活動報告

ひきこもりを越えて❹

2018/09/09

「ひきこもりを越えて」シリーズの第4回目。

 

今回は、ひきこもりと発達障害の関係に言及し、興味深い記事になっています。

 

以下は、掲載された記事全文を抜粋しました。

 

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2018年8月28日 読売新聞 朝刊より

 

 

「発達障害の僕」動画投稿

 

⬛︎生まれつきの要因

 

ひきこもってしまう理由は何かーー。しばしば指摘されるのが、学校でのいじめや職場でのつまずきなどの社会的な要因と、発達障害などの生まれつきの要因だ。ひきこもりの一定数は、発達障害を抱えているとも言われる。

 

県内のある30歳代男性もその一人。発達障害の一種で、対人関係を築くのが苦手な「自閉症スペクトラム障害」を抱え、職場の上司や同僚との関係につまずき、5年以上ひきこもった。就職活動を始めようとしているが、対人関係の不安から「なかなか気乗りがせず動けない。どうしたら良いのか」と頭を抱える。

 

発達障害には自閉症スペクトラム障害のほか、衝動的な行動をしがちな「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」、読み書きが苦手な「LD(学習障害)」がある。いずれも就職が困難で、職場でつまずいて離職、パートナーを見つけられないなどの傾向があるという。

 

精神科病院の松原病院(金沢市石引)の林正男医師によると、近年は大人になってから診断され、40、50歳代でひきこもる人もいるという。林医師は「中高年がひきこもると、抜け出すのはかなり難しい」と指摘する。

 

 

⬛︎忘れ物対策 配信

 

その発達障害を持ち前の明るさで吹き飛ばす人がいる。金沢市に住む水戸勇佑さん(31)は「みっと君」という名で、動画投稿サイト「YouTube」で、「部屋とADHDと私。」と題し、動画を配信している。

 

「発達障害の僕は忘れ物常習犯です。一目で忘れ物がチェックできる対策が大切です」。映像で明るく元気に語る水戸さんはADHDを抱え、片づけが苦手で忘れ物が絶えない。

 

そこで財布や携帯、カギ、仕事道具などを板にパズル感覚で収める道具を開発。抜けていれば忘れ物に気が付く仕組みで、いつも持ち歩く。動画で紹介すると、「私もまねしたい」との書き込みが相次いだ。

 

水戸さんは、社会人2年目の25歳で発達障害と診断された。農業関連の団体に就職したが、忘れ物や作業ミスが絶えなかった。上司に何度も叱責され、うつ病だと思って精神科医を受診して判明した。ADHDの症状を聞き、「まさしく自分だ。人生終わった」と感じたという。

 

一時は退職を考えたが、職場にADHDを告白した際に上司から言われた言葉で生まれ変わった。「発達障害を失敗の言い訳にしてはいけない。この先ずっと言い訳して生きていくのか」。その言葉で「できないのならできる方法を見つける」という考えに変わったという。

 

当事者団体「ここらぼ」を設立し、悩みを共有する場を設け、講演活動も重ねる。水戸さんは「発達障害は、何らかの欠点と同じぐらい特別な長所を持っている人が多い。その能力の差を認め合い、孤立を招かない社会になってほしい」と願っている。

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