなの家庭教師に相談をされる方もいます。

 

過去には、みんなの家庭教師とマンツーマンで、ある程度の基礎力をつけてから、予備校などへ通う事例もありました。

 

確かに、大学や専門学校を卒業することで、職業の選択肢も広がり、求人の枠も広がるでしょう。

 

ただし、大学にしろ専門学校にしろ、毎日通学して勉強をしなければ卒業できませんし、その先の就職もありません。

 

したがって、大学や専門学校を本気で目指すのであれば、通信制高校に通う間に体調を整え、受験への準備をしっかり行うことが大切です。

 

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通信制高校について思うこと❷

2017/08/25

近年は、様々な特徴を持った通信制高校が増えています。

 

「近い将来、大学へ進学するために勉強したい」という生徒が集まる学校もあれば、「あまり勉強したくないけど、とりあえず高校の卒業資格を取りたい」という生徒が通いやすい学校もあります。

 

いずれにせよ、生徒にとって選択肢が増えたことは、非常に歓迎すべきことだと思います。

 

また、全日制高校に入学したけれど、いろいろな事情から通い続けることが困難になってしまい、苦しさや悩みを抱えながら、通信制高校に編入する方もいます。

 

そのような生徒にとっても、もう一度自分を見つめつつ、自分の将来をじっくりと考えながら高校卒業を目指せることは、大きな利点だと言えるでしょう。

 

続く。

 

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通信制高校について思うこと❶

2017/08/23

通信制高校と言っても様々な学校がありますが、全日制高校と決定的に違う点は、「毎朝、早く起きて通学をする必要がない点」です。

 

したがって、通学に伴うストレスは全くありません。

 

スクーリングなどの登校日以外は、自宅や図書館など自分にとって勉強しやすい場所で、自分のペースで勉強することができます。

 

加えて、余った時間は、アルバイトをしてお金を稼ぐこともできますし、時間の使い方を自由に決められる点は魅力的だと感じるでしょう。

 

ただし、一方では、注意しなければならない点もあります。

 

時間に関してはとても自由である反面、自分を律することができないと、不規則な生活を過ごしてしまう生徒もいます。

 

また、アルバイトに精を出す生徒は多いのですが、いつの間にか勉強よりアルバイトを優先してしまい、結局、通信制高校を卒業できずに途中でやめてしまう事例もよく聞きます。

 

続く。

 

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家庭教師に求められる役割❷

2017/08/22

当然ながら、全ての生徒に対して、同じような「心のケア」が必要であるというわけではありません。

 

逆境をバネに、反骨心をむき出して、大きな壁を乗り越えていく方もいるでしょう。

 

その一方で、HSCと言われる「とても敏感な子ども」にとっては、安心して自分の気持ちを話せる人に定期的に会うことは、とても重要です。

 

それは、親友や家族、親戚の誰かでも構いません。生徒にとって、「自分の話を丁寧に聴いてくれる人」という感覚を持てるかどうかが大切です。

 

みんなの家庭教師は、生徒の話を丁寧に聴き、「心のケア」もできる家庭教師として、今まで18年間にわたって生徒に接してきました。

 

今後は、その役割がさらに重要性を増していくのではないかと考えております。

 

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