活動報告

褒めるために❶

2015/02/19

今回は、日常で起こりうる状況下で、どのように接すれば褒める機会が増えるのかを考えてみようと思います。

 

今回の褒めるポイントは二つです。

 

◎「他者と比較するのでなく、過去の本人と比較する」
◎「できた部分に注目する」

 

 

 

CASE❶  中学1年生  男子

 

テスト前の部活休みということもあり、早く帰ってきた息子。テスト前でも、前回は全く勉強しなかったのに、今回は自分の部屋で勉強している様子。

 

夕食時になり、母親が息子を呼びに部屋にやってきた。

 

呼んでも返事がない。集中して勉強してるのかと思い部屋に入ると、そこにはベッドに仰向けで眠っている息子が。。。

 

がっかりしながら起こした後、息子にたずねると、どうやら30分程度は勉強したという。

 

その後は疲れてベッドに横たわり、いつの間にか寝てしまったらしい。

 

さて、ここでどんな言葉がけをしますか?

 

 

 

パターン①

 

「せっかくテスト前の部活休みなのに、30分しか勉強しないで昼寝するって、何を考えてるん?お兄ちゃんなんて、帰ってきてから今までずっと勉強してたのに。それに比べてあんたときたら。。。」

 

〈改善すべき点〉

⑴兄と比較している。

⑵できなかった部分に注目している。

 

 

 

パターン②

 

「前回よりも、勉強がんばったね。普段は、ほとんど勉強しないのに、30分間も机に向かっていられただけでもスゴい進歩だね」

 

〈良い点〉

⑴兄との比較ではなく、過去の本人との比較。

⑵できた部分に注目している。

 

 

 

【まとめ】

 

パターン②は、兄と比較せず、過去の本人と比較しています。比較する場合は、このように他者と比較するのではなく、過去の本人と比較すると褒めやすくなります。少しの成長でも認めることによって、子供は「次はもう少しがんばろうかな」と意欲が出てきます。

 

もう一つは、できた部分に注目しています。できなかった部分に注目しても、褒めることは出来ません。たとえ、30分という短い時間でも、できた部分に意識を向けるから褒めることが出来るのです。

 

確かに、昼寝しているのを見たら、がっかりする気持ちは理解できます。もっとできるはずなのにと、できなかった部分を言いたくなりますが。。。

 

たとえ少しでも、できた部分をしっかり認める。それを積み重ねていくことが大切です。

 

 

次回は、CASE❷で新たなポイントも含めて考えてみようと思います。

 

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