活動報告

不登校だった生徒の「その後」❷

2015/06/01

一つは、高校進学を考える時に、全日制の高校だけでなく、定時制や通信制の高校まで選択肢を広げること、決断は生徒自身がすることが大切です。

 

高校=全日制、というこだわりを捨てて、本当に自分に合った高校を生徒本人が選ぶことは、高校に通い続けるうえで、非常に意味があります。

 
一つの例として、親が子供に全日制の高校へ行くよう強引に勧めた後に、入学した高校で不登校が再発したケースがあります。その時に、子供が絶望感に襲われ、「親のせいでこうなったんだ」と、家庭内暴力に発展したことがありました。

 
このように、本人が望まない高校への進学は、かえって事態をこじらせる可能性を高めてしまいます。最終的には、子供自身が決断し、親はそれを尊重することが重要です。

 

 
もう一つは、「子供のために、親が本当の意味での味方になることができるか」です。

 
不登校の生徒と話をした時に、よくこんな声を耳にします。

 
「親はどうでもいい時に口出しするくせに、力になって欲しい時には全然かまってくれん」

 
親は、どんな時に子供の力になればいいのか、背中を押してあげればいいのかを、しっかり見極める必要があります。

 
不登校を経験した生徒が高校進学後に、不登校を再発する可能性もあります。その時に、親がどんな対応をするかで、その後が大きく変わっていきます。

 
無理に学校へ行かせようとするのか、それとも子供の気持ちに寄り添い、話にじっくり耳を傾ける姿勢をとるのか。非常に重要な分岐点になります。

 
「親」という漢字のように、木の陰に立ってそっと子供を見守る、という姿勢で接することが求められます。

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