活動報告

新法制定は「不登校を救う希望の光」となるか❷

2015/06/22

一方で、今後課題になる点は何でしょうか?

 
「個別学習計画」について考えてみます。

 
新法が制定され、学校以外での学習が認められれば、「早く学校に復帰しなければならない」という圧力から解放されます。そういう意味では、子供や親にとって以前よりも焦りや不安が軽減されるかもしれません。

 
しかし、もし「個別学習計画」を作成して、それを実行する人しない人で差が生まれ、中学卒業や高校受験資格において有利不利が発生するとなったらどうでしょう。これまでとは違う圧力になるかもしれません。

 
「早く学校に復帰しなければならない」から「早く個別学習計画を作成して実行しなければならない」の圧力に変わり、結局これまでと同じように、焦りや不安が発生する可能性があります。

 

やっとの思いで学校から逃れてきて、相当に心が疲れている子供もいるはずです。

 

休む暇を与えられず、急かすように周囲から「個別学習計画」を作成するように言われたら、すでに苦しんでいる子供に追い打ちを与えるようなことになりかねません。

 
だからこそ、心が疲れている子供達の目線に立ち、彼らの痛みに十分な共感がなされた新法であってもらいたいです。

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