HSCと不登校

HSCと不登校❸

2017/05/23

HSCはもちろん、学校に行けず悩んでいる子どもたちにとって必要なのは、「自分の存在自体を認め肯定してくれる人間」です。

 

つまり、「不登校になっても、勉強や運動がうまくいかなくても、どんな状態にあっても、あなたは大切な存在だよ。大好きだよ」と言ってくれる人が身近にいることが、彼らにとっての大きな土台になります。

 

とても敏感で繊細だからこそ、傷つくような出来事があった時に、自分という存在全てを肯定してもらえることで、彼らは何とかやっていけます。

 

「自分の価値を認めてくれるような存在」が近くにいることが、特にHSCにとって適切な環境だと言えるでしょう。

 

それは、彼らを前進させるための「欠かせない原動力」になるのです。

 

今後、不登校の現状を改善するために、学校に通学できなくなった後の選択肢(フリースクールなど)を充実させることは当然大切です。

 

一方で、HSCを理解しようとする大人、そしてHSCに対して適切な対応をとれる大人がもっと増加することこそが、学校に通学できなくなる生徒を未然に防ぐために必要なのではないでしょうか。

 

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HSCと不登校❷

2017/05/22

とても敏感で繊細な生徒(HSC)だからといって、必ずしも不登校になるわけではありません。

 

彼らにとって環境が整っていない状況下では、かなり困難に感じる一方で、適切な環境下では、HSCでない方よりも幸福を感じやすかったり、その環境を楽しめるということが研究で裏付けられています。

 

例えば、不登校になった時のクラスの雰囲気が騒々しく居心地が悪いと感じることに加えて、担任やクラスメイトと上手くコミュニケーションをとれない環境だったとします。

 

その後、新学年になってクラスの雰囲気が静かで居心地が良くなり、仲の良い友達がクラスメイトになり、さらに信頼できる先生が担任になれば、非常に通学しやすい環境になります。

 

したがって、生徒自身に新学年から再び通学したいという明確な意思がある場合は、春休み中に学校側と密に連携を取り、生徒にとって適切な環境になるよう取り計らって頂くことが必要です。

 

みんなの家庭教師の生徒さんでも、このように適切な環境を整えることで、新学期から通学できている方は数人いらっしゃいます。

 

このように、たとえ不登校になったとしても、新学年になってクラス環境が変わったり、進学して学校が変わることによって、その生徒自身にとっての適切な環境に変われば、再び通学できる方も多くいらっしゃいます。

 

続く。

 

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HSCと不登校❶

2017/05/21

以前、HSP(Highly Sensitive Person)「とても感受性が強く敏感な人」について書きましたが、HSC(Highly Sensitive Children)とは、〝人一倍繊細で敏感な子どもたち〟を意味します。

 

つまり、HSPは主に大人に対して、HSCは子どもに対する言い方として使われています。

 

HSCは「気質」であり「病気」ではありません。全人口の約5人〜6人に1人、約15〜20%の割合で存在すると言われています。

 

HSCは多くのことを感じ取ることができる反面、感受性が強すぎるために、傷つきやすく繊細な部分があります。

 

傷つきやすく繊細というと、「恥ずかしがり屋」「内気でシャイ」「心配症」という言葉を連想させるかもしれません。

 

現在の学校や社会では、「控えめ・物静かで、慎重に物事を考える生徒たち」より、「明るく活動的で苦難をタフに乗り越えていける生徒たち」の方が、健康的で価値があると肯定される傾向があるかもしれません。

 

実際、後者のタイプの生徒さんたちの方がエネルギッシュで、文化祭や運動会などの行事で活躍する機会が多く、学校側から評価されやすいのも事実でしょう。

 

こうした事実から、とても敏感で繊細な生徒(HSC)の中には、自己肯定感の低さに苦しんでいる生徒がいると考えられます。

 

続く。

 

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