2017年3月の活動報告

新年度へ向けて

2017/03/31

いよいよ明日から4月です。

 

この3学期まで、学校を長期間休んでいた生徒さんの中で、「新年度から学校へ戻りたい」と気分一新で新学年を始めようとされる方は、一定数いらっしゃいます。

 

ある新中学3年生の男子は、「4月下旬の修学旅行に何とか行きたい」と、始業式から学校に通う予定です。

 

目標ができたせいか、生活のリズムにも変化が出てきました。今まで午前0時を過ぎていた就寝時間は、午後11時までに寝るようになり、起床時間もこれまでより2時間以上早い午前7時30分になりました。

 

数学に関心がある生徒さんに対しては、家庭教師の時間に中3の数学を予習しています。数学だけでも、4月の学習範囲を予習しておくことによって、学習面で多少のゆとりを持って授業に臨めます。

 

また、学習面でゆとりを持つことは、精神面でのゆとりにもつながり、学校に戻ろうとする生徒の背中を押す効果が期待できます。

 

どの生徒さんにも言えることですが、最初から飛ばし過ぎず、それぞれの生徒さんのペースで無理なく通えるように、徐々に慣れていって欲しいと思います。

 

金沢市内の多くの小中学校は、4月7日に始業式がおこなわれ、新学期が始まります。ちょうど、桜が開花する時期です。

 

生徒さん一人一人のつぼみが、ゆっくりでも確実にふくらみ、近い将来、必ず花が咲き始めるように、新年度もサポートしていきます。

 

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どのように通信制高校を選択するべきか?❷

2017/03/30

第一学院高校より、もう少し規則がゆるい学校を好む方には、私服で登校できて、茶髪でもOKという通信制高校もあります。

 

その一つは、アットマーク国際高等学校です。制服と私服、どちらでも通学可能であり、茶髪でも大丈夫です。卒業後は、大学や短大へ進学する生徒さんも多くいます。

 

第一高等学院と比べると、良い意味でゆるい感じなので、通いやすいと思われる生徒さんは多いと思います。

 

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http://www.at-kokusai.jp/index.php

 

 

 

その他には、鹿島朝日高等学校の通信制課程があります。

 

昨年2016年の4月にできた金沢キャンパスは、金沢駅西口から徒歩5分圏内にあります。

 

「できるだけ費用をかけず、とりあえず高校を卒業したい」という方にはお勧めです。

 

ただし、第一学院高等学校やアットマーク国際高等学校に比べると、常駐されている先生の人数は少ないです。

 

そのため、卒業後に大学など進学を目指される場合は、予備校や塾へ通うか、家庭教師を頼むことで学力を補う必要があります。

 

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http://www.kashima-asahi.jp/kanazawa/

 

 
今回ご紹介した通信制高校は、毎日または週数日で通学可能な生徒と、年間数日以上あるスクーリングに出席可能な生徒が対象です。

 

それ以外のケースでは、家にずっとひきこもり、現時点において一歩も外に出れない生徒さんもいらっしゃいます。

 

そのような生徒さん向けに、ご紹介できる通信制高校もありますので、関心がある方はみんなの家庭教師に問い合わせください。

どのように通信制高校を選択するべきか?❶

2017/03/29

通信制高校に入学する時や、全日制高校から通信制高校へ編入する時、「どの高校を選べば良いか?」と相談を受けることがあります。

 

第一に、生徒さんご自身が見学に行かれることが大切です。自分の目で見て、学校の雰囲気を感じることです。その学校の先生に会って質問するのも良いでしょう。

 
それでも、学校見学に行くことさえも難しい生徒さんがいらっしゃるかもしれません。ここでは、一般的な選択基準をお伝えします。

 

 

まず、石川県立金沢泉丘高等学校通信制課程は、学費は一番安いですが、入学する生徒に対して卒業する生徒の割合が非常に低いと言われています。

 

