活動報告

書籍案内『かがみの孤城』

2018/05/20

今回の書籍案内は『かがみの孤城』です。

 

今年の本屋大賞を受賞した作品だけあって、読んだ多くの人の琴線に触れうる作品です。

 

主人公は、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている中学一年のこころ。その主人公こころを通して描く、作者の繊細な心理描写は、大人が「とても敏感な子どもたち」の内面を想像する上で非常に参考になります。

 

また、この作品は500ページを超える長編ですが、子どもでも難しく感じることなく読める内容になっています。

 

その辺りからは、生きづらさを感じている子ども達が手に取ることを強く意識して書いた作品にも感じました。

 

「大丈夫。大丈夫だから、大人になって」
作者の思いは、主人公こころの思いときっと等しいのでしょう。

 

個人的には、「誰かの『現在』は、誰かの『未来』へ繋がっている」ということを、この作品を読みながら強く意識させられました。

 

読んだ後に、周囲に薦めたくなる一冊です!

 

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