活動報告

100%自分の意思で決断すること❶

2016/11/15

11月中旬になり、受験生は進路について考える時間が一般的に多くなります。

 

先日、ある男子の生徒さんが「A高校に進学したい」と伝えてくれました。「どうしてA高校へ行きたいの?」と尋ねると、彼は「親や周りも喜んでくれるだろうし、学校のイメージもいいから」と答えました。

 

もちろん、その理由でA高校へ進学してもOKです。OKなのですが、その返答に「100%本人の意思で決めたという感触はあったか?」というと疑問でした。どこかで、親の顔色を気にして、周囲の空気を読むような決断だったのではないかと。

 

中学生以降になると、幾度となく進路に関しての選択を迫られます。「どの高校や大学を選べば良いか?」「文系と理系、どちらを選択すべきか?」「どの会社に就職すれば幸せか?」

 

「成功した」と笑うこともあれば、「失敗した」と落ち込むこともあるでしょう。それは、あくまで結果に対する感情です。長い人生、結果だけを追いかけて、ずっと成功し続けるとは限りません。失敗して落ち込むことの方が多い時期もあるはずです。

 

それでも、「100%自分の意思で決めた」という過程が、その決断に至るまでにあれば、仮に望むような結果ではなかったとしても、最終的に納得し受け入れやすくなります。そして、失敗を前向きに考え、成長につながります。

 

つまり、決断までの過程を大切にすることは、結果とは別の次元の充実感を与えてくれるのです。

 

続く。

 

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