なぜなら、レポートの提出義務に加え、前期と後期のテストにおいて各教科4割以上取ることが厳しく求められているからです。レポートの提出はともかく、テストで4割取るためには、相応の勉強をする必要があります。

 

また、体育の授業に出席できなくて、体育の単位をなかなか取れないというケースもあるようです。 テスト勉強も含め、厳しく自分自身を律することを要求されます。

 

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http://www.ishikawa-c.ed.jp/~izumth/index2.htm

 

 
他方で、「通信制高校でも、全日制高校と同じように高校生活を楽しみ、大学や短大へ進学したい」という生徒さんには、第一学院高等学校がお勧めです。

 

全日制高校と同様に、制服で登校しなければならず、私服での登校は認められていません。また、茶髪は禁止されています。

 

過去に不登校を経験したことがあり、教室に入れない生徒さんに対しても、個別の部屋を用意するなど、どんな生徒さんでも安心して勉強できる環境が整っています。

 

単に高校を卒業するだけでなく、卒業後に社会で通用するようにと、学習面はもちろん、ボランティア活動にも力を入れており、生活面などにおいても、様々な指導をされているとのことです。

 

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http://www.daiichigakuin.ed.jp/campus/kanazawa/

 

続く。

【LYHTYスクール-IRORI-】がクラウドファンディングを始めました!

2017/03/28

石川県金沢市にあるフリースクール【LYHTYスクール-IRORI-】が、クラウドファンディングを始めました。

 

クラウドファンディングとは、「こんなモノやサービスを作りたい」といったアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、専用のインターネットサイトを通じて世の中に呼びかけ、共感した人々から広く資金を集める方法です。

 

下記のアドレスより、彼らの熱い思いを、ぜひ知って頂きたいです。

 

https://faavo.jp/ishikawa/project/1870

 

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職業を知ることの意味

2017/03/27

みんなの家庭教師では、「職業を知ろう!」で様々なプロフェッショナルにインタビューをおこなっております。

 

不登校(ひきこもり)になると、子供はもちろん親御さんも、将来に関して不安になります。

 

その一番大きな理由は、「学校に行けない」=「高校や大学に進学し、会社員になれる道、つまり自立して生きていくための道が閉ざされてしまうのではないか?」と、考えてしまうからです。

 

親御さん自身も、会社員になる以外の「道」を子供に示すことができず、希望を見出すことから遠ざかってしまいがちです。

 

ところが、世の中には多くの職業が存在し、会社員でない人々も多くいらっしゃいます。

 

実際、確かな技術があれば、学歴をあまり重要としない職業もあります。非常にたくさんの「道」があるのです。まずは、それらの存在を知り、選択肢を増やすことが大切です。

 

「道」を切り拓いてきたプロフェッショナルの言葉が、一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。

 

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職業を知ろう!No.4『ナレーター』【完全版】

2017/03/26

今回の「職業を知ろう!」は、〝ナレーター〟です。株式会社「研声舎」代表で、ナレーターの林恒宏さんへのインタビューを掲載します。

 

ナレーターとは、テレビ番組やラジオ番組などで、コンテンツに合わせてナレーション(朗読)をする仕事です。

 

前もって用意された原稿を読むことが中心となりますが、発声方法やイントネーション、抑揚の付け方などのスキルが要求されます。

 

テレビ・ラジオ番組以外にも、店舗案内や企業のPR映像用のナレーション、駅や銀行などで流れる自動音声を制作する際の元になるナレーションなど、ナレーターが活躍するフィールドは多岐に渡ります。

 

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研声舎ホームページ
http://kenseisya.net/about-1/

 

 


ーー林さんがナレーターという仕事に就かれたきっかけを教えて頂けますか?

