活動報告

職業を知ろう! No1. 『客室乗務員(キャビンアテンダント)』❹

2016/08/26

ーー次に、休日や残業について教えて頂けますか?

 

山下さん  基本的に、月に約90時間の乗務に対して、月に10日の休日があります。また、ほとんど残業はありませんが、トラブルがあった時はレポートを提出する必要があります。

 

ーー休みの日は、どんなふうに過ごされていましたか?

 

山下さん  友人とランチへ行ったり、ヨガやマッサージ、観劇でリフレッシュしていました。

 

ーー英語の力は、実際にどの程度必要とされますか?

 

山下さん  採用基準としての英語力は、TOEIC600点以上が必要です。入社後も、スキルアップが求められます。例えば、チーフになるために750点以上が要求されます。

 

ーーやはり学生時代から勉強しといた方がいいですね。

 

山下さん  私は英語で苦労したので、絶対に早めに勉強したほうがいいと思います。

 

ーー客室乗務員は、常に笑顔で優しく対応されているイメージがあります。実際、どんな性格の方が多いのですか?

 

山下さん  客室乗務員という仕事は、酔っぱらいのお客様、暴言をはくお客様などの様々なお客様に対応しなければなりません。そのため、ときに毅然とした態度で接する必要があります。もちろん、優しさがあるのは大前提ですが、入社後、全員が徐々に強い女性に変わっていきます。強くないと、やっていけない仕事ですね。

 

ーー優しさだけでなく、強さが必要なんですね。体力やパワーも必要ですし、従来のイメージとの違いを感じる人も多いかもしれません。

 

山下さん  みんな鍛えられて、強い女性へ変身していきます(笑)

 

ーー客室乗務員時代、一番の大きなトラブルは何でしたか?

 

山下さん  気流が原因で発生する、突然の大きな揺れです。足が浮き、カートも浮くぐらいの揺れに遭遇したことがありました。席にも戻れず、しゃがみ込み、イスにつかまりながら、「シートベルトをしめてください!」と叫びながら、揺れがおさまるまで待つしかありませんでした。

 

ーーどんな揺れでも、常に冷静に対応しているイメージがありますが、それでも大変な場合もあるんですね。

 

山下さん  気流が原因で起こる揺れは、ほとんどの場合、事前に察知しているのですが、予測不可能な突然の揺れは本当に恐怖でした。過去には、揺れによる転倒が原因で、大ケガをされた方もいらっしゃいました。

 

ーーそれを聞くと、過酷さが伝わってきます。その他にも、トラブルや御苦労はありましたか?

 

山下さん  規則を守って頂けないお客様への対応に悩まされたことが時々ありました。また、お客様のご要望にどうしてもお応えできない時の対応にも苦慮しました。

 

続く。

 

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