活動報告

『居場所』❶

2016/06/07

子供が不登校になると、学校以外の居場所を探す親御さんは少なくありません。学校へ通えなくなっても、適応指導教室などに通わせることができれば、親としてとりあえず安心できるのかもしれません。

 

「決まった時間に決まった場所に通えば、生活のリズムを保てる」「家にずっといると、不登校が長引くのではと心配になる」といった声はよく聞きます。

 

しかし、実際に学校へ通えなくなった後、すぐに家の外へ出て行ける子供は多くありません。外へ出るためのエネルギーが不足しているからです。それでも、学校や親に指定された居場所(適応指導教室など)に、残り少ないエネルギーをふりしぼり通おうとします。最悪なのは、学校に引き続いてそこも通えなくなったとき、さらに自信を失うことです。

 

このように、不登校になった直後の、学校や親が主導になる居場所探しは、すでに疲れている子供をさらに追い込み、不登校の長期化を招きかねません。そんな状況で、子供にとっての居場所はどこでしょうか?

 

例えば、自分の部屋、ベッドや押入れ、自宅のリビングなどの空間に加え、ゲームやアニメの世界も居場所になり得ます。その人によって、一番価値のある場所が居場所になるのです。不登校直後は、自分の居場所にいることで安全や安心を感じ、回復することができます。

 

続く。

 

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