 

林さん  僕は、もともとはお芝居から始まった人間なんです。演劇を高校時代に始めて、仲間たちと劇団を作りました。当時は、自分を表現することが嬉しく、楽しかったんです。

 

ーー自分自身を演劇を通して表現することが、林さんにとっての喜びだったんですね。

 

林さん  そうです。加えて言うなら、「目立ちたい、脚光を浴びたい」という思いが、少年時代から人一倍強い人間でした。

 

ーー「みんなから注目されたい」という思いが、非常に強かったと。

 

林さん  はい。一般的に、演劇をする人間の中には、幼少期から少年時代にかけて暗い過去があり、自分に自信を持つことが難しいタイプが少なからずいます。「自分に自信がない」というネガティヴな部分とバランスをとるために、演劇をしているような気がします。

 

ーーそれは意外に感じます。「演劇をする人は、華やかで明るく自信に満ちた人」というイメージがあるのですが。

 

林さん  もちろん、そのような方もいるでしょう。しかし一方では、その反対に位置する人間、つまり「自分に対して自信を持てない人間」が、案外と多くいます。僕も、その中の一人だったように思います。

 

ーー大変興味深いです。

 

林さん  その後、チケットを友人や知り合いに買ってもらい、ハードな練習の合間をぬって仕事をしながら演劇を続けていくうちに、だんだん疲弊していく自分がいました。「これを続けて何の意味があるのかな?」と考え始めたんです。

 

ーー大好きな演劇をしていたにもかかわらず、徐々に疲弊していったんですか?

 

林さん  疲弊していきました。そのうちに、知り合いや友人に演劇を観て頂いた後、『良かったよ、最高だったよ』と言われても、僕自身「本当にそう思って言ってくれてるのかな?そりゃ、面と向かって『面白くなかったよ』なんて、普通言えるわけないよな」と考えるようになりました。そして、演劇を10年ほどやった後に、「僕にとって表現することは、結局のところ、自分自身が気持ち良くなりたいだけではないか」と感じてしまったんです。

 

ーー自己満足にすぎなかったと。

 
林さん  そうです。それで、このまま続けていても意味がないから辞めようと思いました。ただ、元来、表現すること自体は好きでしたし、今までの自分の経験を生かせる仕事を何とか見つけられないかなと。その時に、劇団の先輩がナレーターという仕事をアルバイトでされていました。当時の自分にとって、「ナレーターっていいな、素敵だな」と魅力的に映ったんです。それで「ぜひ、自分もやってみたい!」となったわけです。

 

ーー劇団で演じていた経験から、ナレーターという仕事につながっていくわけですね。

 

林さん  はい。僕がナレーターを始めたいと考えた時期と、劇団メンバーを中心にナレーター事務所が創立された時期が同時期だったこともあり、ナレーターに本腰を入れるきっかけになりました。

 

ーーこれまでに大変だったことや、困難だったことはありましたか?

 

林さん  ナレーターを始めた当初が大変でした。ナレーターを始めた頃は、まだ劇団も続けていたので、深夜12時ぐらいまで劇団で練習した後に、ファミレスで早朝までアルバイトをしていました。ナレーターという仕事の依頼は、急に生まれることも多かったので、常に午前10時〜午後5時ぐらいまでは時間を空けておく必要がありました。駆け出しだった頃は仕事が少なかったので、仕事が発生した時、すぐにチャンスをつかめるように、時間を空けて常に準備を心がけていました。

 

ーーかなりハードな生活だったんですね。

 

林さん  当時、安定的に仕事があった先輩に比べると、新米の僕にはほとんど仕事がありませんでした。それでも、先輩の仕事のおこぼれを必死に拾おうと、常に準備していたからこそ、『林だったら、いつでも引き受けてくれる』という評価を得ることができたのだと思います。

 

ーー『信頼』を勝ち取ることができたんですね。

 

林さん  もちろん、すぐに評価を得ることができたわけではありません。それでも、だいたい3年ほど継続していると、そこそこ安定的に仕事が入ってくるようになり、ナレーターという仕事だけで生活できるようになりました。

 

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林さんの「伝わる声」が聞けます!
http://kenseisya.net/services-1/

 

 

ーーこの仕事をされて、どういう時に喜びを感じますか?

