活動報告

職業を知ろう!No.4『ナレーター』❺

2017/03/18

林さん  もちろん、判事さんだけでなく、人前で話す機会が多い学校の先生や講師、営業で人と接する機会が多いビジネスマンもいらっしゃいます。

 

ーー言われてみれば、声を使う仕事はたくさんありますね。

 

林さん  最近では、就職活動を控えた学生さんもいらっしゃいます。面接官に好印象を与えたい場合も、声を磨くと結果につながりやすいと思います。

 

ーーなるほど、社会人だけでなく学生さんも、声を磨くことによって、就職活動を有利にもっていけそうですね。若い世代から、自分の声に関心を持つことで多くのメリットがありそうです。

 

林さん  そうだと思います。実は、6年前から地元の小学校で、定期的に朗読ボランティアをおこなっています。もともとは、朗読を通じて、活字離れが進んでいる子供たちに、日本文学の楽しさを知って頂き、読書に関心を持って頂けたら、と思ったことがきっかけでした。

 

ーー林さんの声で朗読してもらえると、物語の世界にグイグイ引き込まれていきそうです。

 

林さん  朗読を始めると、彼らの顔つきが変わり、目に光が宿るのが分かるんです。

 

ーー小学生の時期から、林さんのような「存在感のある声」や「伝わる声」に触れることは、声に関心を持つことにもつながりそうですね。

 

林さん  そう願っています。実際、声を磨くことで表現性が増し、コミュニケーションも変わります。自分の声に自信を持てれば、心に余裕も持てるので、人前で堂々と話しやすくなるんです。

 

ーーなるほど。「自分の声を磨くことで、他者と交流しやすくなる」という観点は興味深いです。例えば、「不登校」や「ひきこもり」の生徒さんたちの中には、自分の声を磨くことによって、改善へと向かうきっかけになるケースがあるのかもしれません。

 

林さん  そうですね。その可能性はあるでしょう。付け加えて言うと、子供さんだけでなく、その親御さんも、自分たちの声を磨くことは非常に大切なのではないでしょうか。

 

ーー親御さんもですか?

 

林さん  はい。当然ながら、親御さんの声によって子供も少なからず影響を受けているはずです。したがって、親御さんの声が磨かれて変われば、その子供にも何らかのポジティブな作用が働くことは想像できます。

 

続く。

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