2017年7月の活動報告

心のエネルギー❷

2017/07/12

例えば、真面目な生徒ほど、学校に行けない分を勉強で取り返そうと、非常に高い目標を設定してしまいます。

 

最初は一生懸命頑張るのですが、どうしても途中で苦しくなってしまい、勉強することから遠ざかってしまいます。

 

そうなると、学校に通学できない自分に加えて、家での勉強さえも継続できない自分に対して失望し、さらに自信をなくしてしまいます。

 

何度も自信を失うことによって、再び何かをする意欲が起きづらくなるという悪循環に陥るケースもあります。

 

また、親御さんの立場で考えると、勉強を頑張ろうとする子どもを応援しながら、「学校に行けないのなら、せめて勉強だけでも」と思われる方は少なくないでしょう。

 

しかし、予想に反して、勉強を継続できなかった子どもに対して、イライラしたり失望したりしてしまう場合もあるかもしれません。

 

親子がそろって、悪循環に陥らないようにするには、どうすれば良いでしょうか?

 

続く。

 

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心のエネルギー❶

2017/07/11

「学校へ行けないのであれば、せめて勉強だけでもして欲しい」

 

子どもが通学できなくなった当初、ほとんどの親御さんが言われる言葉です。

 

しかし、実際のところ、生徒さんには、勉強をするための心のエネルギーが残っていないことは珍しくありません。

 

「勉強を頑張りたいと思って、家庭教師をお願いしました」

 

生徒自身が、初めて会った家庭教師に対して、このように明確に言う時でさえ、実は心のエネルギーがあまり残っていないことに、本人が気付いていない場合があります。

 

もし、家庭教師がその生徒の言葉をまともに受けとってしまい、「学校に通学できていない分、それを取り返したいのだな。よし、それなら期待に応えなければ」と意気に感じて、指導を頑張りすぎたとしたら、どうなるでしょうか?

 

もちろん、個人差はありますが、一カ月経たないうちに指導終了となるケースは少なくありません。

 

心が不安定な状態の生徒にとって、一生懸命に勉強することは、心の安定をもたらすメリットもありますが、一方で残り少ないエネルギーを使ってしまうデメリットもあるのです。

 

続く。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/07/10

来週19日、水曜日の午前10時から、津幡町で発達障害児の親の会クローバーが開かれます。

 

あたたかい雰囲気で、親身になって話を聴いて頂ける会です。

 

初めて参加される方も、安心して話すことができます。

 

無料で参加できますので、津幡町以外の方もお気軽にご参加ください。

 

7月19日(水)
津幡町発達障害児の親の会 クローバー
場所 : 石川県河北郡津幡町加賀爪二3番地 津幡町役場となり福祉センター1階相談室
時間 : 午前10〜12時
会費 : 無料ですが、一人一つお菓子を持参
電話 : 076-288-6276
備考 : 当日参加OKです

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また、21日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

今年で28年目をむかえる会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 

7月21日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

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また、小松市では同じ日の午後7時30分から「親の会 KO-まつ」が開かれます。

 

「えいむ石川」は昨年12月から「親の会 KO-まつ」へと名称が変更になりました。場所は今までと同じですが、開始時間が午後7時30分〜になりました。また、会費は500円から100円になり、非常に参加しやすくなりました。ご夫婦で参加されたとしても、合計200円です。

 

会の雰囲気や参加される親御さんたちも、「えいむ石川」を引き継いでいますので、今までに参加されたことがある親御さんたちも安心して参加できます。

 

初めて参加されたある親御さんは、「初参加でしたが、親切に温かく迎えて頂いたので、とても話しやすかったです。また参加したいと思います」と話されていました。

 

当日参加も可能ですので、ご都合の良い時間帯にご参加ください。

 

7月21日(金)
親の会 KO-まつ
場所:小松市こまつまちづくり交流センター
時間:午後7時30分〜午後10時
会費:100円
電話:090-5175-5432

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HSCを知ることのメリット❷

2017/07/09

他の親御さんからは、こんな声もありました。
「もしHSCであると知った時、子ども自身がどんな反応をするのか正直不安です」

 

まず、大前提として「HSCは病気ではない」ということです。

 

また、今までにお会いしたとても敏感な方たちは、自分がHSPやHSCだと知った時、「以前ほど自分を否定しなくなった、もっと早く知りたかった」「自分の存在が間違っていないと分かり安心した」「進路や将来の職業選択に向けて、役立つと思う」など、ポジティブな反応をされています。

 

加えて、ある親御さんは、HSCという彼らの気質を知ったことで、「今までよりイライラする回数が減った」「子どもの言動を受け入れやすくなり、適切に対処しやすくなった」と話されています。

 

そういった点からも、HSC(とても敏感で繊細な子ども)を正しく知ることは、本人はもちろん、周囲の方にとっても大きなメリットがあります。

 

同時に、子どものありのままを受けとめ、自己肯定感を育てていくために非常に大切なことではないでしょうか。

 

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HSCを知ることのメリット❶

2017/07/08

7月28日に放送予定のNHK「ナビゲーション」では、HSCについて取り上げられます。

 

HSCを知ることで、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

ある親御さんからはこんな声もありました。

「最近、HSCとか発達障害とかいろいろ聞くけど、そんなふうに名付けなくても、子どものありのままを受けとめてあげればいいのでは?」

 

確かに、ありのままを受けとめることが理想であり、今後の最終的な目標になると思います。

 

ありのままを受けとめるためには、第一に「正しく知ること」が大切です。

 

例えば、風邪やインフルエンザについて、正しく知ることでそれぞれに合った対処法が分かります。

 

同じように、HSCを正しく知ることによって、発達障害や精神障害だと間違って認識してしまうことから逃れられます。

 

本人や親御さんが、不必要な不安やイライラに陥らずに、正しく対処することが可能になります。

 

続く。

 

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月刊誌『IRODORI』7月号

2017/07/07

今日は、「フリースクールIRORI(いろり)」が発行している月刊誌『IRODORI』の7月号をご紹介します。

 

今月も企画が盛りだくさんです。

 

第2週目の「TRPG」は、トークで進めるRPGゲームにみんなで挑戦します。必要なものは紙とサイコロ、そしてあなたの想像力です!