 

林さん  ナレーターとして言うのであれば、ブースの中で音声を録り終えた直後に、ブースの外にいらっしゃったクライアントさんから、「ありがとうございます!非常に良かったです。素敵なCMになりました」と言われた瞬間は、本当に嬉しいですね。

 

ーー「ありがとう」と感謝された瞬間ですね。

 

林さん  はい。また、ナレーターとは別に、「声について指導する仕事」もしておりますが、今まで声が上手く発声できていなかった生徒さんが、パッと声が出るようになると、非常に明るい表情になります。それを目の当たりにした時は、本当に嬉しいですね。

 

ーー生徒さんの嬉しそうな表情は、教える側も連動して嬉しくなります。

 

林さん  そうです。どんな立場であれ、人に喜んで頂くことが僕の喜びだと思います。

 

ーーこの仕事をされるうえで、気を付けていらっしゃること、心がけておられることは何ですか?

 

林さん  ナレーターとして、「上手くなりたい、深みのある声を出したい」と、技術だけを追いかけて努力してきたのですが、その途中で気づいたことがありました。

 

ーー気づいたこととは?

 

林さん  自分の声の中に、いやらしい部分と言うか、「どや顔」ならぬ「どや声」なるものが出てきてしまっていることに気づきました。

 

ーー自分の声に酔ってしまうようなイメージですか?

 

林さん  そうですね、「あざとさ」が見え隠れする感じの声です。それに気づかずに仕事をしていた時期もありましたね。今思い出すと恥ずかしいです。

 

ーーナレーターとしての「技術」ではなく、「心」の部分でしょうか?

 

林さん  そうだと思います。仕事を技術だけでやろうとすると、今でも「あざとい声」が出てきます。だから、そういった声が出ないように、聞いている方のことを常に考えながら、十分に心がけて仕事をしています。

 

 

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舞台での公演活動も精力的にこなす林さん

 

 

ーー先ほど、「声について指導する仕事」と言われましたが、それについて教えて頂けますか?

 

林さん  僕には、15年前から定期的に教えを乞うている師匠がいます。その方に会うために、今でも月に一、二度ほど東京へ出向いているんです。その方から指導を受けて二年ほど経過した時に、「人に教えなさい。声について東京で学んだことを、金沢で広めなさい。還元しなさい」と言われました。

 

ーー「東京でインプットしたことを、金沢でアウトプットしなさい」と師匠から言われたんですね。

 

林さん  そうです。でも、僕は人に接することが嫌いでしたから、最初は断りました。もともとは、自分の声が改善さえすれば良いと思っていましたから。「深みのある声」や「存在感のある声」が手に入れば、それで良いと思っていました。

 

ーーそれでも金沢で教え広めていくことを選択されたのは、なぜですか?

 

林さん  師匠から「言われた通りにやらないと破門だよ」と言われたからです。さすがに、破門にはなりたくなかったですから(笑)

 

ーー実際に人に教えてみて、御自身の中で何か変化はありましたか?

 

林さん  声に関する理解が、いっそう深まりました。人に教えることで、「理解したつもりになっていた自分」に気付くことができました。人に教えることによって、アウトプットする大切さを僕自身が学びましたね。

 

ーー人に教えることが、御自身の「学び」につながったんですね。ところで、林さんの教室では、どのようなことを学べるのですか?

 

林さん  本部がある東京の教室をはじめとして、金沢にある僕の教室も「話し方」を指導する教室ではありません。学んで頂くことは、「声そのものを改善すること」です。

 

ーー「声そのものを改善すること」と言われましたが、もう少し具体的に解説して頂けますか?

 

林さん  例えば、ある判事さんが、東京の教室へ学びに来られたことがありました。

 

ーー判事さんというのは、裁判所の判事さんですか?

