活動報告

職業を知ろう!No.4『ナレーター』❻

2017/03/21

林さん  僕自身、学生の頃は、常に周囲の反応を気にしながら行動するような人間でした。自分という存在を押し殺して、「親や学校の先生に好かれよう、周囲に当たり障りのない存在でいよう」と努めていました。

 

ーー何事も、周囲の空気を読みながら決めていく生き方、つまり、本当の自分の人生を歩んでいない感じだったのですか?

 

林さん  そうです。そうなってしまうと、それにふさわしい声、つまり暗い声や、自信のない声しか出ませんでした。そのような生き方をして、何が一番良くないかというと、その「自信のない声」を他でもない自分自身が、日々聞き続けているということです。その声を聞き続けているために、だんだんと負のスパイラルにはまっていってしまうんです。

 

ーー悪循環に陥り、自己肯定感も育っていかないですね。

 

林さん  生きている実感を持てないと思います。その悪い状態を変えるために、どれだけ本を読み、たくさん勉強して理屈で分かろうとしても、その良くない声を自分自身が聞いている限りは、なかなか簡単にはそこから抜け出せない現実があります。

 

ーー抜け出すために、時間がかかります。

 

林さん  そこから抜け出す一つの方法として、理屈云々は置いといて、まずは「声を改善する」こと、自分のなかに「しっかりした声を作ること」が、悪い流れを変えるきっかけになります。例えば、自分が不安になったり、心細くなった時に、「大丈夫だ!」とか「いける!」のようなキーワードを決めて、それを芯の通った声、自分に響く声を自分に向けて発することで、自分で自分の背中を押すことができます。

 

ーー「自分の声で自分の背中を押せる」というのは、心強いですね。

 

林さん  そうです。それと同時に、先ほど言ったように、親御さんの声も非常に大切です。子供は親の声を毎日聞くはずです。親御さんの声が改善されると、当然ながら、その声を長時間聞く子供にも大きな影響を与えるでしょう。

 

ーー林さんが言われるように、自分の声に焦点を当てて改善すると同時に、家族の声も重要であるということが理解できました。今までは、不登校の問題を「声」から改善していくという発想すらありませんでした。「目から鱗」です。

 

続く。

 

 

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林さんの「伝わる声」が聞けます!

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