活動報告

高校入学から5カ月後。彼らの『現在地』は?❷

2018/09/13

⬛︎高校入学後の変化

 

今回、ご紹介する生徒は荒木勇人(仮名)君。金沢市内の私立A高校に通う1年生だ。

 

去年までの中学時代、週一度のペースで学校に行ければ良い方だった。一カ月近く、行けない時期もあった。

 

『学校へ行こう』という意思はあっても、制服に着替えている最中、ボタンをとめる指が不意に止まってしまう。そんな朝を繰り返し、なかなか抜け出せず苦しんだ。

 

そんな彼が今年4月、高校に入学して以降、現在まで2日しか欠席していない。土日が休みの中学とは違い、週によっては土曜日も授業がある。

 

「多少の雨でも自転車で通うよ。少しぐらい濡れても大丈夫やし」と、日焼けした顔で元気に話す。

 

学校近くの親戚の家まで、毎日15分かけて自転車で通う。祖母と会話をしてから通学するのも、すっかり毎朝のルーティンになった。

 

 

 

⬛︎将来を見据えた決断

 

勇人君は、中2の9月から、みんなの家庭教師に通い始めた。家から近いため、晴れていれば自転車で通うか、徒歩30分ぐらいで通ってくれる。

 

中学時代、学校へ行けなかった日は、週に数回程度、家族に連れられて行ったジムで身体を動かした。また、休日は家族でよく外出した。決して家にこもってばかりではなかった。

 

去年の冬、A高校を受験しようと決めたのは「内申点をほとんど問わない」と、学校説明会で聞いたから。

 

加えて、近い将来の大学進学を目指す彼にとっては、まずは普通科に入ることで、その目標へ近づきたかったようだ。

 

もともと理数系に強かったため、受験勉強はわりと順調に進んだ。石川県総合模試は全7回のうち5回も受験したし、志望校判定も悪くなかった。特に数学の成績が良かった。

 

高校入学後、成績はクラスで常に上位に入っている。相変わらず数学が強く、苦手だった英語もクラスの平均点を上回るまでになった。今後は、どうやら理系を選択するらしい。

 

 

 

⬛︎理由を探る意味は?

 

「なぜ、高校入学後は通学できるようになったのか?中学と高校で何が変わったのか?」

 

勇人君に限らずだが、学校へ行けない理由がぼんやりしている生徒は意外に多く存在する。

 

生徒自身、理由が本当に分からないようでもあるし、思い出したくないことがあり、無意識に封印しているようでもある。

 

ただ、一つ言えるのは、学校へ行けない理由を探り過ぎてもあまり意味がないということ。だから、普段はそれを問うことはしない。

 

しかし、今回は彼に今までのことを少し聞いてみた。

 

続く。

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