 

林さん  はい。判事さんとは、人の一生を左右する最後の判決文を、ケースによっては長時間かけて、自らの声で伝えなければならない職業です。ところが、その判事さんは、判決文を読み上げるときに、声がかすれてしまうことが時々あったそうです。「人の一生を左右するような大切な場面で、カスカスの声になってしまうのは失礼だ。そんなことがあっては決してならない」と思われて、習いに来られたそうです。

 

ーー非常に職業意識の高い方ですね。なるほど、「声そのものを改善する」の意味が少し理解できました。

 

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「モテ声講座」って気になりますよね。。

 

 

林さん  もちろん、判事さんだけでなく、人前で話す機会が多い学校の先生や講師、営業で人と接する機会が多いビジネスマンもいらっしゃいます。

 

 ーー言われてみれば、声を使う仕事はたくさんありますね。

 

林さん  最近では、就職活動を控えた学生さんもいらっしゃいます。面接官に好印象を与えたい場合も、声を磨くと結果につながりやすいと思います。

 

 ーーなるほど、社会人だけでなく学生さんも、声を磨くことによって、就職活動を有利にもっていけそうですね。若い世代から、自分の声に関心を持つことで多くのメリットがありそうです。

 

林さん  そうだと思います。実は、6年前から地元の小学校で、定期的に朗読ボランティアをおこなっています。もともとは、朗読を通じて、活字離れが進んでいる子供たちに、日本文学の楽しさを知って頂き、読書に関心を持って頂けたら、と思ったことがきっかけでした。

 

 ーー林さんの声で朗読してもらえると、物語の世界にグイグイ引き込まれていきそうです。

 

林さん  朗読を始めると、彼らの顔つきが変わり、目に光が宿るのが分かるんです。

 

 ーー小学生の時期から、林さんのような「存在感のある声」や「伝わる声」に触れることは、声に関心を持つことにもつながりそうですね。

 

林さん  そう願っています。実際、声を磨くことで表現性が増し、コミュニケーションも変わります。自分の声に自信を持てれば、心に余裕も持てるので、人前で堂々と話しやすくなるんです。

 

 ーーなるほど。「自分の声を磨くことで、他者と交流しやすくなる」という観点は興味深いです。例えば、「不登校」や「ひきこもり」の生徒さんたちの中には、自分の声を磨くことによって、「一歩前へ出る勇気が生まれる」きっかけになるのかもしれません。

 

林さん  そうですね。その可能性はあるでしょう。付け加えて言うと、子供さんだけでなく、その親御さんも、自分たちの声を磨くことは非常に大切なのではないでしょうか。

 

 ーー親御さんもですか?

 
林さん  はい。当然ながら、親御さんの声によって子供も少なからず影響を受けているはずです。したがって、親御さんの声が磨かれて変われば、その子供にも何らかのポジティブな作用が働くことは想像できます。

 

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小学校での朗読ボランティアの様子

 

 

林さん  僕自身、学生の頃は、常に周囲の反応を気にしながら行動するような人間でした。自分という存在を押し殺して、「親や学校の先生に好かれよう、周囲に当たり障りのない存在でいよう」と努めていました。

 

 ーー何事も、周囲の空気を読みながら決めていく生き方、つまり、本当の自分の人生を歩んでいない感じだったのですか?

 

林さん  そうです。そうなってしまうと、それにふさわしい声、つまり暗い声や、自信のない声しか出ませんでした。そのような生き方をして、何が一番良くないかというと、その「自信のない声」を他でもない自分自身が、日々聞き続けているということです。その声を聞き続けているために、だんだんと負のスパイラルにはまっていってしまうんです。

 

 ーー悪循環に陥り、自己肯定感も育っていかないですね。

 

林さん  生きている実感を持てないと思います。その悪い状態を変えるために、どれだけ本を読み、たくさん勉強して理屈で分かろうとしても、その良くない声を自分自身が聞いている限りは、なかなか簡単にはそこから抜け出せない現実があります。

 

 ーー抜け出すために、時間がかかりますね。

 

林さん  そこから抜け出す一つの方法として、理屈云々は置いといて、まずは「声を改善する」こと、自分のなかに「しっかりした声を作ること」が、悪い流れを変えるきっかけになります。例えば、自分が不安になったり、心細くなった時に、「大丈夫だ!」とか「いける!」のようなキーワードを決めて、それを芯の通った声、自分に響く声を自分に向けて発することで、自分で自分の背中を押すことができます。