 

第4週目は、毎月恒例の「COOKING」です。今月はチョコレートプリンを作る予定です。

 

そして、26日は先月に引き続き「お泊りデー」があります。晩御飯作りから寝る準備まで、昼間のいろりとは違った体験ができそうです。

 

また、28日(金)は、午後7時〜9時までお茶会が開かれます。IRORIのお茶会は、親御さんはもちろん、子どもさんも一緒に参加できるお茶会です。

 

詳細はホームページで!
https://docs.wixstatic.com/ugd/851c38_79b94ef4424343f28c526b277e8df171.pdf

 

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考えること、行動すること❸

2017/07/06

ある人の言葉です。
「自分で決めて行動しない限り、人生は一歩も前進しない」

 

自分で決断して行動する人生は、確実に前進していきます。

 

たとえ、途中で転んで停滞しているように見えても、少し休めれば、自分で立ち上がり、それを糧にして成長しながら前進していくのです。

 

もちろん、なかなか自分で決められない方もいるでしょう。

 

そうであっても、自分で考える時間を持ち、時間をかけてでも決断することが大切です。

 

悩むのは全く問題ありませんし、誰かに相談するのもOKです。

 

でも、自分で決めて行動しない限り、人生は一歩も先へ進みません。

 

親御さんが先回りして決めてしまうと、後々になって親が知らないところで子どもが後悔し、人知れず苦しむ場合があります。結果的に、先回りが遠回りになってしまいます。

 

それらを踏まえ、どこの学校に進学したかという「結果」も大切ですが、それ以上に、自分自身で自分の進路について真剣に考え、決断し、行動した「過程」を持つこと自体に意味があります。

 

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考えること、行動すること❷

2017/07/05

みんなの家庭教師の生徒だった方の中にも、この春に全日制高校に入学した後、ゴールデンウイーク後に高校を退学し、その後に通信制高校に新たに入学した方もいます。

 

その生徒さんは、入学後にどうしてもクラスの雰囲気になじめず、学校へ通学するのが困難になったようです。

 

新たに入学した通信制高校では、少しずつ元気を取り戻し、現在は通学できているようです。「最近ようやく慣れてきました!」と、先日LINEで伝えてくれました。

 

一方で、中学3年間をほとんど家で過ごし、全日制高校を受験することに最後まで迷っていたある生徒さんがいました。

 

受験して見事合格し、入学後から現在に至るまで元気に通学できています。先日、話す機会があったのですが、表情が明るくなり、話す時のリズムまでが変わっていることに驚きました。

 

「友達もできて、今は充実しています。受験して良かったです!」と話してくれました。

 

この両者は、入学後の結果が対照的ですが、受験する学校を、どちらも自分の意思で決めた点は同じです。

 

自分で考えて決断した場合、たとえ何らかの理由で学校へ行けなくなり、一時的に停滞したとしても、再び立ち上がって歩き始める人は多いです。

 

続く。

 

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考えること、行動すること❶

2017/07/04

中学3年生にとっては、7月下旬から体験入学が始まり、いよいよ受験を強く意識する時期になりました。

 

みんなの家庭教師の生徒さんも、全日制高校をはじめとして、定時制や通信制も含めた高校選びを真剣に考え始めています。

 

例えば、「全日制」か「通信制」で悩んでいる方がいます。

 

「できれば全日制高校に入学したいけど、3年間通学できるかなぁ」という不安の声を、よく耳にします。

 

実際に、そのことで頭が一杯になってしまい、勉強も含めて何も手がつかなくなる方もいます。

 

一つの考え方ですが、とりあえず全日制高校に入学してみて、その時に自分に合っている高校かどうかを確かめても良いと思います。

 

最悪、どうしても通学することが辛くなった時点で、通信制高校に編入するなどの方法をとる道もあります。

 

考えることは非常に大切ですが、考え過ぎると不安ばかりが先行してしまうこともあるでしょう。

 

誰かに相談し、ある程度考えたうえで決断する。そして、行動した後に再び考えることが大切ではないでしょうか。

 

続く。

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/07/03

来週、7月15日の土曜日に、石川県立金沢中央高校やすらぎ教室にて、「やすらぎの会」が開催されます。

 

アドバイザーとして、金沢星稜大学の高賢一教授が来られ、丁寧に話を聴いて頂けるので、親御さんは安心してお話をすることができます。

 

ゆったりとした居心地の良い空間で、日頃のモヤモヤを吐き出してみませんか。

 

不登校(行きしぶりを含む)やひきこもりで悩まれている親御さんであれば、誰でも会に参加できます。

 

当日参加もOKですし、ご都合の良い時間帯だけの参加も可能です。

 

お気軽にご参加ください。

 

7月15日(土)
やすらぎの会
場所 : 金沢市泉本町6-165 石川県立金沢中央高校やすらぎ教室
時間 : 午後1〜4時
会費 : 会員200円、非会員500円
問い合わせ : やすらぎの会 事務局 miyakoyo@hotmail.co.jp

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