活動報告

不登校を少なくするために❸

2015/04/23

前回に引き続き、幼少期からの自己肯定感を高めるために、どうすればよいでしょうか?

 

もう一つは、「子供の話に耳を傾け、気持ちに共感すること」です。

 

嬉しい時も悲しい時も、子供の気持ちに寄り添い、しっかり話に耳を傾けることで、「自分は愛されているんだ、大切にされているんだ」と自分の存在に自信を持ち、自己肯定感が高まります。

 

子供は、ある程度の年齢に達すると、「自立する時期」にさしかかります。親より友達に悩みを打ちあけたり、気持ちを共感してもらったりする機会が多くなります。

 

しかし、子供が親に何かを相談した時、子供の気持ちに共感しながら話を聴くことを怠ると、自立とは違う意味で子供が離れてしまいます。

 

例えば、子供が進路の相談をしてきた時に、子供の気持ちに共感せず、「その場合は〜すべきだ」「こうしたほうが、お前の将来のためだ」と言ったとしたらどうでしょうか?

 

親の立場から、大切な子供のためを思って、そのように言ったのかもしれません。

 

ところが、そう言ったことで子供の決断を尊重しなかったことになり、子供としては「親に相談してもムリ」となってしまいます。その結果、「うちの子供は、何も話してくれない」と嘆く原因の一つにつながります。

 

一方で、子供の話に耳を傾け、気持ちに共感することは、「いざという時は親に相談すればいいんだ」という安心感を子供に与えます。それは、自己肯定感を高め、直面するであろう不安や恐れを和らげるために、大いに貢献するでしょう。

 

 

 

不登校を少なくするために、そして幼少期から自己肯定感を高めるために、

◎「〜してくれてありがとう」を積極的に使うこと
◎子供の話に耳を傾け、気持ちに共感すること

 

 

次回は、HSP(highly sensitive person)について紹介します。

 

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