 

 ーー「自分の声で自分の背中を押せる」というのは、心強いですね。

 

林さん  そうです。それと同時に、先ほど言ったように、親御さんの声も非常に大切です。子供は親の声を毎日聞くはずです。親御さんの声が改善されると、当然ながら、その声を毎日聞く子供にも大きな影響を与えるでしょう。

 

 ーー林さんが言われるように、自分の声に焦点を当てて改善すると同時に、家族の声も重要であるということが理解できました。今までは、不登校の問題を「声」から改善していくという発想すらありませんでした。「目から鱗」です。

 

林さん  「声」という存在は、一般の人たちが思っている以上に、大きな影響力を持っているということです。

 

ーー最後に、今後の目標について話して頂けますか?

 

林さん  人のため世のためになるような活動を継続していきたいです。僕の活動に対して、周りの人が「良い取り組みだね」と言って加わってくれるような活動です。

 

 ーー例えば、どのような活動ですか?

 

林さん  「声」というものについて、もっと広めていく使命が僕にあると信じてやっています。「世の中のためにやるんだ」と決めてやることが大切だと感じています。

 

 ーー非常に心強いです。そのような活動をしようと考えるに至ったきっかけは何ですか?

 

林さん  若い頃は、師匠がいる東京へ出向いて、「深みのある声」や「存在感のある声」が自分に手に入れば、それで十分だと思っていました。それが、師匠と出会って数年後に、ここ金沢で声について教え始めたことをきっかけに、しだいに自分自身が変わってきたんだと思います。

 

 ーー師匠との出会いが大きかったのですね。

 

林さん  50〜100年後の、日本人のコミュニケーションを真剣に考えている師匠の考えに共感しています。少々、壮大に聞こえるかもしれませんが。

 

 ーー実際、今日まで普段の生活の中で自分が発する声に、それほど大きな意識を払っていませんでした。でも、今回、林さんのお話を伺いながら、自分の発する声が本当に大切であることを知りました。

 

林さん  声というのは、人と人とがコミュニケーションをとる上の根幹です。声を育てることで、自分の意思をしっかり言えるようになります。声を改善することで、自分に自信を持てるようになります。今後も、できる限り貢献していきたいです。

 

 ーー林さんの今後の活躍に期待しております。今日は本当にありがとうございました。

 

(聞き手・工藤拓哉)

 

 

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林 恒宏 さん

ナレーター・音声言語指導者・「株式会社 研声舎」代表。
北陸を中心にテレビ・ラジオ番組・CMなどのナレーションで活躍中。
音声言語指導者の磯貝靖洋氏(Vocal Arts Service Center主宰 本部東京)に2002年より師事。現在、「声とことばの磯貝メソッド®」の正講師。「声とことばの磯貝メソッド金沢塾」の代表でもある。 出演舞台は、寺院や能楽堂での「林恒宏の独り語り」など多数あり。

来週開催される「親の会」のご案内

2017/03/26

来週4月7日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

今年で28年目をむかえる会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 

4月7日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

 

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学校に行けなかった本当の理由❷

2017/03/25

小学生の高学年以降〜高校生にかけて思春期に入ると、親に口答えしたり、会話をする時間が少なくなりがちです。いわゆる第二反抗期です。

 

ところが、第二反抗期に入り、子どもに今までのような素直さが失われたからといって、親の権威をふりかざし、強引に従わせようとすることは避けなければなりません。

 

なぜなら、上から目線の物言いになり、反抗期で遠ざかりがちな親子間の距離が、さらに遠ざかってしまうからです。

 

それらを踏まえて、家庭教師として、生徒さんと接するうえで大切にしていることは、勉強を教えると同時に、彼らから何かを教えてもらうことです。

 

