活動報告

〝中間〟を目指す意味❷

2018/08/12

一方で、フリースクールはどうでしょうか。

 

フリースクールは、適応指導教室とは大きく異なります。第一に運営元が違いますし、活動内容が大きく異なります。また、学費がかかる点も大きな違いです。

 

ただ、フリースクールの中には、そこへ通うことで適応指導教室と同じように「出席扱い」になるスクールがあります。

 

それ自体は問題ないですし、むしろ出席扱いになることで、「フリースクールへ通わせたい」と思われる親御さんは少なくないかもしれません。

 

しかし、そこに注意するべき点があります。

 

これは、適応指導教室に通う生徒にも起こり得ることですが、親御さんや周囲の大人が「出席扱い」について強く意識し過ぎると、とても敏感な子どもは「結局、大事なのはそこなの?」と大人たちの本音を察知してしまいます。

 

生徒の立場で言えば、「不登校の現状から立ち直れる場所かどうかを(オレの目線)で考えてくれているのではなく、結局(あんたら大人は)出席扱いになる場所かどうかを重視しているのか」と。

 

そんな大人の損得勘定を感じた途端、とても敏感な子どもは傷ついてしまったり、気持ちが冷めてしまうことが多いです。

 

そういう意味では、フリースクールも〝学校寄り〟の居場所になりかねない危険性をはらんでいると言えるでしょう。

 

続く。

 

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