どんな状態であろうとも

どんな状態であろうとも❹

2018/06/15

大切なことは、その元凶を親御さんが本当に理解することです。

 

そのためには、子どもを親自身の内側に入れるのではなく外側に置き、子どもを一人の人間として認識することです。

 

それが、近い将来、子どもが自立するうえで大きなサポートになるはずです。

 

通学できなくなる理由は、正しく百者百様です。

 

その一方で、子どもが元気な状態へと回復するかどうかは、ただ一つによって決まると思います。

 

『たとえ、子どもがどんな状態であろうとも、そのありのままを認めて肯定する』

 

第一に、これが実現できて初めて、子どもは安心して休むことが可能になります。言いかえれば、子どもにとっての「安心」が保証されたと言えます。

 

確かに、少しでも早い子どもの学校復帰は、親御さんにとって目先の「安心」かもしれません。

 

しかしながら、子どもにとっての「安心」をまず実現することが自立への近道になり、ひいては親御さんにとって、将来の「安心」に繋がるのです。

どんな状態であろうとも❸

2018/06/14

親なら誰しも、子どもを可愛いと思うはずです。

 

ところが、可愛いと思うがあまり、知らず知らずのうちに子どもを親自身の内側に入れてしまいがちです。

 

つまり、子どもを一人の人間としてではなく、自分の所有物に近い形として支配してしまいやすいです。

 

例えば、子どもが通学できなくなった時に、多くの親御さんが、この傾向に陥りやすくなると言えます。

 

本来であれば、子どもの苦しい気持ちを察して、その状態を肯定することによって、子どもはとても楽になります。

 

ところが、通学できなくなって間もない初期段階では、「不登校にならないようにせねば」「この子の将来が不安定にならないように」という親御さんの意識が先行しがちです。

 

さらに言えば、「あなた(子ども)のためを思って」は、時に「自分(親)のためを思って」になりやすい時期です。

 

そうなると、子どもの苦しんでいる気持ちは置き去りになります。子どもは「学校へ行けない自分は、親に肯定してもらえない。愛してもらえない。自分には存在価値がないんだ」と感じてしまうでしょう。

 

この状態こそが、実は子どもの将来の自立を阻みかねない「元凶」なのです。

 

続く。

どんな状態であろうとも❷

2018/06/10

とても敏感な子どもの立場で考えると、そもそも「学校へ行けないこと」が当初の問題だったはずなのに、学校へ行けないことによって「学校へ行けない自分は、親に肯定してもらえない。愛してもらえない」と感知してしまうことで、知らず知らずに深く傷つき、もっと大きな別の問題に発展している傾向があります。

 

つまり、「学校へ行ける自分しか愛してくれないんだ」と、自分に対する親の愛情は、実は条件付きだったということに、とてつもない大きな不安を感じてしまう可能性があるということです。

 

そうなると、子どもの親に対する「愛情確認行動」が出てきます。

 

それらは様々で、お金の無心を頻繁にしたり、赤ちゃん返りとも言うべき行動を起こしたり、暴れて物を投げたり。

 

それに気づいていない親御さんにすれば、「単なるワガママや、甘えている行動」にしか見えず、怒ったりしてしまいがちです。そうなると、悪循環に陥り、その状況が長く続いてしまいます。

 

十代から二十代になり、学校へ通学する時代が終わり、不登校という問題が終わったはずなのに、別の問題に姿を変えて、何の解決もされていない状況が続く。

 

そんな状況を防ぐために、どうすれば良いのでしょうか。

 

続く。

どんな状態であろうとも❶

2018/06/09

ある親御さんの体験談です。

 

「『学校行かなくていいから、朝ごはん食べに降りて来なさい』と二階で寝ている子どもに声をかけると、食べに降りてくる日が増えました。少し前までは、呼びかけても全く二階から降りて来ない日々が当たり前だったのに」

 

学校に通学できなくなって以来、以前のようにスムーズに起きれなくなり、朝ごはんも食べれない日々が続いた時、その親御さんは「なんとかしないと」と焦る気持ちでいっぱいになったと言います。

 

さらに、当時の担任からは、「このままでは出席日数でひっかかり、高校へは進学できなくなります」と言われ、何とか子どもと話し合おうとするも、状態が悪くなっていく子どもを目の前にして、ただただ不安の日々だったそうです。

 

そんな日々が続いた後、ふとした瞬間から「学校へ行けなくても、まずは元気でいて欲しい」と願うように変わったと言います。

 

「こだわっていたものに、諦めがついた感じかもしれない」という思いの一方で、「子どもがこんなに弱っていても、それでも学校へ行って欲しいと思ってしまうのは、一体なぜなのか?」という思いも湧いてきたそうです。

 

続く。

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