こちら側が一方的に勉強を教えるだけでなく、彼らからも何かを教えて頂き、共通の何かを共有して、ともに笑ったりする時間を少しでも持つことを心がけております。

 
「教えてやっている」「食わせてやっている」「育ててやっている」

 

立場によって異なりますが、そんな人間の驕り(おごり)は、知らず知らずのうちに出てしまいがちです。

 

不登校を、学校における先生と生徒の関係性から考えることは当然ですが、親子間や夫婦間からも考え、その関係性を安定させていくことも大変重要なのではないでしょうか。

 

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学校に行けなかった本当の理由❶

2017/03/24

先日、ある生徒さんから、こんな言葉を聞きました。

 

「昔、学校に行けなかった理由は、担任の先生の上から物を言う態度が嫌だったからです」

 

その生徒さん曰わく、学校に行けなかった当時、「なぜ学校に行けないのか?」と周囲から聞かれても、自分でもよく分からなかったため、説明できなかったそうです。

 

それから数年経過し最近になって、「当時の担任の先生が上から目線だった」と気付いたということでした。

 

一般的に、「自分自身、学校に行けない理由がよく分からない」と言われる生徒さんは、よくいらっしゃいます。イジメの被害や人間関係のトラブル、勉強が分からないなど、不登校になる理由として、よく挙げられるような理由があるわけでもないけれど、何となく学校に行けないということです。

 

とりわけ敏感で繊細な気質のため、相手の言葉はもちろん、威圧的な表情や視線、高圧的な声のトーンなどにも反応してしまうようです。

 

その生徒さんの言葉から、何となく学校に行けない理由の一つが分かったような気がしました。

 

しかし、このことは何も学校の中だけでなく、親子関係にもあてはまることかもしれません。

 

続く。

 

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職業を知ろう!No.4『ナレーター』❼

2017/03/23

ーー最後に、今後の目標について話して頂けますか?

 

林さん  人のため世のためになるような活動を継続していきたいです。僕がする活動に対して、周りの人が「良い取り組みだね」と言って加わってくれるような活動です。

 

ーー例えば、どのような活動ですか?

 

林さん  「声」というものについて、もっと広めていく使命が、僕にあると信じてやっています。「世の中のためにやるんだ」と決めてやることが大切だと感じています。

 

ーー非常に心強いです。そのような活動をしようとに考えるに至ったきっかけは何ですか?

 

林さん  若い頃は、師匠がいる東京へ出向いて、「深みのある声」や「存在感のある声」が自分に手に入れば、それで十分だと思っていました。それが、師匠と出会い、数年後に、ここ金沢で声について教え始めたことをきっかけに、しだいに自分自身が変わってきたんだと思います。

 

ーー師匠との出会いが大きかったのですね。

 

林さん  50〜100年後の、日本人のコミュニケーションを真剣に考えている師匠の考えに共感しています。少々、壮大に聞こえるかもしれませんが。

 

ーー実際、今日まで普段の生活の中で自分が発する声に、それほど大きな意識を払っていませんでした。でも、今回、林さんのお話を伺いながら、自分の発する声が本当に大切であることを知りました。

 

林さん  声というのは、人と人とがコミュニケーションをとる上の根幹です。声を育てることで、自分の意思をしっかり言えるようになります。声を改善することで、自分に自信を持てるようになります。今後も、できる限り貢献していきたいです。

 

ーー林さんの今後の活躍に期待しております。今日は本当にありがとうございました。

 

(聞き手・工藤拓哉)

 

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林 恒宏 さん

ナレーター・音声言語指導者・「株式会社 研声舎」代表。
北陸を中心にテレビ・ラジオ番組・CMなどのナレーションで活躍中。
音声言語指導者の磯貝靖洋氏(Vocal Arts Service Center主宰 本部東京)に2002年より師事。現在、「声とことばの磯貝メソッド®」の正講師。「声とことばの磯貝メソッド金沢塾」の代表でもある。 出演舞台は、寺院や能楽堂での「林恒宏の独り語り」など多数あり。

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