活動報告

真の決断で、自立へ近づく❸

2017/08/15

子どもとの距離が近すぎてしまうと、「子どもの問題」であるにも関わらず、あれこれ言いたくなってしまいます。

 

例えば、文系か理系かの選択を決断しなければならない局面があったとします。これは「子どもの問題」であり、「親の問題」ではありません。

 

しかしながら、親の経験や知識でもって、「子どもの問題」として介入してしまった結果、子どもが決断しているように見えて、実質的に親が決断していることに等しくなってしまいます。

 

そうなってしまうと、その後、生徒にとって思い通りにならない困難な状況や結果になった時、親のせいにしたくなったり、自分で乗り越えることが非常に辛くなりやすいです。

 

そして、学校へ通えなくなったりする状況になるケースも珍しくありません。

 

一方で、生徒自身が決断した場合、思い通りにならない状況や結果になったとしても、それを受けとめることができやすくなります。たとえ一時的に落ち込んだとしても、自分で乗り越えられる可能性がぐっと高くなります。

 

つまり、「成功したかどうか?」に関する結果が問題ではなく、「納得して自分で決断したかどうか?」の過程が大きな問題となります。

 

大切なことは、自分で決断して、結果がどうあれ責任をもって受けとめることができるかどうかではないでしょうか。

 

それができた時、「自立」へ大きく前進できたと言えるのではないでしょうか。

 

ある親御さんからの質問です。

「うちの子どもは、なかなか決断できないんです。どうすれば良いでしょうか?」

 

多少の時間がかかったとしても、子ども自身のペースで良いので、問題と向き合うことが必要だと思います。親御さんにも「待つ意識」が必要です。

 

親御さんによっては、もどかしく感じることもあるかもしれません。また、親御さんから見て、遠回りに見えるような決断をするかもしれません。

 

たとえそうであったとしても、子ども自身が問題としっかり向き合えるように、「真の決断」になるように温かく見守って頂きたいです。

 

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